【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年10月〜12月期の山万ユーカリが丘線 (ユーカリが丘駅~井野駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +8.9%( +2.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 25 件(1年前(2023年)に比べて +78.6%( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.5年(昨年 25.2年から +13.1 %増)。平均専有面積は 81.2 ㎡ (昨年 89.3 ㎡から -9.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。中学校駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは中学校駅で昨年に比べ +80.7 %、単価は 33.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(中学校駅)は +80.7 %(単価 +15.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(ユーカリが丘駅)は +11.1 %(単価 +2.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 52.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 25.2 年 → 2024年 28.5 年、+13.1 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.1 分 → 2024年 8.2 分、+32.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 57.1 % → 2024年 68.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中学校駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +80.7%( +15.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったユーカリが丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +11.1%( +2.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2023年)に比べて +38.5%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 山万ユーカリが丘線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| ユーカリが丘駅 | 28.4万/㎡ (27.8年/84.2㎡) | 25.6万/㎡ (24.9年/90.4㎡) | 31.9万/㎡ (23.5年/90.6㎡) |
| 地区センター駅 | - | - | - |
| 女子大駅 | 11.0万/㎡ (42.8年/75.0㎡) | - | 9.2万/㎡ (40.8年/75.0㎡) |
| 中学校駅 | 33.7万/㎡ (20.3年/75.0㎡) | 18.7万/㎡ (28.8年/75.0㎡) | - |
| 井野駅 | 14.3万/㎡ (27.8年/65.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
中学校駅 33.7 万/㎡(昨年同期比 +80.7 %)
中学校駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +80.7%( +15.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.3年(昨年 28.8年から -29.6 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +0.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 28.8 年 → 2024年 20.3 年、-29.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 3.0 分 → 2024年 2.2 分、-25.0 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 50.0 %)
ユーカリが丘駅 28.4 万/㎡(昨年同期比 +11.1 %)
ユーカリが丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +11.1%( +2.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2023年)に比べて +38.5%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 24.9年から +11.7 %増)。平均専有面積は 84.2 ㎡ (昨年 90.4 ㎡から -6.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 24.9 年 → 2024年 27.8 年、+11.7 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.4 分 → 2024年 10.2 分、+60.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 53.8 % → 2024年 76.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示