この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期のつくばエクスプレス線 (秋葉原駅~六町駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 344万円/坪(104万円/㎡)です。土地相場は1年前(2024年)に比べて +1.9%( +6.5万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2024年)に比べて -78.0%( -64件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 41.7 坪 (昨年 50.5 坪から -17.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。秋葉原駅、青井駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは青井駅で昨年に比べ +52.8 %、坪単価は 131 万円/坪となった。
上位 2 駅(青井駅、秋葉原駅)は +47.4 %(坪単価 +201.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(浅草駅、新御徒町駅)は -42.7 %(坪単価 -311.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 13.6 % → 2025年 16.7 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった秋葉原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,209万円/坪(366万円/㎡)です。土地相場は1年前(2024年)に比べて +42.0%( +357.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった六町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 128万円/坪(38.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2024年)に比べて -4.4%( -6.0万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 6 件(1年前(2024年)に比べて -64.7%( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
| つくばエクスプレス線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 秋葉原駅 | 1,209万/坪 (31.8坪) | 852万/坪 (31.0坪) | 90.7万/坪 (10.6坪) |
| 新御徒町駅 | 407万/坪 (19.7坪) | 668万/坪 (43.9坪) | 240万/坪 (42.9坪) |
| 浅草駅 | 420万/坪 (30.3坪) | 782万/坪 (35.7坪) | 449万/坪 (35.1坪) |
| 南千住駅 | - | 204万/坪 (79.0坪) | 249万/坪 (37.8坪) |
| 北千住駅 | 221万/坪 (34.8坪) | 200万/坪 (40.1坪) | 273万/坪 (61.4坪) |
| 青井駅 | 131万/坪 (15.9坪) | 86.0万/坪 (42.4坪) | 111万/坪 (49.9坪) |
| 六町駅 | 128万/坪 (68.3坪) | 134万/坪 (49.6坪) | 139万/坪 (93.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
青井駅 131.3 万/坪(昨年同期比 +52.8 %)
青井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 131万円/坪(39.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2024年)に比べて +52.8%( +45.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -71.4%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 15.9 坪 (昨年 42.4 坪から -62.5 %減)。
秋葉原駅 1209.2 万/坪(昨年同期比 +42.0 %)
秋葉原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1,209万円/坪(366万円/㎡)です。土地相場は1年前(2024年)に比べて +42.0%( +357.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 31.0 坪から +2.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 % → 2025年 100.0 %)
浅草駅 420.3 万/坪(昨年同期比 -46.3 %)
浅草駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 420万円/坪(127万円/㎡)です。土地相場は1年前(2024年)に比べて -46.3%( -362.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -76.5%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 35.7 坪から -15.2 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 7.4 分 → 2025年 9.5 分、+28.2 %と大きく増加)
新御徒町駅 406.9 万/坪(昨年同期比 -39.1 %)
新御徒町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 407万円/坪(123万円/㎡)です。土地相場は1年前(2024年)に比べて -39.1%( -260.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 19.7 坪 (昨年 43.9 坪から -55.2 %減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示