【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期のJR武蔵野線 (東所沢駅～三郷駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.6万円/坪(18.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -20.5％( -15.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 50 件(１年前(2024年)に比べて -18.0％( -11件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 124.3 坪 (昨年 80.6 坪から +54.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。東川口駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東川口駅で昨年に比べ +47.1 ％、坪単価は 94.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(東川口駅、南浦和駅)は +31.7 ％(坪単価 +25.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新三郷駅、新座駅)は -94.1 ％(坪単価 -40.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 18.9 分 → 2025年 21.0 分、+11.4 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 6.6 ％ → 2025年 2.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武蔵浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 196万円/坪(59.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +11.1％( +19.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新三郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -95.6％( -30.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR武蔵野線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東所沢駅 | 44.4万/坪 (178坪) | 68.0万/坪 (87.7坪) | 39.7万/坪 (212坪) |
| 新座駅 | 4.0万/坪 (303坪) | 53.9万/坪 (169坪) | 40.9万/坪 (139坪) |
| 北朝霞駅 | - | - | - |
| 西浦和駅 | 40.4万/坪 (27.2坪) | 56.9万/坪 (71.6坪) | 55.3万/坪 (76.3坪) |
| 武蔵浦和駅 | 196万/坪 (147坪) | 177万/坪 (79.3坪) | 148万/坪 (54.5坪) |
| 南浦和駅 | 150万/坪 (41.3坪) | 129万/坪 (48.4坪) | 143万/坪 (50.9坪) |
| 東浦和駅 | 52.0万/坪 (91.8坪) | 76.7万/坪 (40.3坪) | 64.8万/坪 (63.7坪) |
| 東川口駅 | 94.0万/坪 (30.3坪) | 63.9万/坪 (29.1坪) | 59.2万/坪 (133坪) |
| 南越谷駅 | - | - | - |
| 越谷レイクタウン駅 | 32.4万/坪 (144坪) | 57.7万/坪 (91.4坪) | 13.0万/坪 (166坪) |
| 吉川駅 | 19.9万/坪 (149坪) | 29.3万/坪 (67.3坪) | 49.2万/坪 (54.5坪) |
| 吉川美南駅 | 36.6万/坪 (110坪) | 50.9万/坪 (59.0坪) | 20.4万/坪 (154坪) |
| 新三郷駅 | 1.4万/坪 (167坪) | 31.7万/坪 (128坪) | 8.6万/坪 (330坪) |
| 三郷駅 | - | - | 47.1万/坪 (38.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東川口駅 94.0 万/坪(昨年同期比 +47.1 ％)
東川口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.0万円/坪(28.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +47.1％( +30.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 29.1 坪から +3.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 15.4 分 → 2025年 12.7 分、-17.7 ％と減少)
南浦和駅 150.5 万/坪(昨年同期比 +16.2 ％)
南浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 150万円/坪(45.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +16.2％( +21.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -36.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 41.3 坪 (昨年 48.4 坪から -14.7 ％減)。
新三郷駅 1.4 万/坪(昨年同期比 -95.6 ％)
新三郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -95.6％( -30.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 167.4 坪 (昨年 128.3 坪から +30.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 24.0 分 → 2025年 29.3 分、+22.2 ％と大きく増加)
新座駅 4.0 万/坪(昨年同期比 -92.6 ％)
新座駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.0万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -92.6％( -49.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 302.5 坪 (昨年 169.0 坪から +79.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 18.9 分 → 2025年 30.0 分、+59.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示