【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期のJR七尾線 (津幡駅～和倉温泉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +43.7％( +2.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 158 件(１年前(2023年)に比べて -26.5％( -57件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 97.7 坪 (昨年 125.8 坪から -22.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。津幡駅、宇野気駅、横山駅、宝達駅、羽咋駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは良川駅で昨年に比べ +498.6 ％、坪単価は 3.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(良川駅、和倉温泉駅)は +305.9 ％(坪単価 +3.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(能登部駅、能瀬駅)は -54.0 ％(坪単価 -3.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 29.5 分 → 2024年 21.0 分、-28.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.5 ％ → 2024年 2.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった津幡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.6万円/坪(5.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +75.7％( +7.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(１年前(2023年)に比べて -7.1％( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった能登部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.23万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -82.4％( -3.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR七尾線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 津幡駅 | 16.6万/坪 (78.4坪) | 9.4万/坪 (135坪) | 11.3万/坪 (103坪) |
| 中津幡駅 | 9.3万/坪 (141坪) | 10.5万/坪 (98.6坪) | 10.0万/坪 (115坪) |
| 本津幡駅 | 7.5万/坪 (106坪) | 8.2万/坪 (130坪) | 12.7万/坪 (88.7坪) |
| 能瀬駅 | 8.5万/坪 (47.4坪) | 11.4万/坪 (49.9坪) | 6.2万/坪 (162坪) |
| 宇野気駅 | 12.8万/坪 (87.3坪) | 9.9万/坪 (94.4坪) | 7.7万/坪 (153坪) |
| 横山駅 | 7.8万/坪 (81.1坪) | 4.3万/坪 (89.2坪) | 6.6万/坪 (121坪) |
| 高松駅 | 5.3万/坪 (87.9坪) | 6.6万/坪 (60.9坪) | 4.8万/坪 (114坪) |
| 免田駅 | 3.0万/坪 (248坪) | - | - |
| 宝達駅 | 2.0万/坪 (151坪) | 1.6万/坪 (149坪) | 2.0万/坪 (48.4坪) |
| 敷浪駅 | - | 1.7万/坪 (60.5坪) | 1.1万/坪 (144坪) |
| 南羽咋駅 | 1.2万/坪 (160坪) | 1.4万/坪 (98.3坪) | 4.1万/坪 (145坪) |
| 羽咋駅 | 3.8万/坪 (107坪) | 2.5万/坪 (167坪) | 5.2万/坪 (137坪) |
| 千路駅 | - | 2.2万/坪 (179坪) | 3.2万/坪 (81.7坪) |
| 金丸駅 | - | - | - |
| 能登部駅 | 0.8万/坪 (251坪) | 4.3万/坪 (60.1坪) | 1.0万/坪 (185坪) |
| 良川駅 | 3.5万/坪 (80.2坪) | 0.6万/坪 (260坪) | 1.7万/坪 (159坪) |
| 能登二宮駅 | - | 1.8万/坪 (73.1坪) | - |
| 徳田駅 | - | 2.0万/坪 (112坪) | 0.8万/坪 (151坪) |
| 七尾駅 | 3.5万/坪 (91.4坪) | 4.0万/坪 (122坪) | 4.2万/坪 (113坪) |
| 和倉温泉駅 | 6.2万/坪 (69.9坪) | 2.9万/坪 (111坪) | 4.8万/坪 (140坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
良川駅 3.5 万/坪(昨年同期比 +498.6 ％)
良川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +498.6％( +2.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 260.2 坪から -69.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 15.0 分 → 2024年 21.5 分、+43.3 ％と大きく増加)
和倉温泉駅 6.2 万/坪(昨年同期比 +113.3 ％)
和倉温泉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.2万円/坪(1.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +113.3％( +3.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -16.7％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 69.9 坪 (昨年 110.7 坪から -36.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 64.5 分 → 2024年 14.4 分、-77.7 ％と大きく減少)
能登部駅 0.8 万/坪(昨年同期比 -82.4 ％)
能登部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.8万円/坪(0.23万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -82.4％( -3.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 251.1 坪 (昨年 60.1 坪から +317.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 17.5 分 → 2024年 15.0 分、-14.3 ％と減少)
能瀬駅 8.5 万/坪(昨年同期比 -25.7 ％)
能瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.5万円/坪(2.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -25.7％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 47.4 坪 (昨年 49.9 坪から -5.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 3.0 分 → 2024年 5.0 分、+66.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示