この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR成田線我孫子支線 (成田駅~我孫子駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +10.6%( +2.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 31 件(1年前(2024年)に比べて -35.4%( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.4年(昨年 31.0年から +10.9 %増)。平均専有面積は 78.9 ㎡ (昨年 78.8 ㎡から +0.2 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。布佐駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは布佐駅で昨年に比べ +44.9 %、単価は 10.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(布佐駅)は +44.9 %(単価 +3.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(我孫子駅)は -5.5 %(単価 -1.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 37.5 % → 2025年 32.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 31.0 年 → 2025年 34.4 年、+10.9 %と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 11.3 分 → 2025年 12.8 分、+13.1 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.5 % → 2025年 45.2 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 4.8 % → 2025年 3.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった我孫子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -5.5%( -1.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 21 件(1年前(2024年)に比べて -12.5%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった布佐駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +44.9%( +3.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -80.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR成田線我孫子支線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
成田駅 | 17.3万/㎡ (37.7年/75.6㎡) | 17.0万/㎡ (34.8年/73.4㎡) | 16.4万/㎡ (34.8年/73.9㎡) |
布佐駅 | 10.4万/㎡ (43.0年/75.0㎡) | 7.2万/㎡ (42.0年/75.0㎡) | 7.7万/㎡ (41.0年/80.0㎡) |
湖北駅 | - | - | 8.4万/㎡ (53.0年/70.0㎡) |
東我孫子駅 | - | - | - |
我孫子駅 | 31.6万/㎡ (32.6年/80.5㎡) | 33.4万/㎡ (25.7年/83.8㎡) | 36.1万/㎡ (24.3年/82.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
布佐駅 10.4 万/㎡(昨年同期比 +44.9 %)
布佐駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +44.9%( +3.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -80.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.0年(昨年 42.0年から +2.4 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +0.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 80.0 % → 2025年 100.0 %)
我孫子駅 31.6 万/㎡(昨年同期比 -5.5 %)
我孫子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -5.5%( -1.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 21 件(1年前(2024年)に比べて -12.5%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 32.6年(昨年 25.7年から +26.7 %増)。平均専有面積は 80.5 ㎡ (昨年 83.8 ㎡から -3.9 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 % → 2025年 19.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 25.7 年 → 2025年 32.6 年、+26.7 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 9.1 分 → 2025年 10.7 分、+18.0 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.8 % → 2025年 38.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示