【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期のJR姫新線 (姫路駅～上月駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.4万円/坪(6.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +13.8％( +2.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 197 件(１年前(2023年)に比べて -21.5％( -54件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 99.5 坪 (昨年 110.5 坪から -9.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。播磨高岡駅、東觜崎駅、播磨新宮駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは播磨高岡駅で昨年に比べ +40.5 ％、坪単価は 12.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(播磨高岡駅、東觜崎駅)は +39.0 ％(坪単価 +2.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(播磨徳久駅、佐用駅)は -37.0 ％(坪単価 -2.2 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.4 ％ → 2024年 1.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった姫路駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.1万円/坪(9.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +7.1％( +2.1万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 113 件(１年前(2023年)に比べて -13.1％( -17件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった播磨徳久駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -37.7％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR姫新線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 姫路駅 | 32.1万/坪 (77.5坪) | 30.0万/坪 (94.8坪) | 39.0万/坪 (83.9坪) |
| 播磨高岡駅 | 12.8万/坪 (76.9坪) | 9.1万/坪 (141坪) | 15.8万/坪 (122坪) |
| 余部駅 | 7.7万/坪 (164坪) | 8.8万/坪 (123坪) | 13.6万/坪 (112坪) |
| 太市駅 | 0.5万/坪 (42.4坪) | - | 4.5万/坪 (232坪) |
| 本竜野駅 | 11.7万/坪 (104坪) | 12.0万/坪 (94.6坪) | 11.7万/坪 (121坪) |
| 東觜崎駅 | 5.7万/坪 (189坪) | 4.2万/坪 (184坪) | 5.3万/坪 (160坪) |
| 播磨新宮駅 | 6.9万/坪 (168坪) | 5.7万/坪 (159坪) | 4.5万/坪 (142坪) |
| 千本駅 | - | - | 1.9万/坪 (110坪) |
| 西栗栖駅 | - | 0.26万/坪 (96.8坪) | 0.6万/坪 (102坪) |
| 三日月駅 | - | 6.4万/坪 (84.7坪) | - |
| 播磨徳久駅 | 2.2万/坪 (51.4坪) | 3.5万/坪 (46.1坪) | 1.9万/坪 (82.1坪) |
| 佐用駅 | 5.4万/坪 (103坪) | 8.5万/坪 (118坪) | 5.7万/坪 (81.7坪) |
| 上月駅 | - | 1.0万/坪 (90.8坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
播磨高岡駅 12.8 万/坪(昨年同期比 +40.5 ％)
播磨高岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.8万円/坪(3.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +40.5％( +3.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて +60.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 76.9 坪 (昨年 140.7 坪から -45.3 ％減)。
東觜崎駅 5.7 万/坪(昨年同期比 +37.5 ％)
東觜崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +37.5％( +1.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 189.1 坪 (昨年 184.4 坪から +2.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 65.2 分 → 2024年 83.2 分、+27.7 ％と大きく増加)
播磨徳久駅 2.2 万/坪(昨年同期比 -37.7 ％)
播磨徳久駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -37.7％( -1.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 46.1 坪から +11.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 61.0 分 → 2024年 53.3 分、-12.6 ％と減少)
佐用駅 5.4 万/坪(昨年同期比 -36.4 ％)
佐用駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.4万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -36.4％( -3.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 118.0 坪から -12.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.0 分 → 2024年 55.5 分、+246.9 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示