【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期の東武東上本線 (和光市駅～寄居駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.7万円/坪(6.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -43.7％( -15.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 145 件(１年前(2024年)に比べて -78.3％( -523件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 153.3 坪 (昨年 111.1 坪から +37.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 15 駅。ほとんどの駅において下落した。柳瀬川駅、ふじみ野駅、川越駅、鶴ケ島駅、小川町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは川越駅で昨年に比べ +95.6 ％、坪単価は 56.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(川越駅、小川町駅)は +91.4 ％(坪単価 +15.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鉢形駅、和光市駅)は -90.7 ％(坪単価 -52.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.9 ％ → 2025年 1.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 5.4 ％ → 2025年 1.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった柳瀬川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 116万円/坪(35.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +27.8％( +25.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鉢形駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.18万円/坪(0.05万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -96.5％( -5.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武東上本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 和光市駅 | 17.6万/坪 (22.7坪) | 117万/坪 (136坪) | 81.1万/坪 (147坪) |
| 朝霞駅 | - | 108万/坪 (71.5坪) | 89.2万/坪 (62.2坪) |
| 朝霞台駅 | 37.8万/坪 (52.9坪) | 65.3万/坪 (72.5坪) | 67.2万/坪 (134坪) |
| 志木駅 | 70.6万/坪 (54.1坪) | 85.2万/坪 (66.8坪) | 101万/坪 (63.9坪) |
| 柳瀬川駅 | 116万/坪 (18.2坪) | 90.5万/坪 (31.0坪) | 61.4万/坪 (22.3坪) |
| みずほ台駅 | 58.7万/坪 (99.4坪) | 75.7万/坪 (62.5坪) | 52.6万/坪 (94.8坪) |
| 鶴瀬駅 | 46.1万/坪 (190坪) | 48.6万/坪 (110坪) | 37.2万/坪 (102坪) |
| ふじみ野駅 | 60.3万/坪 (43.0坪) | 45.9万/坪 (78.0坪) | 54.7万/坪 (91.5坪) |
| 上福岡駅 | 54.7万/坪 (70.3坪) | 48.5万/坪 (61.0坪) | 64.2万/坪 (70.5坪) |
| 新河岸駅 | - | 57.2万/坪 (80.9坪) | 44.8万/坪 (56.0坪) |
| 川越駅 | 56.2万/坪 (225坪) | 28.7万/坪 (125坪) | 48.2万/坪 (130坪) |
| 川越市駅 | 35.7万/坪 (56.0坪) | 42.0万/坪 (125坪) | 50.1万/坪 (53.5坪) |
| 霞ケ関駅 | - | 38.3万/坪 (80.1坪) | 28.7万/坪 (60.4坪) |
| 鶴ケ島駅 | 24.2万/坪 (115坪) | 19.5万/坪 (96.7坪) | 25.4万/坪 (93.5坪) |
| 若葉駅 | 19.2万/坪 (68.4坪) | 24.2万/坪 (71.8坪) | 33.6万/坪 (84.3坪) |
| 坂戸駅 | 18.0万/坪 (77.1坪) | 25.1万/坪 (143坪) | 27.1万/坪 (84.1坪) |
| 北坂戸駅 | 18.8万/坪 (93.8坪) | 21.6万/坪 (108坪) | 23.0万/坪 (135坪) |
| 高坂駅 | 2.2万/坪 (203坪) | 4.5万/坪 (234坪) | 7.0万/坪 (232坪) |
| 東松山駅 | 11.5万/坪 (123坪) | 11.1万/坪 (98.9坪) | 12.5万/坪 (117坪) |
| 森林公園駅 | 8.7万/坪 (127坪) | 11.4万/坪 (120坪) | 12.0万/坪 (161坪) |
| つきのわ駅 | 5.1万/坪 (197坪) | 8.1万/坪 (265坪) | 14.6万/坪 (178坪) |
| 武蔵嵐山駅 | 2.8万/坪 (115坪) | 7.6万/坪 (137坪) | 12.9万/坪 (74.6坪) |
| 小川町駅 | 7.9万/坪 (201坪) | 4.2万/坪 (126坪) | 4.1万/坪 (142坪) |
| 東武竹沢駅 | - | - | 0.15万/坪 (66.6坪) |
| みなみ寄居駅 | - | 3.4万/坪 (46.9坪) | - |
| 男衾駅 | 2.5万/坪 (114坪) | 7.4万/坪 (99.3坪) | 5.6万/坪 (137坪) |
| 鉢形駅 | 0.18万/坪 (56.0坪) | 5.1万/坪 (154坪) | 2.4万/坪 (52.9坪) |
| 玉淀駅 | - | 6.0万/坪 (163坪) | 12.8万/坪 (61.5坪) |
| 寄居駅 | 9.7万/坪 (257坪) | 8.6万/坪 (97.2坪) | 9.7万/坪 (65.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
川越駅 56.2 万/坪(昨年同期比 +95.6 ％)
川越駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.2万円/坪(17.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +95.6％( +27.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて -83.0％( -44件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 224.9 坪 (昨年 125.5 坪から +79.3 ％増)。
小川町駅 7.9 万/坪(昨年同期比 +87.3 ％)
小川町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +87.3％( +3.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -64.3％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 201.5 坪 (昨年 125.5 坪から +60.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 29.3 分 → 2025年 37.2 分、+27.0 ％と大きく増加)
鉢形駅 0.2 万/坪(昨年同期比 -96.5 ％)
鉢形駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.18万円/坪(0.05万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -96.5％( -5.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 154.3 坪から -63.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 13.7 分 → 2025年 12.0 分、-12.2 ％と減少)
和光市駅 17.6 万/坪(昨年同期比 -84.9 ％)
和光市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.6万円/坪(5.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -84.9％( -99.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -88.9％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 136.5 坪から -83.4 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示