【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期のJR宇都宮線 (浦和駅～栗橋駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.8万円/坪(20.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -2.7％( -1.9万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 342 件(１年前(2023年)に比べて -2.6％( -9件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均土地面積は 79.3 坪 (昨年 90.3 坪から -12.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。新白岡駅、東鷲宮駅、栗橋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東鷲宮駅で昨年に比べ +79.1 ％、坪単価は 22.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(東鷲宮駅、栗橋駅)は +64.1 ％(坪単価 +7.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(さいたま新都心駅、大宮駅)は -18.8 ％(坪単価 -20.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 19.4 分 → 2024年 21.8 分、+12.0 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.6 ％ → 2024年 3.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 174万円/坪(52.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +11.5％( +18.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 45 件(１年前(2023年)に比べて -21.1％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった栗橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +49.0％( +4.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2023年)に比べて +7.4％( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
| JR宇都宮線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浦和駅 | 174万/坪 (58.5坪) | 156万/坪 (50.6坪) | 164万/坪 (47.9坪) |
| さいたま新都心駅 | 73.4万/坪 (45.0坪) | 91.7万/坪 (78.3坪) | 101万/坪 (72.1坪) |
| 大宮駅 | 106万/坪 (54.4坪) | 129万/坪 (73.3坪) | 121万/坪 (67.0坪) |
| 土呂駅 | 86.5万/坪 (82.5坪) | 90.6万/坪 (65.6坪) | 75.2万/坪 (47.5坪) |
| 東大宮駅 | 68.9万/坪 (82.7坪) | 58.6万/坪 (70.6坪) | 60.4万/坪 (68.0坪) |
| 蓮田駅 | 35.1万/坪 (72.6坪) | 38.3万/坪 (69.8坪) | 32.0万/坪 (98.9坪) |
| 白岡駅 | 19.0万/坪 (118坪) | 20.2万/坪 (131坪) | 23.2万/坪 (83.0坪) |
| 新白岡駅 | 25.7万/坪 (76.0坪) | 19.9万/坪 (166坪) | 25.0万/坪 (75.5坪) |
| 久喜駅 | 27.0万/坪 (90.7坪) | 28.2万/坪 (89.4坪) | 24.5万/坪 (84.6坪) |
| 東鷲宮駅 | 22.2万/坪 (103坪) | 12.4万/坪 (155坪) | 8.7万/坪 (170坪) |
| 栗橋駅 | 12.6万/坪 (102坪) | 8.5万/坪 (148坪) | 6.7万/坪 (190坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東鷲宮駅 22.2 万/坪(昨年同期比 +79.1 ％)
東鷲宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.2万円/坪(6.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +79.1％( +9.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -61.9％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 103.0 坪 (昨年 154.8 坪から -33.4 ％減)。
栗橋駅 12.6 万/坪(昨年同期比 +49.0 ％)
栗橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +49.0％( +4.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2023年)に比べて +7.4％( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 101.7 坪 (昨年 148.3 坪から -31.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 21.6 分 → 2024年 14.7 分、-31.7 ％と大きく減少)
さいたま新都心駅 73.4 万/坪(昨年同期比 -20.0 ％)
さいたま新都心駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 73.4万円/坪(22.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -20.0％( -18.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -20.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 45.0 坪 (昨年 78.3 坪から -42.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.8 分 → 2024年 21.2 分、+26.5 ％と大きく増加)
大宮駅 106.1 万/坪(昨年同期比 -17.5 ％)
大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 106万円/坪(32.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -17.5％( -22.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 73 件(１年前(2023年)に比べて +23.7％( +14件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 54.4 坪 (昨年 73.3 坪から -25.8 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示