【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期の秩父本線 (羽生駅～三峰口駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.7万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +7.0％( +0.6万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 105 件(１年前(2024年)に比べて -71.5％( -263件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 132.1 坪 (昨年 133.0 坪から -0.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。永田駅、野上駅、影森駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは皆野駅で昨年に比べ +384.0 ％、坪単価は 2.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(皆野駅、親鼻駅)は +337.9 ％(坪単価 +4.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(武州荒木駅、秩父駅)は -94.9 ％(坪単価 -6.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.3 ％ → 2025年 2.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった熊谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.2万円/坪(5.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +19.7％( +2.8万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 35 件(１年前(2024年)に比べて -70.6％( -84件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった武州荒木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.09万円/坪(0.03万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -97.1％( -3.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 秩父本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 羽生駅 | 6.8万/坪 (182坪) | 6.1万/坪 (118坪) | 7.0万/坪 (126坪) |
| 西羽生駅 | 0.8万/坪 (260坪) | - | 8.7万/坪 (254坪) |
| 新郷駅 | 4.5万/坪 (57.5坪) | 4.4万/坪 (252坪) | 3.3万/坪 (196坪) |
| 武州荒木駅 | 0.09万/坪 (318坪) | 3.2万/坪 (46.9坪) | 4.4万/坪 (180坪) |
| 東行田駅 | 7.9万/坪 (71.5坪) | 9.5万/坪 (166坪) | 10.3万/坪 (117坪) |
| 行田市駅 | 9.4万/坪 (109坪) | 9.5万/坪 (80.6坪) | 6.8万/坪 (130坪) |
| 持田駅 | - | 7.5万/坪 (127坪) | 6.8万/坪 (83.0坪) |
| ソシオ流通センター駅 | - | 2.5万/坪 (215坪) | 9.9万/坪 (514坪) |
| 熊谷駅 | 17.2万/坪 (101坪) | 14.3万/坪 (103坪) | 12.3万/坪 (113坪) |
| 上熊谷駅 | - | - | - |
| 石原駅 | - | - | - |
| ひろせ野鳥の森駅 | - | - | - |
| 大麻生駅 | - | 0.09万/坪 (188坪) | - |
| 明戸駅 | - | 2.9万/坪 (172坪) | 0.10万/坪 (151坪) |
| 武川駅 | 2.7万/坪 (149坪) | 2.9万/坪 (228坪) | 9.1万/坪 (133坪) |
| 永田駅 | 6.0万/坪 (151坪) | 3.6万/坪 (296坪) | 4.5万/坪 (56.0坪) |
| ふかや花園駅 | - | 14.5万/坪 (75.6坪) | 12.0万/坪 (81.7坪) |
| 小前田駅 | 8.3万/坪 (192坪) | 7.5万/坪 (160坪) | 9.1万/坪 (185坪) |
| 桜沢駅 | 4.8万/坪 (80.9坪) | 9.2万/坪 (198坪) | 6.9万/坪 (393坪) |
| 寄居駅 | 6.4万/坪 (325坪) | 7.8万/坪 (123坪) | 9.7万/坪 (65.0坪) |
| 波久礼駅 | - | 4.0万/坪 (126坪) | 2.3万/坪 (133坪) |
| 樋口駅 | - | - | 0.10万/坪 (69.6坪) |
| 野上駅 | 3.2万/坪 (100坪) | 2.5万/坪 (196坪) | 3.2万/坪 (161坪) |
| 長瀞駅 | - | 2.8万/坪 (130坪) | 3.0万/坪 (166坪) |
| 上長瀞駅 | 1.0万/坪 (182坪) | - | - |
| 親鼻駅 | 9.1万/坪 (50.7坪) | 2.3万/坪 (119坪) | 1.9万/坪 (77.7坪) |
| 皆野駅 | 2.1万/坪 (116坪) | 0.4万/坪 (124坪) | 1.1万/坪 (187坪) |
| 和銅黒谷駅 | 2.1万/坪 (116坪) | 5.2万/坪 (188坪) | 6.3万/坪 (63.5坪) |
| 大野原駅 | 2.4万/坪 (85.5坪) | 5.9万/坪 (114坪) | 5.8万/坪 (147坪) |
| 秩父駅 | 0.7万/坪 (53.9坪) | 10.0万/坪 (143坪) | 10.8万/坪 (82.3坪) |
| 御花畑駅 | - | 17.9万/坪 (90.3坪) | - |
| 影森駅 | 9.0万/坪 (117坪) | 5.1万/坪 (223坪) | 8.8万/坪 (87.2坪) |
| 浦山口駅 | - | 3.2万/坪 (93.8坪) | 0.09万/坪 (296坪) |
| 武州中川駅 | - | - | - |
| 武州日野駅 | - | - | - |
| 白久駅 | 0.7万/坪 (333坪) | - | 0.05万/坪 (545坪) |
| 三峰口駅 | - | 0.30万/坪 (239坪) | 1.4万/坪 (138坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
皆野駅 2.1 万/坪(昨年同期比 +384.0 ％)
皆野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.1万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +384.0％( +1.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -28.6％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 116.0 坪 (昨年 124.0 坪から -6.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 90.0 分 → 2025年 80.2 分、-10.9 ％と減少)
親鼻駅 9.1 万/坪(昨年同期比 +291.8 ％)
親鼻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.1万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +291.8％( +6.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 50.7 坪 (昨年 118.6 坪から -57.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 32.4 分 → 2025年 8.5 分、-73.8 ％と大きく減少)
武州荒木駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -97.1 ％)
武州荒木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.09万円/坪(0.03万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -97.1％( -3.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 317.6 坪 (昨年 46.9 坪から +577.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 24.2 分 → 2025年 35.5 分、+46.4 ％と大きく増加)
秩父駅 0.7 万/坪(昨年同期比 -92.7 ％)
秩父駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.22万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -92.7％( -9.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -83.3％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 53.9 坪 (昨年 143.1 坪から -62.3 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示