【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年4月〜6月期の小田急小田原線 (登戸駅～小田原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.7万円/坪(13.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +5.2％( +2.2万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 74 件(１年前(2024年)に比べて -65.6％( -141件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 86.6 坪 (昨年 94.4 坪から -8.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新百合ケ丘駅、柿生駅、本厚木駅、秦野駅、渋沢駅、新松田駅、足柄駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは栢山駅で昨年に比べ +813.4 ％、坪単価は 33.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(栢山駅、読売ランド前駅)は +486.3 ％(坪単価 +42.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東海大学前駅、生田駅)は -64.1 ％(坪単価 -31.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 30.0 分 → 2025年 24.6 分、-18.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.2 ％ → 2025年 8.1 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新百合ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +67.2％( +41.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東海大学前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -81.4％( -24.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 小田急小田原線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 登戸駅 | - | 108万/坪 (157坪) | 146万/坪 (91.5坪) |
| 向ケ丘遊園駅 | - | - | 24.4万/坪 (185坪) |
| 生田駅 | 44.9万/坪 (47.9坪) | 84.3万/坪 (69.6坪) | 57.9万/坪 (36.3坪) |
| 読売ランド前駅 | 88.2万/坪 (49.9坪) | 34.0万/坪 (107坪) | 83.2万/坪 (46.9坪) |
| 百合ケ丘駅 | 35.3万/坪 (22.7坪) | - | 64.8万/坪 (71.6坪) |
| 新百合ケ丘駅 | 103万/坪 (51.4坪) | 61.4万/坪 (62.0坪) | 124万/坪 (43.2坪) |
| 柿生駅 | 85.8万/坪 (90.0坪) | 47.2万/坪 (72.2坪) | 56.6万/坪 (71.8坪) |
| 相模大野駅 | 99.4万/坪 (36.3坪) | 122万/坪 (69.1坪) | 98.5万/坪 (56.0坪) |
| 小田急相模原駅 | 66.1万/坪 (42.4坪) | 70.4万/坪 (41.5坪) | 56.6万/坪 (40.0坪) |
| 相武台前駅 | 38.6万/坪 (36.3坪) | 37.1万/坪 (47.2坪) | 47.1万/坪 (75.6坪) |
| 座間駅 | - | 41.8万/坪 (181坪) | 53.9万/坪 (38.9坪) |
| 海老名駅 | 52.0万/坪 (106坪) | 62.8万/坪 (93.9坪) | 45.8万/坪 (70.6坪) |
| 厚木駅 | 73.5万/坪 (40.8坪) | 83.9万/坪 (61.5坪) | 76.4万/坪 (48.4坪) |
| 本厚木駅 | 47.0万/坪 (92.0坪) | 29.0万/坪 (102坪) | 39.2万/坪 (101坪) |
| 愛甲石田駅 | 70.8万/坪 (42.4坪) | 30.1万/坪 (93.3坪) | 40.2万/坪 (132坪) |
| 伊勢原駅 | 32.9万/坪 (76.8坪) | 44.7万/坪 (56.5坪) | 37.5万/坪 (112坪) |
| 鶴巻温泉駅 | - | 35.9万/坪 (117坪) | 33.2万/坪 (59.7坪) |
| 東海大学前駅 | 5.5万/坪 (235坪) | 29.6万/坪 (61.4坪) | 16.7万/坪 (163坪) |
| 秦野駅 | 57.3万/坪 (45.4坪) | 31.7万/坪 (89.8坪) | 22.5万/坪 (95.7坪) |
| 渋沢駅 | 22.0万/坪 (131坪) | 17.3万/坪 (169坪) | 19.4万/坪 (89.7坪) |
| 新松田駅 | 28.1万/坪 (62.9坪) | 15.6万/坪 (56.0坪) | 22.8万/坪 (47.1坪) |
| 開成駅 | 32.5万/坪 (73.7坪) | 33.9万/坪 (48.4坪) | 25.9万/坪 (53.8坪) |
| 栢山駅 | 33.5万/坪 (52.2坪) | 3.7万/坪 (210坪) | 18.1万/坪 (135坪) |
| 富水駅 | - | 23.2万/坪 (52.9坪) | 18.6万/坪 (36.6坪) |
| 螢田駅 | - | - | 30.1万/坪 (93.0坪) |
| 足柄駅 | 38.5万/坪 (42.9坪) | 29.1万/坪 (69.6坪) | 18.7万/坪 (189坪) |
| 小田原駅 | 60.6万/坪 (43.6坪) | 52.3万/坪 (86.5坪) | 28.8万/坪 (116坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
栢山駅 33.5 万/坪(昨年同期比 +813.4 ％)
栢山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.5万円/坪(10.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +813.4％( +29.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 210.2 坪から -75.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 15.5 分 → 2025年 7.0 分、-54.8 ％と大きく減少)
読売ランド前駅 88.2 万/坪(昨年同期比 +159.2 ％)
読売ランド前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.2万円/坪(26.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +159.2％( +54.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 107.4 坪から -53.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 14.5 分 → 2025年 11.0 分、-24.1 ％と大きく減少)
東海大学前駅 5.5 万/坪(昨年同期比 -81.4 ％)
東海大学前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.5万円/坪(1.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -81.4％( -24.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 234.7 坪 (昨年 61.4 坪から +282.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 18.8 分 → 2025年 22.3 分、+18.8 ％と増加)
生田駅 44.9 万/坪(昨年同期比 -46.7 ％)
生田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.9万円/坪(13.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -46.7％( -39.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 47.9 坪 (昨年 69.6 坪から -31.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 19.7 分 → 2025年 26.0 分、+32.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示