【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のおおさか東線 (新大阪駅~久宝寺駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -1.2%( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 304 件(1年前(2024年)に比べて -44.3%( -242件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.4年(昨年 30.4年から +3.4 %増)。平均専有面積は 51.5 ㎡ (昨年 52.6 ㎡から -2.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。高井田中央駅、JR河内永和駅、新加美駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのはJR河内永和駅で昨年に比べ +43.6 %、単価は 50.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(JR河内永和駅、高井田中央駅)は +37.3 %(単価 +12.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(JR俊徳道駅、JR淡路駅)は -63.3 %(単価 -44.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.7 % → 2025年 16.1 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 29.6 % → 2025年 28.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 24.9 % → 2025年 20.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 39.2 % → 2025年 41.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった久宝寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は55.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +0.3%( +0.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 26 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となったJR俊徳道駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -82.1%( -59.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| おおさか東線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新大阪駅 | 47.4万/㎡ (35.0年/32.2㎡) | 45.6万/㎡ (34.2年/37.6㎡) | 44.0万/㎡ (32.9年/39.1㎡) |
| 南吹田駅 | 38.1万/㎡ (27.0年/50.0㎡) | 44.7万/㎡ (23.5年/82.5㎡) | 28.9万/㎡ (40.7年/70.0㎡) |
| JR淡路駅 | 36.4万/㎡ (30.4年/46.4㎡) | 65.5万/㎡ (17.7年/34.7㎡) | 31.9万/㎡ (35.1年/53.7㎡) |
| 城北公園通駅 | 37.2万/㎡ (34.3年/75.3㎡) | 38.5万/㎡ (34.1年/66.4㎡) | 37.8万/㎡ (30.2年/69.3㎡) |
| JR野江駅 | 39.5万/㎡ (35.7年/60.0㎡) | 37.6万/㎡ (34.5年/59.6㎡) | 43.1万/㎡ (27.4年/61.4㎡) |
| 鴫野駅 | 48.9万/㎡ (25.9年/66.9㎡) | 44.7万/㎡ (26.7年/72.0㎡) | 42.1万/㎡ (25.1年/66.0㎡) |
| 放出駅 | 41.4万/㎡ (30.1年/67.1㎡) | 48.9万/㎡ (26.1年/62.7㎡) | 44.3万/㎡ (23.8年/73.8㎡) |
| 高井田中央駅 | 41.2万/㎡ (16.0年/85.0㎡) | 31.5万/㎡ (29.3年/70.0㎡) | - |
| JR河内永和駅 | 50.0万/㎡ (20.0年/70.0㎡) | 34.8万/㎡ (25.8年/42.5㎡) | 26.0万/㎡ (44.3年/50.0㎡) |
| JR俊徳道駅 | 12.9万/㎡ (51.3年/45.0㎡) | 71.9万/㎡ (0.6年/65.0㎡) | - |
| JR長瀬駅 | - | - | - |
| 衣摺加美北駅 | 28.2万/㎡ (32.8年/71.7㎡) | 24.6万/㎡ (36.3年/66.1㎡) | 28.6万/㎡ (29.8年/71.7㎡) |
| 新加美駅 | 27.0万/㎡ (38.0年/66.0㎡) | 22.3万/㎡ (37.4年/57.5㎡) | 26.0万/㎡ (34.2年/60.0㎡) |
| 久宝寺駅 | 55.0万/㎡ (13.9年/76.2㎡) | 54.8万/㎡ (16.4年/75.4㎡) | 53.2万/㎡ (14.7年/71.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
JR河内永和駅 50.0 万/㎡(昨年同期比 +43.6 %)
JR河内永和駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +43.6%( +15.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 25.8年から -22.3 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 42.5 ㎡から +64.7 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 25.8 年 → 2025年 20.0 年、-22.3 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.0 分 → 2025年 5.0 分、-50.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 100.0 %)
高井田中央駅 41.2 万/㎡(昨年同期比 +30.9 %)
高井田中央駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +30.9%( +9.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 29.3年から -45.3 %減)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +21.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 29.3 年 → 2025年 16.0 年、-45.3 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 11.0 分 → 2025年 13.0 分、+18.2 %と増加)
JR俊徳道駅 12.9 万/㎡(昨年同期比 -82.1 %)
JR俊徳道駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -82.1%( -59.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 51.3年(昨年 0.6年から +8647.7 %増)。平均専有面積は 45.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -30.8 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 0.6 年 → 2025年 51.3 年、+8647.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.0 分 → 2025年 7.0 分、+40.0 %と大きく増加)
JR淡路駅 36.4 万/㎡(昨年同期比 -44.5 %)
JR淡路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -44.5%( -29.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2024年)に比べて -62.1%( -18件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.4年(昨年 17.7年から +71.4 %増)。平均専有面積は 46.4 ㎡ (昨年 34.7 ㎡から +33.8 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 8.7 分 → 2025年 6.7 分、-22.5 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 18.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.7 年 → 2025年 30.4 年、+71.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 17.9 % → 2025年 72.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示