【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期のJR常磐線 (勿来駅～新地駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.5万円/坪(2.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +0.3％( +0.0万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 47 件(１年前(2024年)に比べて -47.2％( -42件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 176.2 坪 (昨年 120.9 坪から +45.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。植田駅、草野駅、原ノ町駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは双葉駅で昨年に比べ +115.3 ％、坪単価は 3.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(双葉駅、原ノ町駅)は +98.2 ％(坪単価 +3.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(勿来駅、相馬駅)は -27.5 ％(坪単価 -2.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 26.5 分 → 2025年 21.1 分、-20.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 7.9 ％ → 2025年 8.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となったいわき駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.4万円/坪(6.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -23.6％( -6.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった双葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.6万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +115.3％( +1.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR常磐線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 勿来駅 | 4.9万/坪 (151坪) | 6.9万/坪 (53.5坪) | 8.8万/坪 (154坪) |
| 植田駅 | 15.4万/坪 (116坪) | 11.0万/坪 (100坪) | 8.4万/坪 (133坪) |
| 泉駅 | 15.1万/坪 (216坪) | 13.4万/坪 (87.3坪) | 13.7万/坪 (157坪) |
| 湯本駅 | 9.9万/坪 (43.9坪) | 10.6万/坪 (114坪) | 8.6万/坪 (78.9坪) |
| 内郷駅 | - | 11.8万/坪 (59.5坪) | 16.7万/坪 (82.7坪) |
| いわき駅 | 21.4万/坪 (250坪) | 28.0万/坪 (75.1坪) | 17.2万/坪 (61.0坪) |
| 草野駅 | 16.9万/坪 (136坪) | 12.6万/坪 (69.6坪) | 1.4万/坪 (77.1坪) |
| 四ツ倉駅 | - | 7.4万/坪 (257坪) | 5.6万/坪 (49.9坪) |
| 久ノ浜駅 | - | 0.3万/坪 (90.8坪) | 6.0万/坪 (103坪) |
| 末続駅 | - | - | - |
| 広野駅 | 6.3万/坪 (336坪) | - | 1.3万/坪 (299坪) |
| Jヴィレッジ駅 | - | - | - |
| 木戸駅 | 3.7万/坪 (293坪) | - | - |
| 竜田駅 | - | 1.0万/坪 (279坪) | 6.0万/坪 (136坪) |
| 富岡駅 | 5.8万/坪 (60.5坪) | 5.6万/坪 (336坪) | - |
| 夜ノ森駅 | 0.5万/坪 (118坪) | - | - |
| 大野駅 | - | 2.8万/坪 (130坪) | 6.2万/坪 (152坪) |
| 双葉駅 | 3.6万/坪 (139坪) | 1.7万/坪 (248坪) | 3.9万/坪 (103坪) |
| 浪江駅 | 3.8万/坪 (183坪) | 5.0万/坪 (148坪) | 10.0万/坪 (92.3坪) |
| 桃内駅 | - | - | - |
| 小高駅 | 1.6万/坪 (116坪) | - | 4.5万/坪 (95.3坪) |
| 磐城太田駅 | - | 0.4万/坪 (46.9坪) | 1.6万/坪 (393坪) |
| 原ノ町駅 | 12.1万/坪 (185坪) | 6.7万/坪 (98.1坪) | 5.9万/坪 (79.3坪) |
| 鹿島駅 | - | 1.5万/坪 (57.0坪) | - |
| 日立木駅 | - | 0.5万/坪 (75.6坪) | - |
| 相馬駅 | 7.1万/坪 (164坪) | 9.5万/坪 (112坪) | 9.0万/坪 (76.3坪) |
| 駒ケ嶺駅 | - | - | - |
| 新地駅 | 3.3万/坪 (109坪) | - | 2.3万/坪 (55.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
双葉駅 3.6 万/坪(昨年同期比 +115.3 ％)
双葉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.6万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +115.3％( +1.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 139.2 坪 (昨年 248.1 坪から -43.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 14.0 分 → 2025年 10.5 分、-25.0 ％と大きく減少)
原ノ町駅 12.1 万/坪(昨年同期比 +81.1 ％)
原ノ町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.1万円/坪(3.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +81.1％( +5.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 185.3 坪 (昨年 98.1 坪から +88.8 ％増)。
勿来駅 4.9 万/坪(昨年同期比 -29.8 ％)
勿来駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.9万円/坪(1.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -29.8％( -2.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 53.5 坪から +182.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 27.2 分 → 2025年 16.5 分、-39.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 20.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
相馬駅 7.1 万/坪(昨年同期比 -25.2 ％)
相馬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.1万円/坪(2.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -25.2％( -2.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 163.7 坪 (昨年 111.5 坪から +46.7 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示