【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期のJR横浜線 (東神奈川駅～橋本駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.2万円/坪(21.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -8.2％( -6.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 219 件(１年前(2023年)に比べて -22.1％( -62件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 86.8 坪 (昨年 80.7 坪から +7.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。十日市場駅、相模原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは十日市場駅で昨年に比べ +68.9 ％、坪単価は 88.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(十日市場駅、相模原駅)は +50.3 ％(坪単価 +29.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(東神奈川駅、小机駅)は -62.3 ％(坪単価 -81.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 ％ → 2024年 7.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 22.0 分 → 2024年 24.7 分、+12.3 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった菊名駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 118万円/坪(35.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -4.3％( -5.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて -30.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小机駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.1万円/坪(10.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -50.6％( -35.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR横浜線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東神奈川駅 | 44.9万/坪 (42.4坪) | 173万/坪 (32.1坪) | 44.7万/坪 (112坪) |
| 大口駅 | 98.4万/坪 (68.8坪) | 127万/坪 (66.6坪) | 115万/坪 (44.5坪) |
| 菊名駅 | 118万/坪 (43.8坪) | 124万/坪 (68.9坪) | 110万/坪 (86.1坪) |
| 新横浜駅 | 99.7万/坪 (64.2坪) | 143万/坪 (46.3坪) | 143万/坪 (83.2坪) |
| 小机駅 | 35.1万/坪 (139坪) | 71.0万/坪 (75.8坪) | 64.8万/坪 (68.4坪) |
| 鴨居駅 | 46.8万/坪 (129坪) | 78.2万/坪 (77.1坪) | 58.1万/坪 (108坪) |
| 中山駅 | 77.6万/坪 (60.0坪) | 71.1万/坪 (64.1坪) | 68.5万/坪 (79.7坪) |
| 十日市場駅 | 88.8万/坪 (109坪) | 52.6万/坪 (182坪) | 67.6万/坪 (60.0坪) |
| 長津田駅 | 98.5万/坪 (99.6坪) | 88.1万/坪 (148坪) | 97.6万/坪 (84.7坪) |
| 古淵駅 | 79.3万/坪 (67.9坪) | 70.3万/坪 (51.5坪) | 70.1万/坪 (61.3坪) |
| 淵野辺駅 | 60.0万/坪 (68.6坪) | 66.9万/坪 (75.0坪) | 57.5万/坪 (66.2坪) |
| 矢部駅 | 71.6万/坪 (68.8坪) | 68.0万/坪 (73.7坪) | 72.6万/坪 (99.8坪) |
| 相模原駅 | 97.4万/坪 (139坪) | 73.9万/坪 (65.0坪) | 76.0万/坪 (73.8坪) |
| 橋本駅 | 43.9万/坪 (97.1坪) | 49.1万/坪 (103坪) | 35.5万/坪 (111坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
十日市場駅 88.8 万/坪(昨年同期比 +68.9 ％)
十日市場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.8万円/坪(26.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +68.9％( +36.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 182.4 坪から -40.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 24.0 分 → 2024年 14.4 分、-39.9 ％と大きく減少)
相模原駅 97.4 万/坪(昨年同期比 +31.8 ％)
相模原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.4万円/坪(29.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +31.8％( +23.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(１年前(2023年)に比べて -42.9％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 139.4 坪 (昨年 65.0 坪から +114.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 19.3 分 → 2024年 13.5 分、-30.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 ％ → 2024年 8.3 ％)
東神奈川駅 44.9 万/坪(昨年同期比 -74.0 ％)
東神奈川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.9万円/坪(13.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -74.0％( -127.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 32.1 坪から +32.1 ％増)。
小机駅 35.1 万/坪(昨年同期比 -50.6 ％)
小机駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.1万円/坪(10.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -50.6％( -35.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 139.2 坪 (昨年 75.8 坪から +83.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.4 分 → 2024年 20.0 分、+39.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示