【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年4月〜6月期の北総鉄道 (矢切駅～印旛日本医大駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -18.5％( -5.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 78 件(１年前(2024年)に比べて -16.1％( -15件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 25.1年から +16.6 ％増)。平均専有面積は 83.3 ㎡ (昨年 82.5 ㎡から +1.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。東松戸駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは矢切駅で昨年に比べ +164.3 ％、単価は 54.5 万円/㎡となった。
上位 2 駅(矢切駅、西白井駅)は +143.8 ％(単価 +23.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(秋山駅、小室駅)は -45.6 ％(単価 -20.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.5 ％ → 2025年 10.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 22.0 ％ → 2025年 21.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 25.1 年 → 2025年 29.3 年、+16.6 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 36.3 ％ → 2025年 52.2 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 31.9 ％ → 2025年 20.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった矢切駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +164.3％( +33.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小室駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -45.2％( -7.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2024年)に比べて +700.0％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 北総鉄道 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 矢切駅 | 54.5万/㎡ (18.3年/55.0㎡) | 20.6万/㎡ (30.8年/68.3㎡) | - |
| 北国分駅 | 34.9万/㎡ (28.3年/77.5㎡) | 50.3万/㎡ (11.3年/72.5㎡) | 31.8万/㎡ (28.3年/75.0㎡) |
| 秋山駅 | 38.9万/㎡ (23.3年/70.0㎡) | 72.0万/㎡ (7.0年/53.8㎡) | 67.8万/㎡ (9.8年/57.5㎡) |
| 東松戸駅 | 49.5万/㎡ (21.0年/73.1㎡) | 43.9万/㎡ (22.1年/70.9㎡) | 49.6万/㎡ (16.3年/49.2㎡) |
| 松飛台駅 | - | 33.3万/㎡ (24.3年/75.0㎡) | 34.5万/㎡ (22.3年/72.5㎡) |
| 大町駅 | - | - | - |
| 新鎌ケ谷駅 | - | 44.4万/㎡ (19.3年/90.0㎡) | 63.6万/㎡ (14.3年/55.0㎡) |
| 西白井駅 | 23.3万/㎡ (27.3年/86.2㎡) | 10.4万/㎡ (38.7年/87.0㎡) | 17.6万/㎡ (31.7年/88.8㎡) |
| 白井駅 | 15.1万/㎡ (34.7年/89.0㎡) | 17.6万/㎡ (40.6年/80.0㎡) | 11.6万/㎡ (31.7年/78.0㎡) |
| 小室駅 | 8.8万/㎡ (45.8年/58.8㎡) | 16.0万/㎡ (44.3年/55.0㎡) | 8.7万/㎡ (39.3年/62.5㎡) |
| 千葉ニュータウン中央駅 | 23.5万/㎡ (27.0年/93.0㎡) | 28.0万/㎡ (24.6年/86.8㎡) | 23.4万/㎡ (26.9年/84.4㎡) |
| 印西牧の原駅 | 21.0万/㎡ (26.0年/85.4㎡) | 23.3万/㎡ (22.8年/91.8㎡) | 20.8万/㎡ (23.1年/88.1㎡) |
| 印旛日本医大駅 | 23.1万/㎡ (25.3年/82.5㎡) | - | 28.3万/㎡ (23.3年/77.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
矢切駅 54.5 万/㎡(昨年同期比 +164.3 ％)
矢切駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +164.3％( +33.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 30.8年から -40.6 ％減)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 68.3 ㎡から -19.5 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 30.8 年 → 2025年 18.3 年、-40.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 25.3 分 → 2025年 1.0 分、-96.1 ％と大きく減少)
西白井駅 23.3 万/㎡(昨年同期比 +123.4 ％)
西白井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて +123.4％( +12.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2024年)に比べて +60.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.3年(昨年 38.7年から -29.5 ％減)。平均専有面積は 86.2 ㎡ (昨年 87.0 ㎡から -0.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 38.7 年 → 2025年 27.3 年、-29.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 5.4 分 → 2025年 4.8 分、-12.0 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 60.0 ％ → 2025年 28.6 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 ％ → 2025年 25.0 ％)
秋山駅 38.9 万/㎡(昨年同期比 -46.0 ％)
秋山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -46.0％( -33.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 7.0年から +232.0 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 53.8 ㎡から +30.2 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 7.0 年 → 2025年 23.3 年、+232.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 3.8 分 → 2025年 7.5 分、+100.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
小室駅 8.8 万/㎡(昨年同期比 -45.2 ％)
小室駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2024年)に比べて -45.2％( -7.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2024年)に比べて +700.0％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 45.8年(昨年 44.3年から +3.4 ％増)。平均専有面積は 58.8 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +6.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 7.0 分 → 2025年 7.9 分、+12.5 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示