【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年4月〜6月期のJR大糸線 (松本駅～北小谷駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.9万円/坪(4.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +55.8％( +5.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 33 件(１年前(2024年)に比べて -67.6％( -69件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 124.3 坪 (昨年 131.3 坪から -5.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。松本駅、島内駅、梓橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは安曇追分駅で昨年に比べ +955.3 ％、坪単価は 3.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(安曇追分駅、信濃常盤駅)は +931.9 ％(坪単価 +3.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(北松本駅、南豊科駅)は -25.1 ％(坪単価 -4.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.9 ％ → 2025年 6.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.5万円/坪(7.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +48.8％( +8.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(１年前(2024年)に比べて -27.8％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった安曇追分駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +955.3％( +2.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR大糸線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松本駅 | 24.5万/坪 (97.8坪) | 16.5万/坪 (88.3坪) | 19.4万/坪 (119坪) |
| 北松本駅 | 9.6万/坪 (303坪) | 17.8万/坪 (112坪) | 22.2万/坪 (108坪) |
| 島内駅 | 23.5万/坪 (46.9坪) | 15.3万/坪 (78.7坪) | 21.5万/坪 (60.5坪) |
| 島高松駅 | - | 12.4万/坪 (119坪) | - |
| 梓橋駅 | 16.5万/坪 (90.8坪) | 11.4万/坪 (86.2坪) | 8.2万/坪 (157坪) |
| 一日市場駅 | - | 10.8万/坪 (236坪) | 5.0万/坪 (250坪) |
| 中萱駅 | - | 6.2万/坪 (86.2坪) | 10.6万/坪 (160坪) |
| 南豊科駅 | 13.5万/坪 (123坪) | 14.0万/坪 (99.8坪) | 6.4万/坪 (99.8坪) |
| 豊科駅 | - | 11.9万/坪 (141坪) | 10.4万/坪 (85.3坪) |
| 柏矢町駅 | 10.2万/坪 (77.1坪) | 9.1万/坪 (129坪) | 7.6万/坪 (138坪) |
| 穂高駅 | 9.4万/坪 (126坪) | 8.7万/坪 (150坪) | 6.3万/坪 (175坪) |
| 有明駅 | - | 4.2万/坪 (99.8坪) | 2.2万/坪 (178坪) |
| 安曇追分駅 | 3.2万/坪 (188坪) | 0.3万/坪 (36.3坪) | 1.2万/坪 (337坪) |
| 細野駅 | - | 2.7万/坪 (185坪) | - |
| 北細野駅 | - | 6.5万/坪 (145坪) | 5.1万/坪 (136坪) |
| 信濃松川駅 | - | 3.1万/坪 (113坪) | 5.4万/坪 (147坪) |
| 安曇沓掛駅 | - | - | - |
| 信濃常盤駅 | 4.6万/坪 (197坪) | 0.5万/坪 (358坪) | 3.7万/坪 (145坪) |
| 南大町駅 | - | - | - |
| 信濃大町駅 | - | 3.9万/坪 (95.9坪) | 6.3万/坪 (90.8坪) |
| 北大町駅 | - | 1.8万/坪 (196坪) | - |
| 信濃木崎駅 | 1.9万/坪 (130坪) | - | 1.3万/坪 (343坪) |
| 稲尾駅 | - | - | - |
| 海ノ口駅 | - | - | - |
| 簗場駅 | - | 0.8万/坪 (254坪) | - |
| 南神城駅 | - | - | - |
| 神城駅 | - | 2.5万/坪 (106坪) | 1.4万/坪 (424坪) |
| 飯森駅 | - | - | 5.0万/坪 (141坪) |
| 白馬駅 | 9.0万/坪 (166坪) | 3.0万/坪 (333坪) | 7.5万/坪 (105坪) |
| 信濃森上駅 | - | - | - |
| 白馬大池駅 | - | 1.0万/坪 (303坪) | 2.8万/坪 (106坪) |
| 千国駅 | - | - | - |
| 南小谷駅 | - | - | - |
| 中土駅 | - | - | - |
| 北小谷駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
安曇追分駅 3.2 万/坪(昨年同期比 +955.3 ％)
安曇追分駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.2万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +955.3％( +2.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 187.6 坪 (昨年 36.3 坪から +416.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 30.0 分 → 2025年 60.0 分、+100.0 ％と大きく増加)
信濃常盤駅 4.6 万/坪(昨年同期比 +908.4 ％)
信濃常盤駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +908.4％( +4.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 196.6 坪 (昨年 358.5 坪から -45.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 13.0 分 → 2025年 10.0 分、-23.1 ％と大きく減少)
北松本駅 9.6 万/坪(昨年同期比 -46.2 ％)
北松本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.6万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -46.2％( -8.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 302.5 坪 (昨年 112.3 坪から +169.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 33.5 分 → 2025年 39.5 分、+17.9 ％と増加)
南豊科駅 13.5 万/坪(昨年同期比 -4.0 ％)
南豊科駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.5万円/坪(4.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -4.0％( -0.6万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 122.5 坪 (昨年 99.8 坪から +22.7 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 19.0 分 → 2025年 21.5 分、+13.2 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示