【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年4月〜6月期のJR高崎線 (浦和駅～神保原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +15.3％( +5.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 76 件(１年前(2024年)に比べて -65.9％( -147件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 99.6 坪 (昨年 87.9 坪から +13.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。浦和駅、上尾駅、北上尾駅、籠原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大宮駅で昨年に比べ +144.4 ％、坪単価は 185 万円/坪となった。
上位 2 駅(大宮駅、浦和駅)は +96.4 ％(坪単価 +93.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鴻巣駅、神保原駅)は -73.6 ％(坪単価 -10.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.3 ％ → 2025年 2.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 240万円/坪(72.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +48.3％( +78.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -91.7％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鴻巣駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.6万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -83.9％( -13.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -90.5％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR高崎線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浦和駅 | 240万/坪 (24.2坪) | 162万/坪 (50.0坪) | 159万/坪 (50.7坪) |
| さいたま新都心駅 | - | 51.4万/坪 (54.5坪) | 170万/坪 (34.8坪) |
| 大宮駅 | 185万/坪 (51.7坪) | 75.6万/坪 (64.6坪) | 136万/坪 (62.1坪) |
| 宮原駅 | - | 46.5万/坪 (86.7坪) | 61.0万/坪 (92.9坪) |
| 上尾駅 | 72.7万/坪 (51.7坪) | 54.9万/坪 (42.5坪) | 42.4万/坪 (88.4坪) |
| 北上尾駅 | 42.9万/坪 (80.2坪) | 33.9万/坪 (107坪) | 51.7万/坪 (68.5坪) |
| 桶川駅 | 32.7万/坪 (87.0坪) | 32.9万/坪 (82.7坪) | 30.4万/坪 (85.6坪) |
| 北本駅 | - | 20.3万/坪 (94.9坪) | 25.5万/坪 (82.1坪) |
| 鴻巣駅 | 2.6万/坪 (363坪) | 16.3万/坪 (91.9坪) | 26.4万/坪 (73.5坪) |
| 北鴻巣駅 | - | 14.9万/坪 (38.8坪) | 19.6万/坪 (141坪) |
| 吹上駅 | - | 5.8万/坪 (150坪) | 11.8万/坪 (64.7坪) |
| 行田駅 | 15.7万/坪 (43.9坪) | 15.4万/坪 (87.7坪) | 17.6万/坪 (206坪) |
| 熊谷駅 | 15.6万/坪 (105坪) | 14.9万/坪 (79.3坪) | 12.5万/坪 (119坪) |
| 籠原駅 | 18.0万/坪 (149坪) | 14.7万/坪 (103坪) | 24.8万/坪 (71.0坪) |
| 深谷駅 | 14.7万/坪 (75.2坪) | 14.2万/坪 (84.1坪) | 11.1万/坪 (128坪) |
| 岡部駅 | 5.4万/坪 (84.7坪) | 9.1万/坪 (211坪) | 11.3万/坪 (116坪) |
| 本庄駅 | 10.2万/坪 (122坪) | 14.7万/坪 (102坪) | 9.7万/坪 (110坪) |
| 神保原駅 | 3.9万/坪 (165坪) | 10.6万/坪 (150坪) | 6.0万/坪 (168坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大宮駅 184.7 万/坪(昨年同期比 +144.4 ％)
大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 185万円/坪(55.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +144.4％( +109.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 51.7 坪 (昨年 64.6 坪から -20.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 24.6 分 → 2025年 12.0 分、-51.2 ％と大きく減少)
浦和駅 239.7 万/坪(昨年同期比 +48.3 ％)
浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 240万円/坪(72.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +48.3％( +78.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -91.7％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 50.0 坪から -51.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 16.7 分 → 2025年 11.0 分、-34.0 ％と大きく減少)
鴻巣駅 2.6 万/坪(昨年同期比 -83.9 ％)
鴻巣駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.6万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -83.9％( -13.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -90.5％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 363.0 坪 (昨年 91.9 坪から +295.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 25.2 分 → 2025年 30.0 分、+19.1 ％と増加)
神保原駅 3.9 万/坪(昨年同期比 -63.3 ％)
神保原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.9万円/坪(1.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -63.3％( -6.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -12.5％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 164.6 坪 (昨年 149.5 坪から +10.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 ％ → 2025年 14.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 18.2 分 → 2025年 26.1 分、+43.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示