【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の近鉄南大阪線 (尺土駅~橿原神宮前駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +3.9%( +0.7万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2024年)に比べて -49.1%( -27件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.4年(昨年 31.2年から +0.7 %増)。平均専有面積は 72.0 ㎡ (昨年 69.9 ㎡から +2.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。高田市駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは高田市駅で昨年に比べ +34.6 %、単価は 25.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(高田市駅)は +34.6 %(単価 +6.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(橿原神宮前駅)は -10.4 %(単価 -2.4 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 68.5 % → 2025年 75.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高田市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +34.6%( +6.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった坊城駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -8.0%( -0.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄南大阪線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 尺土駅 | - | 8.0万/㎡ (34.6年/62.0㎡) | 7.5万/㎡ (37.1年/62.7㎡) |
| 高田市駅 | 25.5万/㎡ (24.0年/66.0㎡) | 18.9万/㎡ (25.5年/76.0㎡) | 14.1万/㎡ (24.9年/71.1㎡) |
| 坊城駅 | 9.8万/㎡ (31.2年/65.0㎡) | 10.7万/㎡ (29.7年/63.5㎡) | 8.7万/㎡ (29.6年/66.0㎡) |
| 橿原神宮西口駅 | - | 12.5万/㎡ (34.8年/80.0㎡) | 14.2万/㎡ (33.8年/71.2㎡) |
| 橿原神宮前駅 | 20.4万/㎡ (33.6年/75.6㎡) | 22.8万/㎡ (31.9年/71.8㎡) | 20.5万/㎡ (31.6年/76.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
高田市駅 25.5 万/㎡(昨年同期比 +34.6 %)
高田市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +34.6%( +6.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 24.0年(昨年 25.5年から -6.1 %減)。平均専有面積は 66.0 ㎡ (昨年 76.0 ㎡から -13.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 8.0 分 → 2025年 4.8 分、-40.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 % → 2025年 80.0 %)
橿原神宮前駅 20.4 万/㎡(昨年同期比 -10.4 %)
橿原神宮前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -10.4%( -2.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2024年)に比べて -47.1%( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.6年(昨年 31.9年から +5.3 %増)。平均専有面積は 75.6 ㎡ (昨年 71.8 ㎡から +5.3 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 % → 2025年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.4 分 → 2025年 7.2 分、+32.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 48.5 % → 2025年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示