【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2025年1月〜6月期の神戸高速神鉄線 (新開地駅~湊川駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は56.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -7.0%( -4.3万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 50 件(1年前(2024年)に比べて -31.5%( -23件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 18.7年(昨年 14.8年から +26.6 %増)。平均専有面積は 39.1 ㎡ (昨年 38.4 ㎡から +1.8 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新開地駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは新開地駅で昨年に比べ -3.8 %、単価は 59.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(湊川駅)は +123.2 %(単価 +14.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(新開地駅)は -3.8 %(単価 -2.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 5.1 分 → 2025年 4.4 分、-12.9 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.8 % → 2025年 8.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 41.1 % → 2025年 51.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 14.8 年 → 2025年 18.7 年、+26.6 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.6 % → 2025年 12.0 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 % → 2025年 28.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新開地駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は59.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -3.8%( -2.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 46 件(1年前(2024年)に比べて -36.1%( -26件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった湊川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +123.2%( +14.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 神戸高速神鉄線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新開地駅 | 59.3万/㎡ (16.8年/36.6㎡) | 61.7万/㎡ (14.4年/37.9㎡) | 58.4万/㎡ (17.4年/35.0㎡) |
| 湊川駅 | 26.8万/㎡ (40.5年/67.5㎡) | 12.0万/㎡ (43.8年/75.0㎡) | 23.8万/㎡ (28.3年/80.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
湊川駅 26.8 万/㎡(昨年同期比 +123.2 %)
湊川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて +123.2%( +14.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 40.5年(昨年 43.8年から -7.6 %減)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -10.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 10.0 分 → 2025年 6.5 分、-35.0 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 50.0 %)
新開地駅 59.3 万/㎡(昨年同期比 -3.8 %)
新開地駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は59.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2024年)に比べて -3.8%( -2.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 46 件(1年前(2024年)に比べて -36.1%( -26件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.8年(昨年 14.4年から +17.0 %増)。平均専有面積は 36.6 ㎡ (昨年 37.9 ㎡から -3.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 5.0 分 → 2025年 4.2 分、-15.3 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.8 % → 2025年 8.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 41.7 % → 2025年 51.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 14.4 年 → 2025年 16.8 年、+17.0 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.2 % → 2025年 8.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 22.5 % → 2025年 26.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示