【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年7月〜9月期の京王線 (新宿駅～京王八王子駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 160万円/坪(48.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -13.0％( -23.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 62 件(１年前(2023年)に比べて -12.7％( -9件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 55.1 坪 (昨年 69.4 坪から -20.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 16 駅。ほとんどの駅において下落した。八幡山駅、国領駅、東府中駅、聖蹟桜ケ丘駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは北野駅で昨年に比べ +206.5 ％、坪単価は 53.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(北野駅、下高井戸駅)は +172.7 ％(坪単価 +127.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(百草園駅、府中駅)は -66.6 ％(坪単価 -143.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.8 ％ → 2024年 8.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 9.7 分 → 2024年 10.9 分、+12.0 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.9 ％ → 2024年 14.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった下高井戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 376万円/坪(114万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +138.8％( +218.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった百草園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.9万円/坪(7.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -75.2％( -72.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 京王線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新宿駅 | - | - | - |
| 笹塚駅 | 236万/坪 (31.8坪) | 285万/坪 (34.0坪) | - |
| 代田橋駅 | 276万/坪 (57.0坪) | 308万/坪 (37.8坪) | 233万/坪 (59.0坪) |
| 明大前駅 | 264万/坪 (45.4坪) | 269万/坪 (21.2坪) | - |
| 下高井戸駅 | 376万/坪 (32.8坪) | 157万/坪 (21.7坪) | 301万/坪 (28.7坪) |
| 桜上水駅 | 204万/坪 (16.6坪) | 237万/坪 (31.0坪) | - |
| 上北沢駅 | 201万/坪 (34.8坪) | 274万/坪 (80.7坪) | - |
| 八幡山駅 | 190万/坪 (34.8坪) | 123万/坪 (141坪) | 198万/坪 (19.7坪) |
| 芦花公園駅 | 192万/坪 (31.8坪) | - | 202万/坪 (24.2坪) |
| 千歳烏山駅 | 292万/坪 (73.4坪) | 255万/坪 (134坪) | 235万/坪 (58.5坪) |
| 仙川駅 | 160万/坪 (35.3坪) | 210万/坪 (106坪) | 130万/坪 (35.2坪) |
| つつじケ丘駅 | 145万/坪 (74.1坪) | 178万/坪 (46.9坪) | 145万/坪 (45.4坪) |
| 柴崎駅 | 101万/坪 (34.8坪) | 192万/坪 (41.3坪) | - |
| 国領駅 | 169万/坪 (37.8坪) | 125万/坪 (27.7坪) | 81.4万/坪 (39.3坪) |
| 布田駅 | 153万/坪 (38.6坪) | - | 108万/坪 (142坪) |
| 調布駅 | 174万/坪 (46.4坪) | 162万/坪 (217坪) | 115万/坪 (66.8坪) |
| 西調布駅 | 99.0万/坪 (66.6坪) | 109万/坪 (127坪) | 149万/坪 (46.9坪) |
| 飛田給駅 | - | 150万/坪 (33.3坪) | 69.4万/坪 (9.1坪) |
| 武蔵野台駅 | - | 95.9万/坪 (60.5坪) | - |
| 多磨霊園駅 | 126万/坪 (103坪) | 140万/坪 (24.2坪) | 114万/坪 (35.5坪) |
| 東府中駅 | 242万/坪 (124坪) | 164万/坪 (46.9坪) | 122万/坪 (121坪) |
| 府中駅 | 155万/坪 (29.7坪) | 369万/坪 (39.8坪) | 254万/坪 (28.7坪) |
| 分倍河原駅 | 92.3万/坪 (173坪) | 143万/坪 (90.8坪) | - |
| 中河原駅 | 81.2万/坪 (48.9坪) | 96.7万/坪 (33.7坪) | 65.6万/坪 (98.3坪) |
| 聖蹟桜ケ丘駅 | 99.2万/坪 (36.3坪) | 51.0万/坪 (83.2坪) | 86.3万/坪 (45.4坪) |
| 百草園駅 | 23.9万/坪 (55.2坪) | 96.4万/坪 (36.3坪) | 43.8万/坪 (121坪) |
| 高幡不動駅 | 79.3万/坪 (37.8坪) | 85.2万/坪 (46.4坪) | 75.4万/坪 (37.8坪) |
| 南平駅 | - | 85.0万/坪 (21.2坪) | 44.7万/坪 (56.0坪) |
| 平山城址公園駅 | 30.0万/坪 (44.6坪) | 38.8万/坪 (56.0坪) | 47.3万/坪 (64.3坪) |
| 長沼駅 | 22.7万/坪 (52.9坪) | - | - |
| 北野駅 | 53.1万/坪 (58.5坪) | 17.3万/坪 (50.7坪) | 52.5万/坪 (45.4坪) |
| 京王八王子駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
北野駅 53.1 万/坪(昨年同期比 +206.5 ％)
北野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 53.1万円/坪(16.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +206.5％( +35.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 58.5 坪 (昨年 50.7 坪から +15.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 22.0 分 → 2024年 12.7 分、-42.4 ％と大きく減少)
下高井戸駅 375.7 万/坪(昨年同期比 +138.8 ％)
下高井戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 376万円/坪(114万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +138.8％( +218.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 32.8 坪 (昨年 21.7 坪から +51.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 4.3 分 → 2024年 2.7 分、-38.5 ％と大きく減少)
百草園駅 23.9 万/坪(昨年同期比 -75.2 ％)
百草園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.9万円/坪(7.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -75.2％( -72.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 55.2 坪 (昨年 36.3 坪から +52.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.0 分 → 2024年 12.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
府中駅 155.3 万/坪(昨年同期比 -57.9 ％)
府中駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 155万円/坪(47.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -57.9％( -213.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 29.7 坪 (昨年 39.8 坪から -25.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.1 分 → 2024年 8.7 分、+21.3 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 71.4 ％ → 2024年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示