【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期の小田急小田原線 (登戸駅～小田原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.7万円/坪(19.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +30.2％( +14.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 82 件(１年前(2024年)に比べて -57.7％( -112件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 81.1 坪 (昨年 99.7 坪から -18.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。登戸駅、新百合ケ丘駅、本厚木駅、東海大学前駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは向ケ丘遊園駅で昨年に比べ +138.5 ％、坪単価は 139 万円/坪となった。
上位 2 駅(向ケ丘遊園駅、登戸駅)は +99.5 ％(坪単価 +94.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(相武台前駅、小田原駅)は -38.2 ％(坪単価 -21.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.1 ％ → 2025年 4.9 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった登戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 285万円/坪(86.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +60.5％( +107.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった渋沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.4万円/坪(6.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +6.8％( +1.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -58.3％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 小田急小田原線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 登戸駅 | 285万/坪 (43.1坪) | 177万/坪 (46.9坪) | 122万/坪 (90.8坪) |
| 向ケ丘遊園駅 | 139万/坪 (54.5坪) | 58.3万/坪 (52.9坪) | 291万/坪 (15.1坪) |
| 生田駅 | 55.5万/坪 (62.8坪) | 60.3万/坪 (43.5坪) | 55.1万/坪 (109坪) |
| 読売ランド前駅 | - | 75.2万/坪 (87.7坪) | 43.8万/坪 (89.2坪) |
| 百合ケ丘駅 | - | 66.5万/坪 (43.1坪) | 83.3万/坪 (39.3坪) |
| 新百合ケ丘駅 | 130万/坪 (90.8坪) | 108万/坪 (95.8坪) | 145万/坪 (31.0坪) |
| 柿生駅 | - | 27.3万/坪 (121坪) | 63.4万/坪 (42.4坪) |
| 相模大野駅 | 93.2万/坪 (52.6坪) | 93.0万/坪 (70.1坪) | 56.4万/坪 (62.3坪) |
| 小田急相模原駅 | 66.5万/坪 (107坪) | 63.6万/坪 (75.2坪) | 56.6万/坪 (43.9坪) |
| 相武台前駅 | 34.2万/坪 (87.7坪) | 55.8万/坪 (114坪) | 69.4万/坪 (92.5坪) |
| 座間駅 | 46.7万/坪 (25.7坪) | 50.2万/坪 (69.1坪) | 82.9万/坪 (62.8坪) |
| 海老名駅 | 70.2万/坪 (131坪) | 69.8万/坪 (93.1坪) | 55.1万/坪 (71.0坪) |
| 厚木駅 | - | - | 68.1万/坪 (51.4坪) |
| 本厚木駅 | 54.0万/坪 (108坪) | 37.8万/坪 (125坪) | 54.0万/坪 (93.4坪) |
| 愛甲石田駅 | 31.5万/坪 (74.1坪) | 43.3万/坪 (48.1坪) | 37.6万/坪 (51.4坪) |
| 伊勢原駅 | 36.3万/坪 (84.4坪) | 42.7万/坪 (39.8坪) | 42.0万/坪 (93.2坪) |
| 鶴巻温泉駅 | 27.6万/坪 (41.6坪) | 26.1万/坪 (62.0坪) | 35.0万/坪 (82.6坪) |
| 東海大学前駅 | 28.0万/坪 (72.6坪) | 21.1万/坪 (166坪) | 18.9万/坪 (120坪) |
| 秦野駅 | 27.7万/坪 (50.3坪) | 28.8万/坪 (99.2坪) | 22.9万/坪 (110坪) |
| 渋沢駅 | 21.4万/坪 (162坪) | 20.0万/坪 (138坪) | 23.0万/坪 (86.2坪) |
| 新松田駅 | - | 13.7万/坪 (227坪) | 9.9万/坪 (115坪) |
| 開成駅 | - | 16.5万/坪 (133坪) | 25.3万/坪 (57.5坪) |
| 栢山駅 | 23.7万/坪 (49.5坪) | - | 25.5万/坪 (87.7坪) |
| 富水駅 | - | 28.7万/坪 (126坪) | 26.7万/坪 (154坪) |
| 螢田駅 | - | - | 26.0万/坪 (42.4坪) |
| 足柄駅 | - | 24.9万/坪 (71.1坪) | 45.5万/坪 (48.4坪) |
| 小田原駅 | 35.2万/坪 (46.5坪) | 56.5万/坪 (72.3坪) | 52.7万/坪 (45.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
向ケ丘遊園駅 139.0 万/坪(昨年同期比 +138.5 ％)
向ケ丘遊園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 139万円/坪(42.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +138.5％( +80.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 52.9 坪から +2.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 11.5 分 → 2025年 9.7 分、-15.9 ％と減少)
登戸駅 284.5 万/坪(昨年同期比 +60.5 ％)
登戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 285万円/坪(86.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +60.5％( +107.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 43.1 坪 (昨年 46.9 坪から -8.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 12.5 分 → 2025年 8.5 分、-32.0 ％と大きく減少)
相武台前駅 34.2 万/坪(昨年同期比 -38.7 ％)
相武台前駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.2万円/坪(10.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -38.7％( -21.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -92.3％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 114.1 坪から -23.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 14.6 分 → 2025年 23.0 分、+57.4 ％と大きく増加)
小田原駅 35.2 万/坪(昨年同期比 -37.8 ％)
小田原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.2万円/坪(10.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -37.8％( -21.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて -36.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 46.5 坪 (昨年 72.3 坪から -35.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 13.7 分 → 2025年 17.6 分、+28.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示