【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のJR久大本線 (日田駅~大分駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +13.7%( +3.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 76 件(1年前(2024年)に比べて -60.2%( -115件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.9年(昨年 23.5年から -10.8 %減)。平均専有面積は 75.2 ㎡ (昨年 71.6 ㎡から +5.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。豊後国分駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは豊後国分駅で昨年に比べ +26.9 %、単価は 39.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(豊後国分駅)は +26.9 %(単価 +8.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(日田駅)は -24.7 %(単価 -5.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 23.5 年 → 2025年 20.9 年、-10.8 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.7 % → 2025年 12.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 47.5 % → 2025年 44.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 10.9 % → 2025年 7.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 2.8 % → 2025年 1.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった豊後国分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +26.9%( +8.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった日田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -24.7%( -5.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR久大本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 日田駅 | 17.1万/㎡ (35.3年/70.0㎡) | 22.8万/㎡ (20.6年/82.5㎡) | - |
| 由布院駅 | - | 11.4万/㎡ (35.6年/60.0㎡) | 9.5万/㎡ (31.6年/112㎡) |
| 豊後国分駅 | 39.4万/㎡ (10.5年/75.0㎡) | 31.0万/㎡ (12.6年/76.2㎡) | 34.8万/㎡ (10.4年/76.7㎡) |
| 賀来駅 | - | 21.5万/㎡ (16.8年/76.7㎡) | 18.9万/㎡ (28.8年/82.5㎡) |
| 南大分駅 | 26.1万/㎡ (18.8年/89.2㎡) | 24.0万/㎡ (21.6年/81.7㎡) | 24.2万/㎡ (23.6年/79.2㎡) |
| 古国府駅 | 24.0万/㎡ (30.0年/77.0㎡) | 22.8万/㎡ (27.2年/80.2㎡) | 23.0万/㎡ (24.4年/74.7㎡) |
| 大分駅 | 32.5万/㎡ (20.7年/73.8㎡) | 29.1万/㎡ (23.4年/69.2㎡) | 27.9万/㎡ (23.8年/69.9㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
豊後国分駅 39.4 万/㎡(昨年同期比 +26.9 %)
豊後国分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は39.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +26.9%( +8.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.5年(昨年 12.6年から -16.9 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 76.2 ㎡から -1.6 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 12.6 年 → 2025年 10.5 年、-16.9 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 50.0 %)
日田駅 17.1 万/㎡(昨年同期比 -24.7 %)
日田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -24.7%( -5.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.3年(昨年 20.6年から +70.9 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 82.5 ㎡から -15.2 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 20.6 年 → 2025年 35.3 年、+70.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.0 分 → 2025年 20.0 分、+300.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示