【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年10月〜12月期のJR山陽本線 (大門駅～大竹駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.0万円/坪(13.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +31.9％( +11.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 114 件(１年前(2023年)に比べて -57.9％( -157件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 79.9 坪 (昨年 99.9 坪から -20.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 10 駅。ほとんどの駅において下落した。大門駅、東福山駅、尾道駅、寺家駅、八本松駅、安芸中野駅、西広島駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは松永駅で昨年に比べ +132.2 ％、坪単価は 23.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(松永駅、寺家駅)は +115.2 ％(坪単価 +15.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(白市駅、河内駅)は -95.8 ％(坪単価 -3.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.4 ％ → 2024年 0.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新白島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 242万円/坪(73.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +0.0％( +0.0万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった河内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.03万円/坪(0.01万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -94.6％( -0.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山陽本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大門駅 | 14.9万/坪 (71.1坪) | 12.0万/坪 (187坪) | 20.7万/坪 (50.7坪) |
| 東福山駅 | 25.3万/坪 (87.4坪) | 20.3万/坪 (72.2坪) | 24.2万/坪 (87.2坪) |
| 福山駅 | 30.2万/坪 (102坪) | 25.8万/坪 (118坪) | 23.8万/坪 (116坪) |
| 備後赤坂駅 | 5.7万/坪 (217坪) | 17.7万/坪 (113坪) | 8.3万/坪 (200坪) |
| 松永駅 | 23.4万/坪 (90.0坪) | 10.1万/坪 (110坪) | 15.1万/坪 (123坪) |
| 東尾道駅 | 18.0万/坪 (47.6坪) | 19.1万/坪 (117坪) | 22.5万/坪 (175坪) |
| 尾道駅 | 13.5万/坪 (176坪) | 10.0万/坪 (87.8坪) | 12.3万/坪 (111坪) |
| 糸崎駅 | - | - | - |
| 三原駅 | 15.3万/坪 (59.4坪) | 16.2万/坪 (109坪) | 9.9万/坪 (87.0坪) |
| 本郷駅 | - | 8.7万/坪 (154坪) | 9.8万/坪 (37.8坪) |
| 河内駅 | 0.03万/坪 (194坪) | 0.6万/坪 (138坪) | 1.4万/坪 (25.7坪) |
| 入野駅 | - | 4.5万/坪 (74.1坪) | 6.1万/坪 (145坪) |
| 白市駅 | 0.21万/坪 (27.2坪) | 7.0万/坪 (71.1坪) | 4.7万/坪 (46.9坪) |
| 西高屋駅 | - | 9.3万/坪 (102坪) | 3.4万/坪 (59.0坪) |
| 西条駅 | 13.4万/坪 (53.7坪) | 14.8万/坪 (122坪) | 11.6万/坪 (170坪) |
| 寺家駅 | 35.7万/坪 (56.0坪) | 18.0万/坪 (94.8坪) | 18.3万/坪 (221坪) |
| 八本松駅 | 13.6万/坪 (59.0坪) | 8.6万/坪 (121坪) | 11.3万/坪 (115坪) |
| 瀬野駅 | 20.5万/坪 (63.5坪) | - | 4.5万/坪 (99.5坪) |
| 中野東駅 | - | - | 9.5万/坪 (94.8坪) |
| 安芸中野駅 | 35.3万/坪 (17.4坪) | 26.0万/坪 (27.7坪) | 0.8万/坪 (130坪) |
| 海田市駅 | - | 27.7万/坪 (119坪) | 23.7万/坪 (107坪) |
| 向洋駅 | 63.4万/坪 (81.7坪) | 75.4万/坪 (61.3坪) | 58.6万/坪 (71.5坪) |
| 天神川駅 | - | 62.1万/坪 (59.0坪) | 49.1万/坪 (46.9坪) |
| 広島駅 | 88.8万/坪 (54.6坪) | 107万/坪 (72.5坪) | 82.1万/坪 (61.7坪) |
| 新白島駅 | 242万/坪 (39.3坪) | 242万/坪 (78.7坪) | 161万/坪 (49.4坪) |
| 横川駅 | 129万/坪 (22.7坪) | - | 63.9万/坪 (73.2坪) |
| 西広島駅 | 53.8万/坪 (64.4坪) | 40.8万/坪 (72.9坪) | 46.7万/坪 (57.1坪) |
| 新井口駅 | 39.4万/坪 (63.5坪) | 59.7万/坪 (73.4坪) | 32.6万/坪 (131坪) |
| 五日市駅 | 55.5万/坪 (110坪) | 51.3万/坪 (126坪) | 47.3万/坪 (92.2坪) |
| 廿日市駅 | 48.0万/坪 (41.3坪) | 46.7万/坪 (34.2坪) | 33.7万/坪 (49.4坪) |
| 宮内串戸駅 | 2.6万/坪 (46.9坪) | 12.1万/坪 (109坪) | 26.9万/坪 (79.6坪) |
| 阿品駅 | - | 27.7万/坪 (74.1坪) | 37.2万/坪 (48.4坪) |
| 宮島口駅 | - | 23.8万/坪 (46.9坪) | 27.7万/坪 (121坪) |
| 前空駅 | - | 14.4万/坪 (71.8坪) | 14.2万/坪 (175坪) |
| 大野浦駅 | 22.3万/坪 (135坪) | 20.5万/坪 (66.2坪) | 15.6万/坪 (111坪) |
| 玖波駅 | - | 1.8万/坪 (84.7坪) | 4.1万/坪 (96.8坪) |
| 大竹駅 | - | 21.7万/坪 (51.4坪) | 19.1万/坪 (146坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
松永駅 23.4 万/坪(昨年同期比 +132.2 ％)
松永駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.4万円/坪(7.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +132.2％( +13.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 90.0 坪 (昨年 109.7 坪から -17.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 43.3 分 → 2024年 15.3 分、-64.6 ％と大きく減少)
寺家駅 35.7 万/坪(昨年同期比 +98.2 ％)
寺家駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.7万円/坪(10.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +98.2％( +17.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -93.3％( -14件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 94.8 坪から -41.0 ％減)。
白市駅 0.2 万/坪(昨年同期比 -97.0 ％)
白市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.21万円/坪(0.06万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -97.0％( -6.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 27.2 坪 (昨年 71.1 坪から -61.7 ％減)。
河内駅 0.0 万/坪(昨年同期比 -94.6 ％)
河内駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.03万円/坪(0.01万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -94.6％( -0.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 193.6 坪 (昨年 137.6 坪から +40.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 67.2 分 → 2024年 21.0 分、-68.8 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示