【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の北総鉄道 (矢切駅～印旛日本医大駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -0.8％( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 187 件(１年前(2024年)に比べて -58.0％( -258件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 27.9年から -1.6 ％減)。平均専有面積は 83.4 ㎡ (昨年 82.8 ㎡から +0.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。矢切駅、新鎌ケ谷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西白井駅で昨年に比べ +107.1 ％、単価は 24.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(西白井駅、新鎌ケ谷駅)は +92.9 ％(単価 +22.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(秋山駅、小室駅)は -34.3 ％(単価 -13.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.2 ％ → 2025年 5.2 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 25.9 ％ → 2025年 20.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 41.2 ％ → 2025年 46.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 1.4 ％ → 2025年 0.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新鎌ケ谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は73.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +78.7％( +32.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小室駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -29.5％( -4.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 北総鉄道 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 矢切駅 | 47.3万/㎡ (14.6年/65.0㎡) | 26.6万/㎡ (25.9年/69.2㎡) | 35.9万/㎡ (24.9年/47.5㎡) |
| 北国分駅 | 38.3万/㎡ (24.9年/74.2㎡) | 39.3万/㎡ (22.3年/69.2㎡) | 32.3万/㎡ (26.3年/69.4㎡) |
| 秋山駅 | 34.8万/㎡ (23.9年/70.0㎡) | 57.3万/㎡ (15.9年/58.2㎡) | 41.2万/㎡ (16.1年/71.7㎡) |
| 東松戸駅 | 55.4万/㎡ (17.0年/68.9㎡) | 46.2万/㎡ (20.5年/66.7㎡) | 42.0万/㎡ (21.1年/67.7㎡) |
| 松飛台駅 | 30.0万/㎡ (22.7年/74.2㎡) | 32.1万/㎡ (25.4年/80.0㎡) | 33.8万/㎡ (22.9年/72.5㎡) |
| 大町駅 | 15.6万/㎡ (50.0年/90.0㎡) | - | 12.9万/㎡ (48.8年/85.0㎡) |
| 新鎌ケ谷駅 | 73.3万/㎡ (2.0年/75.0㎡) | 41.0万/㎡ (17.3年/80.0㎡) | 61.9万/㎡ (13.9年/65.0㎡) |
| 西白井駅 | 24.7万/㎡ (28.1年/85.3㎡) | 11.9万/㎡ (40.6年/83.5㎡) | 17.9万/㎡ (33.3年/84.2㎡) |
| 白井駅 | 11.9万/㎡ (37.3年/80.7㎡) | 14.3万/㎡ (38.5年/88.8㎡) | 13.8万/㎡ (34.4年/83.0㎡) |
| 小室駅 | 9.5万/㎡ (43.6年/59.6㎡) | 13.5万/㎡ (37.4年/60.0㎡) | 9.4万/㎡ (40.9年/61.0㎡) |
| 千葉ニュータウン中央駅 | 28.2万/㎡ (24.3年/93.1㎡) | 27.8万/㎡ (25.1年/88.9㎡) | 27.9万/㎡ (22.7年/88.7㎡) |
| 印西牧の原駅 | 23.5万/㎡ (24.1年/90.8㎡) | 25.3万/㎡ (23.5年/89.4㎡) | 24.2万/㎡ (22.2年/88.8㎡) |
| 印旛日本医大駅 | 25.6万/㎡ (23.7年/82.0㎡) | 28.8万/㎡ (22.0年/80.0㎡) | 25.9万/㎡ (20.9年/79.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
西白井駅 24.7 万/㎡(昨年同期比 +107.1 ％)
西白井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +107.1％( +12.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(１年前(2024年)に比べて -40.0％( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.1年(昨年 40.6年から -31.0 ％減)。平均専有面積は 85.3 ㎡ (昨年 83.5 ㎡から +2.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 40.6 年 → 2025年 28.1 年、-31.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 6.2 分 → 2025年 5.1 分、-17.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.3 ％ → 2025年 16.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 26.7 ％ → 2025年 35.3 ％)
新鎌ケ谷駅 73.3 万/㎡(昨年同期比 +78.7 ％)
新鎌ケ谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は73.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +78.7％( +32.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 2.0年(昨年 17.3年から -88.4 ％減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -6.2 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 17.3 年 → 2025年 2.0 年、-88.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.7 分 → 2025年 3.0 分、-71.9 ％と大きく減少)
秋山駅 34.8 万/㎡(昨年同期比 -39.2 ％)
秋山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -39.2％( -22.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -64.7％( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 15.9年から +50.2 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 58.2 ㎡から +20.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 15.9 年 → 2025年 23.9 年、+50.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.5 分 → 2025年 11.7 分、+236.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.5 ％ → 2025年 66.7 ％)
小室駅 9.5 万/㎡(昨年同期比 -29.5 ％)
小室駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -29.5％( -4.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.6年(昨年 37.4年から +16.5 ％増)。平均専有面積は 59.6 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から -0.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 37.4 年 → 2025年 43.6 年、+16.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 72.0 ％ → 2025年 92.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示