【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期のJR横須賀線 (武蔵小杉駅～久里浜駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.7万円/坪(27.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +10.1％( +8.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 229 件(１年前(2023年)に比べて -34.2％( -119件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 67.0 坪 (昨年 70.1 坪から -4.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。武蔵小杉駅、戸塚駅、衣笠駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは衣笠駅で昨年に比べ +82.3 ％、坪単価は 46.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(衣笠駅、戸塚駅)は +61.9 ％(坪単価 +21.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(田浦駅、東逗子駅)は -66.9 ％(坪単価 -33.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.2 ％ → 2024年 4.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武蔵小杉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 324万円/坪(98.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +30.7％( +76.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった田浦駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.3万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -82.0％( -19.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR横須賀線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 武蔵小杉駅 | 324万/坪 (27.6坪) | 248万/坪 (25.7坪) | 292万/坪 (35.5坪) |
| 新川崎駅 | 172万/坪 (40.6坪) | 158万/坪 (26.0坪) | 131万/坪 (29.6坪) |
| 横浜駅 | 271万/坪 (41.7坪) | 358万/坪 (43.6坪) | 223万/坪 (97.1坪) |
| 保土ケ谷駅 | 55.4万/坪 (85.2坪) | 69.2万/坪 (62.4坪) | 58.6万/坪 (54.1坪) |
| 東戸塚駅 | 72.2万/坪 (50.7坪) | 65.7万/坪 (73.0坪) | 52.3万/坪 (60.4坪) |
| 戸塚駅 | 73.8万/坪 (83.4坪) | 52.1万/坪 (90.1坪) | 67.2万/坪 (75.3坪) |
| 大船駅 | 72.1万/坪 (64.7坪) | 70.1万/坪 (73.4坪) | 68.0万/坪 (93.2坪) |
| 北鎌倉駅 | 82.8万/坪 (60.5坪) | 92.4万/坪 (72.6坪) | 89.3万/坪 (74.4坪) |
| 鎌倉駅 | 88.3万/坪 (83.0坪) | 109万/坪 (66.2坪) | 115万/坪 (82.9坪) |
| 逗子駅 | 89.0万/坪 (64.1坪) | 81.8万/坪 (66.4坪) | 69.5万/坪 (77.8坪) |
| 東逗子駅 | 44.1万/坪 (156坪) | 91.5万/坪 (35.8坪) | 60.7万/坪 (47.2坪) |
| 田浦駅 | 4.3万/坪 (30.3坪) | 23.8万/坪 (79.7坪) | 43.3万/坪 (49.2坪) |
| 横須賀駅 | 18.9万/坪 (106坪) | - | - |
| 衣笠駅 | 46.0万/坪 (55.4坪) | 25.3万/坪 (67.4坪) | 28.3万/坪 (60.6坪) |
| 久里浜駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
衣笠駅 46.0 万/坪(昨年同期比 +82.3 ％)
衣笠駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.0万円/坪(13.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +82.3％( +20.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2023年)に比べて -47.2％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 55.4 坪 (昨年 67.4 坪から -17.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.9 分 → 2024年 17.5 分、-32.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.8 ％ → 2024年 15.8 ％)
戸塚駅 73.8 万/坪(昨年同期比 +41.6 ％)
戸塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.8万円/坪(22.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +41.6％( +21.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 37 件(１年前(2023年)に比べて -42.2％( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 83.4 坪 (昨年 90.1 坪から -7.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 24.4 分 → 2024年 27.1 分、+11.3 ％と増加)
田浦駅 4.3 万/坪(昨年同期比 -82.0 ％)
田浦駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.3万円/坪(1.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -82.0％( -19.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 79.7 坪から -62.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.0 分 → 2024年 8.0 分、-46.7 ％と大きく減少)
東逗子駅 44.1 万/坪(昨年同期比 -51.9 ％)
東逗子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.1万円/坪(13.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -51.9％( -47.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 155.8 坪 (昨年 35.8 坪から +335.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 6.3 分 → 2024年 7.0 分、+10.5 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示