【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期のJR南武線 (川崎駅～稲田堤駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 197万円/坪(59.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +16.0％( +27.1万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 22 件(１年前(2024年)に比べて -87.2％( -150件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 47.2 坪 (昨年 58.5 坪から -19.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。川崎駅、武蔵中原駅、武蔵新城駅、久地駅、宿河原駅、登戸駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは登戸駅で昨年に比べ +53.5 ％、坪単価は 285 万円/坪となった。
上位 2 駅(登戸駅、武蔵新城駅)は +46.4 ％(坪単価 +83.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(矢向駅、中野島駅)は -24.1 ％(坪単価 -35.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 15.2 分 → 2025年 10.8 分、-29.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 6.4 ％ → 2025年 27.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった登戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 285万円/坪(86.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +53.5％( +99.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった中野島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.5万円/坪(23.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -19.9％( -19.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR南武線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川崎駅 | 228万/坪 (25.7坪) | 172万/坪 (44.7坪) | 178万/坪 (48.1坪) |
| 尻手駅 | - | 190万/坪 (28.4坪) | 120万/坪 (59.7坪) |
| 矢向駅 | 129万/坪 (41.8坪) | 179万/坪 (67.4坪) | 142万/坪 (27.6坪) |
| 鹿島田駅 | 202万/坪 (25.7坪) | 198万/坪 (88.9坪) | 184万/坪 (34.8坪) |
| 平間駅 | 214万/坪 (19.7坪) | 196万/坪 (37.9坪) | 189万/坪 (44.9坪) |
| 向河原駅 | - | 292万/坪 (32.9坪) | 231万/坪 (30.3坪) |
| 武蔵小杉駅 | - | 324万/坪 (27.6坪) | 248万/坪 (25.7坪) |
| 武蔵中原駅 | 197万/坪 (40.5坪) | 157万/坪 (80.1坪) | 141万/坪 (70.8坪) |
| 武蔵新城駅 | 242万/坪 (25.7坪) | 174万/坪 (54.5坪) | 189万/坪 (71.4坪) |
| 武蔵溝ノ口駅 | - | 168万/坪 (25.2坪) | 15.8万/坪 (424坪) |
| 津田山駅 | - | 123万/坪 (60.2坪) | 131万/坪 (49.9坪) |
| 久地駅 | 143万/坪 (18.2坪) | 110万/坪 (42.0坪) | 64.3万/坪 (122坪) |
| 宿河原駅 | 108万/坪 (132坪) | 80.0万/坪 (117坪) | 149万/坪 (94.3坪) |
| 登戸駅 | 285万/坪 (43.1坪) | 185万/坪 (68.1坪) | 130万/坪 (91.0坪) |
| 中野島駅 | 78.5万/坪 (121坪) | 98.1万/坪 (64.3坪) | 147万/坪 (174坪) |
| 稲田堤駅 | - | 158万/坪 (24.5坪) | 99.1万/坪 (65.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
登戸駅 284.5 万/坪(昨年同期比 +53.5 ％)
登戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 285万円/坪(86.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +53.5％( +99.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 43.1 坪 (昨年 68.1 坪から -36.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.2 分 → 2025年 8.5 分、-24.4 ％と大きく減少)
武蔵新城駅 241.6 万/坪(昨年同期比 +39.2 ％)
武蔵新城駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 242万円/坪(73.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +39.2％( +68.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -89.5％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 54.5 坪から -52.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 15.2 分 → 2025年 11.5 分、-24.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 10.5 ％ → 2025年 50.0 ％)
矢向駅 128.5 万/坪(昨年同期比 -28.3 ％)
矢向駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(38.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -28.3％( -50.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -78.6％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 41.8 坪 (昨年 67.4 坪から -37.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 28.6 ％ → 2025年 33.3 ％)
中野島駅 78.5 万/坪(昨年同期比 -19.9 ％)
中野島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.5万円/坪(23.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -19.9％( -19.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -87.5％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 64.3 坪から +88.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.1 分 → 2025年 7.0 分、-37.1 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示