【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の京成千葉線 (京成津田沼駅～千葉中央駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +3.3％( +1.2万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 59 件(１年前(2024年)に比べて -39.8％( -39件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.5年(昨年 29.3年から +0.6 ％増)。平均専有面積は 68.5 ㎡ (昨年 67.2 ㎡から +1.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。京成幕張駅、検見川駅、みどり台駅、新千葉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは検見川駅で昨年に比べ +77.2 ％、単価は 31.9 万円/㎡となった。
上位 2 駅(検見川駅、新千葉駅)は +73.9 ％(単価 +16.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(西登戸駅、千葉中央駅)は -34.5 ％(単価 -18.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.3 ％ → 2025年 11.9 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.2 ％ → 2025年 12.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2024年 18.4 ％ → 2025年 17.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +70.6％( +19.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西登戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -48.8％( -25.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 京成千葉線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 京成津田沼駅 | 32.0万/㎡ (40.1年/70.6㎡) | 30.2万/㎡ (34.9年/74.3㎡) | 29.6万/㎡ (38.0年/71.5㎡) |
| 京成幕張本郷駅 | 64.0万/㎡ (7.3年/75.0㎡) | - | - |
| 京成幕張駅 | 40.0万/㎡ (23.3年/75.0㎡) | 25.9万/㎡ (32.9年/75.0㎡) | 39.0万/㎡ (21.9年/80.0㎡) |
| 検見川駅 | 31.9万/㎡ (34.1年/65.0㎡) | 18.0万/㎡ (33.8年/20.0㎡) | 31.7万/㎡ (31.5年/55.0㎡) |
| 京成稲毛駅 | 36.0万/㎡ (26.2年/73.3㎡) | 32.3万/㎡ (27.8年/77.0㎡) | 32.2万/㎡ (28.7年/68.3㎡) |
| みどり台駅 | 28.0万/㎡ (31.3年/70.8㎡) | 21.9万/㎡ (36.7年/67.3㎡) | 15.2万/㎡ (46.1年/58.1㎡) |
| 西登戸駅 | 26.7万/㎡ (36.3年/70.0㎡) | 52.1万/㎡ (16.4年/75.0㎡) | 19.7万/㎡ (43.7年/58.3㎡) |
| 新千葉駅 | 47.1万/㎡ (23.3年/70.0㎡) | 27.6万/㎡ (33.4年/61.7㎡) | - |
| 千葉中央駅 | 44.7万/㎡ (21.3年/61.5㎡) | 55.9万/㎡ (14.6年/57.0㎡) | 48.7万/㎡ (17.3年/64.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
検見川駅 31.9 万/㎡(昨年同期比 +77.2 ％)
検見川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +77.2％( +13.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.1年(昨年 33.8年から +1.1 ％増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 20.0 ㎡から +225.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 8.0 分 → 2025年 6.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
新千葉駅 47.1 万/㎡(昨年同期比 +70.6 ％)
新千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +70.6％( +19.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 33.4年から -30.4 ％減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 61.7 ㎡から +13.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 33.4 年 → 2025年 23.3 年、-30.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 5.7 分 → 2025年 4.0 分、-29.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 66.7 ％ → 2025年 100.0 ％)
西登戸駅 26.7 万/㎡(昨年同期比 -48.8 ％)
西登戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -48.8％( -25.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 36.3年(昨年 16.4年から +121.4 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -6.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 16.4 年 → 2025年 36.3 年、+121.4 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.0 分 → 2025年 12.5 分、+78.6 ％と大きく増加)
千葉中央駅 44.7 万/㎡(昨年同期比 -20.2 ％)
千葉中央駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -20.2％( -11.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて -37.0％( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 14.6年から +46.0 ％増)。平均専有面積は 61.5 ㎡ (昨年 57.0 ㎡から +7.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.1 ％ → 2025年 29.4 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 33.3 ％ → 2025年 43.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 14.6 年 → 2025年 21.3 年、+46.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2024年 4.0 分 → 2025年 4.4 分、+10.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 9.1 ％ → 2025年 23.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 48.1 ％ → 2025年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示