【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年10月〜12月期のJR山手線 (品川駅～田町駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 956万円/坪(289万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +67.2％( +384.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 52.0 坪 (昨年 34.3 坪から +51.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。渋谷駅、田端駅、日暮里駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは秋葉原駅で昨年に比べ +779.3 ％、坪単価は 797 万円/坪となった。
上位 2 駅(秋葉原駅、新橋駅)は +739.6 ％(坪単価 +4981.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西日暮里駅、池袋駅)は -50.1 ％(坪単価 -299.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.4 ％ → 2024年 21.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.7 ％ → 2024年 8.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10,579万円/坪(3,200万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +700.0％( +9256.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西日暮里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 184万円/坪(55.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -73.4％( -506.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR山手線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 品川駅 | 740万/坪 (60.5坪) | - | 300万/坪 (96.8坪) |
| 大崎駅 | - | - | 261万/坪 (27.2坪) |
| 五反田駅 | - | 962万/坪 (166坪) | - |
| 目黒駅 | - | - | - |
| 恵比寿駅 | 496万/坪 (12.1坪) | 597万/坪 (29.2坪) | 846万/坪 (26.7坪) |
| 渋谷駅 | 1,048万/坪 (146坪) | 682万/坪 (46.9坪) | 1,392万/坪 (28.7坪) |
| 原宿駅 | - | - | - |
| 代々木駅 | - | - | - |
| 新宿駅 | - | - | - |
| 新大久保駅 | 621万/坪 (148坪) | - | - |
| 高田馬場駅 | - | 1,322万/坪 (39.3坪) | - |
| 目白駅 | - | - | 460万/坪 (34.8坪) |
| 池袋駅 | 251万/坪 (87.7坪) | 343万/坪 (40.8坪) | 258万/坪 (16.6坪) |
| 大塚駅 | - | 430万/坪 (25.0坪) | 254万/坪 (19.7坪) |
| 巣鴨駅 | 269万/坪 (24.6坪) | - | 240万/坪 (52.9坪) |
| 駒込駅 | 467万/坪 (25.7坪) | 486万/坪 (22.1坪) | 392万/坪 (37.1坪) |
| 田端駅 | 352万/坪 (37.4坪) | 290万/坪 (40.8坪) | 190万/坪 (24.8坪) |
| 西日暮里駅 | 184万/坪 (54.5坪) | 690万/坪 (34.8坪) | - |
| 日暮里駅 | 361万/坪 (19.7坪) | 271万/坪 (30.3坪) | 318万/坪 (40.8坪) |
| 鶯谷駅 | 529万/坪 (60.5坪) | 190万/坪 (22.7坪) | - |
| 上野駅 | - | - | - |
| 御徒町駅 | - | - | - |
| 秋葉原駅 | 797万/坪 (25.7坪) | 90.7万/坪 (10.6坪) | - |
| 神田駅 | - | - | - |
| 東京駅 | - | - | - |
| 新橋駅 | 10,579万/坪 (30.3坪) | 1,322万/坪 (13.6坪) | - |
| 浜松町駅 | - | - | - |
| 田町駅 | 844万/坪 (43.9坪) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
秋葉原駅 797.3 万/坪(昨年同期比 +779.3 ％)
秋葉原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 797万円/坪(241万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +779.3％( +706.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 25.7 坪 (昨年 10.6 坪から +142.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 1.0 分 → 2024年 5.0 分、+400.0 ％と大きく増加)
新橋駅 10578.5 万/坪(昨年同期比 +700.0 ％)
新橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10,579万円/坪(3,200万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +700.0％( +9256.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 13.6 坪から +122.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 6.0 分 → 2024年 3.0 分、-50.0 ％と大きく減少)
西日暮里駅 183.7 万/坪(昨年同期比 -73.4 ％)
西日暮里駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 184万円/坪(55.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -73.4％( -506.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 34.8 坪から +56.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.0 分 → 2024年 8.0 分、+60.0 ％と大きく増加)
池袋駅 250.8 万/坪(昨年同期比 -26.8 ％)
池袋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 251万円/坪(75.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -26.8％( -92.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 87.7 坪 (昨年 40.8 坪から +114.8 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示