【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期のJR篠ノ井線 (塩尻駅～篠ノ井駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -11.6％( -1.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 33 件(１年前(2024年)に比べて -89.9％( -294件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 118.4 坪 (昨年 115.9 坪から +2.1 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。松本駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは姨捨駅で昨年に比べ +286.8 ％、坪単価は 6.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(姨捨駅、松本駅)は +157.4 ％(坪単価 +4.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(田沢駅、明科駅)は -94.0 ％(坪単価 -3.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 29.4 分 → 2025年 44.3 分、+50.8 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 3.1 ％ → 2025年 3.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった松本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.1万円/坪(7.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +28.1％( +5.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2024年)に比べて -86.1％( -62件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった明科駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.20万円/坪(0.06万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -93.8％( -3.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR篠ノ井線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 塩尻駅 | 6.9万/坪 (150坪) | 14.2万/坪 (135坪) | 12.4万/坪 (133坪) |
| 広丘駅 | 1.8万/坪 (206坪) | 11.6万/坪 (128坪) | 9.1万/坪 (122坪) |
| 村井駅 | 15.6万/坪 (175坪) | 14.8万/坪 (127坪) | 13.2万/坪 (122坪) |
| 平田駅 | 12.2万/坪 (40.8坪) | 13.4万/坪 (124坪) | 14.5万/坪 (109坪) |
| 南松本駅 | 9.2万/坪 (81.7坪) | 20.6万/坪 (99.7坪) | 19.2万/坪 (99.3坪) |
| 松本駅 | 23.1万/坪 (66.7坪) | 18.1万/坪 (85.4坪) | 22.1万/坪 (84.6坪) |
| 田沢駅 | 0.3万/坪 (333坪) | 5.1万/坪 (190坪) | 6.9万/坪 (157坪) |
| 明科駅 | 0.20万/坪 (333坪) | 3.2万/坪 (164坪) | 3.9万/坪 (73.8坪) |
| 西条駅 | - | - | 1.2万/坪 (179坪) |
| 坂北駅 | 0.9万/坪 (30.3坪) | - | 2.7万/坪 (120坪) |
| 聖高原駅 | - | 1.9万/坪 (156坪) | 2.6万/坪 (375坪) |
| 冠着駅 | - | 0.6万/坪 (189坪) | 0.6万/坪 (174坪) |
| 姨捨駅 | 6.1万/坪 (36.3坪) | 1.6万/坪 (174坪) | 2.0万/坪 (178坪) |
| 稲荷山駅 | - | 6.2万/坪 (68.1坪) | 3.7万/坪 (139坪) |
| 篠ノ井駅 | 15.4万/坪 (132坪) | 13.4万/坪 (102坪) | 12.6万/坪 (121坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
姨捨駅 6.1 万/坪(昨年同期比 +286.8 ％)
姨捨駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.1万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +286.8％( +4.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 173.9 坪から -79.1 ％減)。
松本駅 23.1 万/坪(昨年同期比 +28.1 ％)
松本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.1万円/坪(7.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +28.1％( +5.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2024年)に比べて -86.1％( -62件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 66.7 坪 (昨年 85.4 坪から -21.9 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 32.5 分 → 2025年 35.8 分、+10.1 ％と増加)
田沢駅 0.3 万/坪(昨年同期比 -94.1 ％)
田沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.3万円/坪(0.09万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -94.1％( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 332.8 坪 (昨年 190.2 坪から +75.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 44.5 分 → 2025年 60.0 分、+34.8 ％と大きく増加)
明科駅 0.2 万/坪(昨年同期比 -93.8 ％)
明科駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.20万円/坪(0.06万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -93.8％( -3.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 332.8 坪 (昨年 164.5 坪から +102.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 38.9 分 → 2025年 90.0 分、+131.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示