【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期のJR八高線 (八王子駅~箱根ケ崎駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 47.6万円/坪(14.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2024年)に比べて +17.7%( +7.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 51 件(1年前(2024年)に比べて -61.7%( -82件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 86.0 坪 (昨年 111.5 坪から -22.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。八王子駅、箱根ケ崎駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは八王子駅で昨年に比べ +26.3 %、坪単価は 54.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(八王子駅)は +26.3 %(坪単価 +11.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小宮駅)は -30.4 %(坪単価 -9.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.8 % → 2025年 2.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 32.4 分 → 2025年 35.8 分、+10.2 %と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東福生駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.5万円/坪(16.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2024年)に比べて -11.9%( -7.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.7万円/坪(6.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2024年)に比べて -30.4%( -9.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR八高線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 八王子駅 | 54.8万/坪 (76.1坪) | 43.3万/坪 (99.3坪) | 40.6万/坪 (90.4坪) |
| 北八王子駅 | - | 40.0万/坪 (86.5坪) | 69.4万/坪 (106坪) |
| 小宮駅 | 20.7万/坪 (57.0坪) | 29.8万/坪 (150坪) | 44.0万/坪 (65.0坪) |
| 拝島駅 | 49.4万/坪 (116坪) | 46.8万/坪 (93.0坪) | 55.2万/坪 (83.1坪) |
| 東福生駅 | 55.5万/坪 (42.4坪) | 62.9万/坪 (30.3坪) | 58.2万/坪 (48.7坪) |
| 箱根ケ崎駅 | 33.7万/坪 (122坪) | 27.1万/坪 (170坪) | 33.5万/坪 (79.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八王子駅 54.8 万/坪(昨年同期比 +26.3 %)
八王子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.8万円/坪(16.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2024年)に比べて +26.3%( +11.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 32 件(1年前(2024年)に比べて -56.8%( -42件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 76.1 坪 (昨年 99.3 坪から -23.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.4 % → 2025年 3.1 %)
小宮駅 20.7 万/坪(昨年同期比 -30.4 %)
小宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.7万円/坪(6.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2024年)に比べて -30.4%( -9.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 57.0 坪 (昨年 149.7 坪から -62.0 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 15.8 分 → 2025年 18.0 分、+14.3 %と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示