【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年10月〜12月期のJR総武本線 (千葉駅～銚子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.5万円/坪(4.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -13.7％( -2.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 132 件(１年前(2023年)に比べて -1.5％( -2件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均土地面積は 112.6 坪 (昨年 121.9 坪から -7.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 11 駅。ほとんどの駅において下落した。干潟駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは物井駅で昨年に比べ +759.5 ％、坪単価は 26.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(物井駅、八日市場駅)は +477.0 ％(坪単価 +15.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(松尾駅、榎戸駅)は -75.0 ％(坪単価 -3.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 33.2 分 → 2024年 29.4 分、-11.3 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.2 ％ → 2024年 5.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.8万円/坪(18.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +9.0％( +4.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 12 件(１年前(2023年)に比べて -25.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった松尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.19万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -84.6％( -3.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR総武本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 千葉駅 | 59.8万/坪 (67.3坪) | 54.8万/坪 (95.2坪) | 107万/坪 (73.9坪) |
| 東千葉駅 | 51.1万/坪 (33.3坪) | 45.8万/坪 (50.7坪) | 50.6万/坪 (51.4坪) |
| 都賀駅 | 29.3万/坪 (95.9坪) | 30.6万/坪 (172坪) | 23.5万/坪 (125坪) |
| 四街道駅 | 22.3万/坪 (60.3坪) | 29.0万/坪 (117坪) | 22.2万/坪 (56.0坪) |
| 物井駅 | 26.3万/坪 (158坪) | 3.1万/坪 (319坪) | 25.2万/坪 (225坪) |
| 佐倉駅 | 11.3万/坪 (162坪) | 16.4万/坪 (135坪) | 29.6万/坪 (90.3坪) |
| 南酒々井駅 | - | - | 3.7万/坪 (85.5坪) |
| 榎戸駅 | 1.6万/坪 (170坪) | 4.7万/坪 (48.1坪) | 2.0万/坪 (299坪) |
| 八街駅 | 4.3万/坪 (124坪) | 6.1万/坪 (132坪) | 4.8万/坪 (73.4坪) |
| 日向駅 | 1.5万/坪 (139坪) | 2.9万/坪 (69.8坪) | 3.1万/坪 (90.1坪) |
| 成東駅 | 1.6万/坪 (212坪) | 3.9万/坪 (96.4坪) | 4.0万/坪 (141坪) |
| 松尾駅 | 0.6万/坪 (78.7坪) | 4.1万/坪 (127坪) | 5.3万/坪 (43.1坪) |
| 横芝駅 | 2.9万/坪 (160坪) | 2.4万/坪 (158坪) | 2.7万/坪 (147坪) |
| 飯倉駅 | - | 8.5万/坪 (93.8坪) | 3.4万/坪 (109坪) |
| 八日市場駅 | 11.0万/坪 (81.7坪) | 3.7万/坪 (85.5坪) | 6.8万/坪 (41.6坪) |
| 干潟駅 | 5.2万/坪 (107坪) | 3.3万/坪 (108坪) | 2.4万/坪 (141坪) |
| 旭駅 | 6.1万/坪 (74.4坪) | 5.3万/坪 (94.2坪) | 6.7万/坪 (84.5坪) |
| 飯岡駅 | 4.2万/坪 (98.3坪) | 5.3万/坪 (158坪) | 4.4万/坪 (113坪) |
| 倉橋駅 | - | - | 0.19万/坪 (109坪) |
| 猿田駅 | - | - | - |
| 松岸駅 | 4.3万/坪 (424坪) | 5.5万/坪 (64.3坪) | 3.1万/坪 (269坪) |
| 銚子駅 | 4.5万/坪 (116坪) | 5.8万/坪 (108坪) | 5.6万/坪 (98.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
物井駅 26.3 万/坪(昨年同期比 +759.5 ％)
物井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.3万円/坪(7.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +759.5％( +23.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 158.4 坪 (昨年 318.6 坪から -50.3 ％減)。
八日市場駅 11.0 万/坪(昨年同期比 +194.6 ％)
八日市場駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +194.6％( +7.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 81.7 坪 (昨年 85.5 坪から -4.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 40.0 分 → 2024年 15.0 分、-62.5 ％と大きく減少)
松尾駅 0.6 万/坪(昨年同期比 -84.6 ％)
松尾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.6万円/坪(0.19万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -84.6％( -3.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 127.1 坪から -38.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 90.0 分 → 2024年 50.0 分、-44.4 ％と大きく減少)
榎戸駅 1.6 万/坪(昨年同期比 -65.3 ％)
榎戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -65.3％( -3.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 169.9 坪 (昨年 48.1 坪から +253.2 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示