【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期のJR日豊本線 (財部駅～鹿児島中央駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +21.8％( +3.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 61 件(１年前(2024年)に比べて -46.0％( -52件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 121.3 坪 (昨年 109.0 坪から +11.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。加治木駅、姶良駅、鹿児島中央駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは加治木駅で昨年に比べ +85.8 ％、坪単価は 10.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(加治木駅、姶良駅)は +65.3 ％(坪単価 +4.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(重富駅、財部駅)は -62.9 ％(坪単価 -4.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 36.9 分 → 2025年 32.3 分、-12.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.9 ％ → 2025年 6.6 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 3.5 ％ → 2025年 1.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鹿児島中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.4万円/坪(17.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +33.3％( +14.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2024年)に比べて -27.3％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった財部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -46.5％( -1.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -55.6％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR日豊本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 財部駅 | 1.2万/坪 (183坪) | 2.2万/坪 (152坪) | 2.8万/坪 (132坪) |
| 北俣駅 | - | - | - |
| 大隅大川原駅 | - | - | - |
| 北永野田駅 | - | - | - |
| 霧島神宮駅 | 2.3万/坪 (129坪) | 2.1万/坪 (145坪) | 3.1万/坪 (104坪) |
| 国分駅 | 6.1万/坪 (151坪) | 7.5万/坪 (114坪) | 6.2万/坪 (130坪) |
| 隼人駅 | 9.6万/坪 (134坪) | 9.3万/坪 (215坪) | 10.0万/坪 (126坪) |
| 加治木駅 | 10.6万/坪 (150坪) | 5.7万/坪 (134坪) | 4.7万/坪 (160坪) |
| 錦江駅 | 6.3万/坪 (113坪) | 5.5万/坪 (113坪) | 9.2万/坪 (106坪) |
| 帖佐駅 | 7.1万/坪 (118坪) | 8.7万/坪 (97.3坪) | 6.3万/坪 (136坪) |
| 姶良駅 | 10.9万/坪 (129坪) | 7.5万/坪 (152坪) | 5.5万/坪 (192坪) |
| 重富駅 | 2.2万/坪 (248坪) | 10.5万/坪 (62.0坪) | 7.4万/坪 (134坪) |
| 竜ケ水駅 | - | - | - |
| 鹿児島駅 | 25.3万/坪 (104坪) | 23.9万/坪 (69.5坪) | 26.1万/坪 (75.8坪) |
| 鹿児島中央駅 | 57.4万/坪 (69.8坪) | 43.1万/坪 (68.9坪) | 51.8万/坪 (65.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
加治木駅 10.6 万/坪(昨年同期比 +85.8 ％)
加治木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.6万円/坪(3.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +85.8％( +4.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 150.5 坪 (昨年 134.1 坪から +12.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 19.5 分 → 2025年 14.8 分、-24.4 ％と大きく減少)
姶良駅 10.9 万/坪(昨年同期比 +44.7 ％)
姶良駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.9万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +44.7％( +3.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 128.6 坪 (昨年 152.3 坪から -15.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 18.2 分 → 2025年 14.5 分、-20.4 ％と大きく減少)
重富駅 2.2 万/坪(昨年同期比 -79.3 ％)
重富駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.2万円/坪(0.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -79.3％( -8.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 248.1 坪 (昨年 62.0 坪から +300.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 20.7 分 → 2025年 30.0 分、+45.2 ％と大きく増加)
財部駅 1.2 万/坪(昨年同期比 -46.5 ％)
財部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -46.5％( -1.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -55.6％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 182.5 坪 (昨年 152.2 坪から +19.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 104.0 分 → 2025年 120.0 分、+15.4 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示