【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR日豊本線 (中津駅～佐伯駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -3.1％( -0.8万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 54 件(１年前(2024年)に比べて -82.5％( -255件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 23.2年から +8.9 ％増)。平均専有面積は 71.8 ㎡ (昨年 70.8 ㎡から +1.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。大分駅、鶴崎駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大分駅で昨年に比べ +13.8 ％、単価は 33.1 万円/㎡となった。
上位 2 駅(大分駅、鶴崎駅)は +12.2 ％(単価 +2.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(別府駅、牧駅)は -37.0 ％(単価 -10.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.4 ％ → 2025年 11.1 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.7 ％ → 2025年 5.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.4 ％ → 2025年 13.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.3 ％ → 2025年 53.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +13.8％( +4.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2024年)に比べて -81.0％( -115件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大在駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +5.1％( +0.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR日豊本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 中津駅 | - | 22.5万/㎡ (16.1年/76.2㎡) | 15.1万/㎡ (30.8年/71.2㎡) |
| 宇佐駅 | - | - | - |
| 杵築駅 | - | 15.6万/㎡ (23.5年/90.0㎡) | 15.0万/㎡ (22.8年/100㎡) |
| 亀川駅 | - | 17.3万/㎡ (31.0年/75.0㎡) | 14.7万/㎡ (0年/75.0㎡) |
| 別府大学駅 | 16.7万/㎡ (34.0年/30.0㎡) | 18.1万/㎡ (30.9年/72.4㎡) | 17.8万/㎡ (24.5年/68.8㎡) |
| 別府駅 | 18.6万/㎡ (36.2年/76.7㎡) | 30.7万/㎡ (17.9年/74.5㎡) | 23.2万/㎡ (24.3年/67.7㎡) |
| 東別府駅 | 29.2万/㎡ (36.0年/130㎡) | - | - |
| 西大分駅 | - | 33.5万/㎡ (14.5年/78.5㎡) | 27.3万/㎡ (24.1年/76.7㎡) |
| 大分駅 | 33.1万/㎡ (18.7年/74.4㎡) | 29.1万/㎡ (23.4年/69.0㎡) | 27.9万/㎡ (23.8年/69.9㎡) |
| 牧駅 | 15.0万/㎡ (30.5年/64.0㎡) | 22.8万/㎡ (26.4年/73.5㎡) | 15.2万/㎡ (28.6年/75.0㎡) |
| 高城駅 | 24.6万/㎡ (25.6年/69.0㎡) | 22.6万/㎡ (23.6年/70.6㎡) | 24.1万/㎡ (23.3年/78.6㎡) |
| 鶴崎駅 | 18.0万/㎡ (32.8年/75.0㎡) | 16.3万/㎡ (30.0年/63.8㎡) | 15.3万/㎡ (29.7年/70.8㎡) |
| 大在駅 | 8.6万/㎡ (33.5年/25.0㎡) | 8.2万/㎡ (33.0年/25.0㎡) | 7.6万/㎡ (33.0年/24.2㎡) |
| 坂ノ市駅 | - | - | - |
| 上臼杵駅 | - | - | - |
| 臼杵駅 | - | - | 8.0万/㎡ (34.8年/60.0㎡) |
| 海崎駅 | - | - | - |
| 佐伯駅 | - | - | 18.5万/㎡ (36.3年/65.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
大分駅 33.1 万/㎡(昨年同期比 +13.8 ％)
大分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +13.8％( +4.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2024年)に比べて -81.0％( -115件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.7年(昨年 23.4年から -19.9 ％減)。平均専有面積は 74.4 ㎡ (昨年 69.0 ㎡から +7.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 23.4 年 → 2025年 18.7 年、-19.9 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.5 ％ → 2025年 11.1 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 44.0 ％ → 2025年 40.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 10.4 ％ → 2025年 7.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 3.7 ％ → 2025年 3.7 ％)
鶴崎駅 18.0 万/㎡(昨年同期比 +10.7 ％)
鶴崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +10.7％( +1.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.8年(昨年 30.0年から +9.3 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 63.8 ㎡から +17.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 18.2 分 → 2025年 22.5 分、+23.3 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 87.5 ％ → 2025年 100.0 ％)
別府駅 18.6 万/㎡(昨年同期比 -39.4 ％)
別府駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -39.4％( -12.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて -81.6％( -40件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.2年(昨年 17.9年から +101.9 ％増)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 74.5 ㎡から +2.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.4 ％ → 2025年 22.2 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 17.9 年 → 2025年 36.2 年、+101.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.1 ％ → 2025年 50.0 ％)
牧駅 15.0 万/㎡(昨年同期比 -34.5 ％)
牧駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -34.5％( -7.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -25件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 26.4年から +15.5 ％増)。平均専有面積は 64.0 ㎡ (昨年 73.5 ㎡から -12.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 26.4 年 → 2025年 30.5 年、+15.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 17.2 ％ → 2025年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示