【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期のJR山陽本線 (姫路駅~相生駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +3.7%( +1.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 111 件(1年前(2024年)に比べて -33.9%( -57件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 23.2年から +2.9 %増)。平均専有面積は 71.1 ㎡ (昨年 66.5 ㎡から +6.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(姫路駅)は +4.4 %(単価 +1.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(英賀保駅)は -30.8 %(単価 -6.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 55.6 % → 2025年 49.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.6 % → 2025年 10.9 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 6.8 % → 2025年 5.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった姫路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +4.4%( +1.2万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 103 件(1年前(2024年)に比べて -30.4%( -45件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった英賀保駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -30.8%( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2024年)に比べて -33.3%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR山陽本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 姫路駅 | 27.7万/㎡ (23.0年/71.0㎡) | 26.6万/㎡ (22.9年/65.0㎡) | 24.6万/㎡ (22.9年/66.0㎡) |
| 英賀保駅 | 15.5万/㎡ (35.4年/72.5㎡) | 22.4万/㎡ (25.9年/79.2㎡) | 17.9万/㎡ (31.7年/69.7㎡) |
| はりま勝原駅 | - | 38.8万/㎡ (11.8年/82.5㎡) | 32.9万/㎡ (10.0年/70.0㎡) |
| 網干駅 | - | 11.2万/㎡ (30.8年/71.0㎡) | 14.7万/㎡ (29.9年/76.1㎡) |
| 竜野駅 | - | 14.7万/㎡ (26.5年/75.0㎡) | - |
| 相生駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
姫路駅 27.7 万/㎡(昨年同期比 +4.4 %)
姫路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +4.4%( +1.2万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 103 件(1年前(2024年)に比べて -30.4%( -45件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.0年(昨年 22.9年から +0.4 %増)。平均専有面積は 71.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +9.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 19.3 分 → 2025年 17.1 分、-11.2 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 54.9 % → 2025年 46.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.8 % → 2025年 2.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.9 % → 2025年 10.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 7.4 % → 2025年 4.6 %)
英賀保駅 15.5 万/㎡(昨年同期比 -30.8 %)
英賀保駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -30.8%( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2024年)に比べて -33.3%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.4年(昨年 25.9年から +36.6 %増)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 79.2 ㎡から -8.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 12.2 分 → 2025年 8.0 分、-34.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 71.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 25.9 年 → 2025年 35.4 年、+36.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 87.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示