この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜12月期のあいの風とやま鉄道線 (富山駅～高岡駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +18.5％( +5.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 75 件(１年前(2023年)に比べて +19.0％( +12件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 17.5年(昨年 19.8年から -11.8 ％減)。平均専有面積は 72.7 ㎡ (昨年 70.7 ㎡から +2.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。富山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは富山駅で昨年に比べ +24.3 ％、単価は 38.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(富山駅)は +24.3 ％(単価 +7.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(高岡駅)は +13.0 ％(単価 +2.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 19.8 年 → 2024年 17.5 年、-11.8 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 17.2 分 → 2024年 14.6 分、-15.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.7 ％ → 2024年 26.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 40.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +24.3％( +7.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 54 件(１年前(2023年)に比べて +5.9％( +3件/㎡)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +13.0％( +2.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて +75.0％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| あいの風とやま鉄道線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 富山駅 | 38.4万/㎡ (15.7年/72.5㎡) | 30.9万/㎡ (19.5年/68.7㎡) | 34.3万/㎡ (16.1年/73.0㎡) |
| 高岡駅 | 24.5万/㎡ (22.1年/73.1㎡) | 21.7万/㎡ (21.5年/79.2㎡) | 17.7万/㎡ (25.6年/66.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
富山駅 38.4 万/㎡(昨年同期比 +24.3 ％)
富山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +24.3％( +7.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 54 件(１年前(2023年)に比べて +5.9％( +3件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 15.7年(昨年 19.5年から -19.2 ％減)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 68.7 ㎡から +5.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 19.5 年 → 2024年 15.7 年、-19.2 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2023年 16.8 分 → 2024年 14.6 分、-13.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.0 ％ → 2024年 28.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 48.0 ％ → 2024年 35.2 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 ％ → 2024年 9.3 ％)
高岡駅 24.5 万/㎡(昨年同期比 +13.0 ％)
高岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +13.0％( +2.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて +75.0％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 21.5年から +3.0 ％増)。平均専有面積は 73.1 ㎡ (昨年 79.2 ㎡から -7.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 18.8 分 → 2024年 14.6 分、-22.5 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 58.3 ％ → 2024年 52.4 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示