【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜12月期の神戸高速神鉄線 (新開地駅～湊川駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は59.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +3.3％( +1.9万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 67 件(１年前(2023年)に比べて +31.4％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.6年(昨年 17.6年から -11.2 ％減)。平均専有面積は 39.7 ㎡ (昨年 35.9 ㎡から +10.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。
上位 1 駅(新開地駅)は +3.4 ％(単価 +2.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(湊川駅)は -49.5 ％(単価 -11.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 17.6 年 → 2024年 15.6 年、-11.2 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.9 ％ → 2024年 21.2 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.8 ％ → 2024年 6.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 3.8 分 → 2024年 5.0 分、+32.8 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 62.7 ％ → 2024年 41.8 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新開地駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +3.4％( +2.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 66 件(１年前(2023年)に比べて +32.0％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった湊川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -49.5％( -11.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 神戸高速神鉄線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新開地駅 | 60.3万/㎡ (15.2年/39.2㎡) | 58.4万/㎡ (17.4年/35.0㎡) | 68.8万/㎡ (11.2年/31.8㎡) |
| 湊川駅 | 12.0万/㎡ (43.8年/75.0㎡) | 23.8万/㎡ (28.3年/80.0㎡) | 22.0万/㎡ (43.5年/45.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
新開地駅 60.3 万/㎡(昨年同期比 +3.4 ％)
新開地駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は60.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +3.4％( +2.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 66 件(１年前(2023年)に比べて +32.0％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.2年(昨年 17.4年から -12.6 ％減)。平均専有面積は 39.2 ㎡ (昨年 35.0 ㎡から +11.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 17.4 年 → 2024年 15.2 年、-12.6 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.0 ％ → 2024年 21.5 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.0 ％ → 2024年 4.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 3.6 分 → 2024年 4.9 分、+36.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 64.0 ％ → 2024年 42.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 24.0 ％ → 2024年 24.6 ％)
湊川駅 12.0 万/㎡(昨年同期比 -49.5 ％)
湊川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -49.5％( -11.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 43.8年(昨年 28.3年から +54.9 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -6.2 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 28.3 年 → 2024年 43.8 年、+54.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示