【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期の名古屋市東山線 (高畑駅～藤が丘駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.8万円/坪(29.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +4.0％( +3.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 261 件(１年前(2023年)に比べて -28.7％( -105件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 76.5 坪 (昨年 76.7 坪から -0.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。亀島駅、名古屋駅、星ケ丘駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは亀島駅で昨年に比べ +75.7 ％、坪単価は 245 万円/坪となった。
上位 2 駅(亀島駅、名古屋駅)は +70.7 ％(坪単価 +216.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(千種駅、栄駅)は -61.8 ％(坪単価 -263.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.1 ％ → 2024年 15.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.7 ％ → 2024年 2.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 824万円/坪(249万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +65.7％( +326.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった中村公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.0万円/坪(12.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -0.6％( -0.2万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 48 件(１年前(2023年)に比べて -32.4％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 名古屋市東山線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 高畑駅 | 60.4万/坪 (89.6坪) | 53.9万/坪 (61.1坪) | 59.1万/坪 (56.1坪) |
| 八田駅 | 58.6万/坪 (82.3坪) | 62.0万/坪 (106坪) | 58.9万/坪 (71.1坪) |
| 岩塚駅 | 45.2万/坪 (69.7坪) | 55.2万/坪 (78.2坪) | 51.5万/坪 (61.6坪) |
| 中村公園駅 | 41.0万/坪 (75.0坪) | 41.3万/坪 (70.3坪) | 39.5万/坪 (88.9坪) |
| 中村日赤駅 | 72.9万/坪 (60.0坪) | 83.3万/坪 (64.1坪) | 79.0万/坪 (62.6坪) |
| 本陣駅 | 80.4万/坪 (45.9坪) | 71.8万/坪 (68.5坪) | 75.1万/坪 (90.8坪) |
| 亀島駅 | 245万/坪 (82.2坪) | 140万/坪 (59.0坪) | 112万/坪 (69.6坪) |
| 名古屋駅 | 824万/坪 (57.5坪) | 497万/坪 (74.4坪) | 841万/坪 (118坪) |
| 伏見駅 | 595万/坪 (45.4坪) | 526万/坪 (59.0坪) | 569万/坪 (72.2坪) |
| 栄駅 | 248万/坪 (77.9坪) | 562万/坪 (49.2坪) | - |
| 新栄町駅 | 139万/坪 (68.1坪) | 232万/坪 (71.7坪) | 193万/坪 (80.2坪) |
| 千種駅 | 101万/坪 (29.1坪) | 314万/坪 (70.5坪) | 147万/坪 (48.4坪) |
| 今池駅 | 115万/坪 (46.7坪) | 161万/坪 (71.1坪) | 135万/坪 (70.8坪) |
| 池下駅 | 162万/坪 (50.4坪) | 152万/坪 (45.2坪) | 128万/坪 (67.8坪) |
| 覚王山駅 | 169万/坪 (74.3坪) | 153万/坪 (75.2坪) | 155万/坪 (68.5坪) |
| 本山駅 | 169万/坪 (83.5坪) | 143万/坪 (55.5坪) | 147万/坪 (84.4坪) |
| 東山公園駅 | 108万/坪 (102坪) | 135万/坪 (103坪) | 104万/坪 (85.8坪) |
| 星ケ丘駅 | 82.9万/坪 (89.3坪) | 53.2万/坪 (89.1坪) | 59.3万/坪 (86.3坪) |
| 一社駅 | 98.4万/坪 (91.2坪) | 90.9万/坪 (73.8坪) | 84.4万/坪 (92.6坪) |
| 上社駅 | 74.1万/坪 (72.9坪) | 77.7万/坪 (81.3坪) | 73.3万/坪 (91.0坪) |
| 本郷駅 | 84.3万/坪 (82.0坪) | 75.0万/坪 (82.5坪) | 73.8万/坪 (91.7坪) |
| 藤が丘駅 | 61.7万/坪 (82.8坪) | 63.4万/坪 (88.8坪) | 57.0万/坪 (66.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
亀島駅 245.2 万/坪(昨年同期比 +75.7 ％)
亀島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 245万円/坪(74.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +75.7％( +105.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 82.2 坪 (昨年 59.0 坪から +39.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.3 分 → 2024年 7.7 分、+76.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 33.3 ％)
名古屋駅 824.1 万/坪(昨年同期比 +65.7 ％)
名古屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 824万円/坪(249万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +65.7％( +326.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 57.5 坪 (昨年 74.4 坪から -22.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 8.8 分 → 2024年 7.7 分、-13.2 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 ％ → 2024年 33.3 ％)
千種駅 100.8 万/坪(昨年同期比 -67.9 ％)
千種駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -67.9％( -213.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 29.1 坪 (昨年 70.5 坪から -58.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 40.0 ％ → 2024年 75.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 3.8 分 → 2024年 5.2 分、+38.2 ％と大きく増加)
栄駅 248.2 万/坪(昨年同期比 -55.8 ％)
栄駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 248万円/坪(75.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -55.8％( -313.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 77.9 坪 (昨年 49.2 坪から +58.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 7.5 分 → 2024年 6.5 分、-13.3 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示