
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜3月期のJR山陽本線 (姫路駅~相生駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +3.9%( +1.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 58 件(1年前(2024年)に比べて -65.3%( -109件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 23.2年から +7.5 %増)。平均専有面積は 70.9 ㎡ (昨年 66.3 ㎡から +7.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。英賀保駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは英賀保駅で昨年に比べ -18.9 %、単価は 18.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(姫路駅)は +4.3 %(単価 +1.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(英賀保駅)は -18.9 %(単価 -4.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 55.9 % → 2025年 45.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.6 % → 2025年 14.0 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 6.8 % → 2025年 5.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった姫路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +4.3%( +1.1万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 53 件(1年前(2024年)に比べて -63.9%( -94件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった英賀保駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -18.9%( -4.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -58.3%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR山陽本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
姫路駅 | 27.7万/㎡ (24.2年/70.8㎡) | 26.6万/㎡ (22.9年/64.8㎡) | 24.6万/㎡ (22.9年/66.0㎡) |
英賀保駅 | 18.2万/㎡ (33.4年/73.0㎡) | 22.4万/㎡ (25.9年/79.2㎡) | 17.9万/㎡ (31.7年/69.7㎡) |
はりま勝原駅 | - | 38.8万/㎡ (11.8年/82.5㎡) | 32.9万/㎡ (10.0年/70.0㎡) |
網干駅 | - | 11.2万/㎡ (30.8年/71.0㎡) | 14.7万/㎡ (29.9年/76.1㎡) |
竜野駅 | - | 14.7万/㎡ (26.5年/75.0㎡) | - |
相生駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
姫路駅 27.7 万/㎡(昨年同期比 +4.3 %)
姫路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +4.3%( +1.1万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 53 件(1年前(2024年)に比べて -63.9%( -94件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.2年(昨年 22.9年から +5.4 %増)。平均専有面積は 70.8 ㎡ (昨年 64.8 ㎡から +9.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 55.2 % → 2025年 40.4 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.8 % → 2025年 3.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.9 % → 2025年 15.4 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 7.4 % → 2025年 2.1 %)
英賀保駅 18.2 万/㎡(昨年同期比 -18.9 %)
英賀保駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -18.9%( -4.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2024年)に比べて -58.3%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.4年(昨年 25.9年から +29.1 %増)。平均専有面積は 73.0 ㎡ (昨年 79.2 ㎡から -7.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 12.2 分 → 2025年 6.8 分、-44.1 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 80.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 25.9 年 → 2025年 33.4 年、+29.1 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示