【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の西武新宿線 (所沢駅～本川越駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.1万円/坪(14.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +37.8％( +12.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 53 件(１年前(2022年)に比べて -17.2％( -11件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 76.4 坪 (昨年 129.9 坪から -41.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。南大塚駅、本川越駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新所沢駅で昨年に比べ +139.7 ％、坪単価は 81.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(新所沢駅、新狭山駅)は +128.7 ％(坪単価 +37.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(航空公園駅、所沢駅)は -38.8 ％(坪単価 -16.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2022年 23.5 分 → 2023年 19.6 分、-16.6 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.8 ％ → 2023年 11.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新所沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.5万円/坪(24.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +139.7％( +47.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった航空公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.6万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -85.3％( -38.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 西武新宿線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 所沢駅 | 63.0万/坪 (42.7坪) | 58.5万/坪 (66.3坪) | 76.2万/坪 (64.6坪) |
| 航空公園駅 | 6.6万/坪 (64.3坪) | 44.7万/坪 (149坪) | 41.3万/坪 (133坪) |
| 新所沢駅 | 81.5万/坪 (82.9坪) | 34.0万/坪 (113坪) | 43.6万/坪 (47.4坪) |
| 入曽駅 | 37.3万/坪 (54.5坪) | 34.0万/坪 (46.9坪) | 30.5万/坪 (58.3坪) |
| 狭山市駅 | 29.6万/坪 (106坪) | 25.9万/坪 (194坪) | 20.7万/坪 (79.3坪) |
| 新狭山駅 | 51.0万/坪 (135坪) | 23.4万/坪 (200坪) | 22.8万/坪 (112坪) |
| 南大塚駅 | 52.0万/坪 (128坪) | 37.3万/坪 (81.4坪) | 18.1万/坪 (54.5坪) |
| 本川越駅 | 37.8万/坪 (73.9坪) | 26.0万/坪 (194坪) | 70.4万/坪 (51.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新所沢駅 81.5 万/坪(昨年同期比 +139.7 ％)
新所沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.5万円/坪(24.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +139.7％( +47.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2022年)に比べて -25.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 82.9 坪 (昨年 112.7 坪から -26.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 25.5 分 → 2023年 13.2 分、-48.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 12.5 ％ → 2023年 33.3 ％)
新狭山駅 51.0 万/坪(昨年同期比 +117.7 ％)
新狭山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.0万円/坪(15.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +117.7％( +27.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 134.6 坪 (昨年 200.4 坪から -32.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 23.0 分 → 2023年 11.0 分、-52.2 ％と大きく減少)
航空公園駅 6.6 万/坪(昨年同期比 -85.3 ％)
航空公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.6万円/坪(2.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -85.3％( -38.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2022年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 149.2 坪から -56.9 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 20.3 分 → 2023年 30.0 分、+47.5 ％と大きく増加)
所沢駅 63.0 万/坪(昨年同期比 +7.7 ％)
所沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.0万円/坪(19.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +7.7％( +4.5万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて +57.1％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 42.7 坪 (昨年 66.3 坪から -35.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 19.3 分 → 2023年 24.7 分、+28.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示