
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期のJR関西本線 (名古屋駅~弥富駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 76.5万円/坪(23.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +24.8%( +15.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 61 件(1年前(2023年)に比べて -30.7%( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 99.7 坪 (昨年 99.4 坪から +0.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。名古屋駅、蟹江駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは名古屋駅で昨年に比べ +30.8 %、坪単価は 650 万円/坪となった。
上位 2 駅(名古屋駅、蟹江駅)は +28.5 %(坪単価 +79.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(弥富駅、春田駅)は -11.3 %(坪単価 -3.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 11.4 % → 2024年 9.8 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 650万円/坪(197万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +30.8%( +153.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった永和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.9万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -4.4%( -0.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR関西本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
名古屋駅 | 650万/坪 (52.2坪) | 497万/坪 (74.4坪) | 841万/坪 (118坪) |
八田駅 | 60.9万/坪 (73.4坪) | 62.0万/坪 (106坪) | 58.9万/坪 (71.1坪) |
春田駅 | 29.2万/坪 (77.8坪) | 32.6万/坪 (97.7坪) | 35.8万/坪 (100坪) |
蟹江駅 | 25.6万/坪 (134坪) | 20.3万/坪 (98.3坪) | 19.2万/坪 (80.2坪) |
永和駅 | 10.9万/坪 (175坪) | 11.4万/坪 (110坪) | 10.7万/坪 (92.4坪) |
弥富駅 | 18.1万/坪 (57.7坪) | 20.6万/坪 (107坪) | 18.6万/坪 (129坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
名古屋駅 650.4 万/坪(昨年同期比 +30.8 %)
名古屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 650万円/坪(197万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +30.8%( +153.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 52.2 坪 (昨年 74.4 坪から -29.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 % → 2024年 25.0 %)
蟹江駅 25.6 万/坪(昨年同期比 +26.2 %)
蟹江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.6万円/坪(7.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +26.2%( +5.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(1年前(2023年)に比べて -25.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 134.2 坪 (昨年 98.3 坪から +36.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.6 % → 2024年 7.4 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 % → 2024年 3.7 %)
弥富駅 18.1 万/坪(昨年同期比 -12.1 %)
弥富駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.1万円/坪(5.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -12.1%( -2.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2023年)に比べて -53.3%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 57.7 坪 (昨年 106.5 坪から -45.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 % → 2024年 14.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.9 分 → 2024年 12.1 分、+23.1 %と大きく増加)
春田駅 29.2 万/坪(昨年同期比 -10.5 %)
春田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.2万円/坪(8.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -10.5%( -3.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて -46.7%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 77.8 坪 (昨年 97.7 坪から -20.4 %減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 % → 2024年 12.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示