【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期の東北新幹線 (一ノ関駅～二戸駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.3万円/坪(4.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +10.8％( +1.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 222 件(１年前(2023年)に比べて -3.9％( -9件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均土地面積は 99.7 坪 (昨年 117.6 坪から -15.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が減少。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。一ノ関駅、二戸駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは一ノ関駅で昨年に比べ +62.3 ％、坪単価は 11.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(一ノ関駅、二戸駅)は +48.2 ％(坪単価 +3.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(新花巻駅、盛岡駅)は -21.0 ％(坪単価 -1.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.7 ％ → 2024年 2.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった盛岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.9万円/坪(6.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +1.1％( +0.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 99 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新花巻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.6万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -43.0％( -2.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 東北新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 一ノ関駅 | 11.9万/坪 (115坪) | 7.3万/坪 (146坪) | 7.4万/坪 (138坪) |
| 水沢江刺駅 | - | - | - |
| 北上駅 | 9.3万/坪 (124坪) | 8.5万/坪 (128坪) | 9.2万/坪 (133坪) |
| 新花巻駅 | 3.6万/坪 (124坪) | 6.2万/坪 (106坪) | 4.3万/坪 (129坪) |
| 盛岡駅 | 21.9万/坪 (72.6坪) | 21.7万/坪 (84.5坪) | 21.6万/坪 (79.9坪) |
| いわて沼宮内駅 | 4.7万/坪 (84.7坪) | 4.5万/坪 (199坪) | 1.8万/坪 (132坪) |
| 二戸駅 | 9.3万/坪 (129坪) | 7.0万/坪 (211坪) | 7.4万/坪 (134坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
一ノ関駅 11.9 万/坪(昨年同期比 +62.3 ％)
一ノ関駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.9万円/坪(3.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +62.3％( +4.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 42 件(１年前(2023年)に比べて -2.3％( -1件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均土地面積は 114.7 坪 (昨年 146.4 坪から -21.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.3 ％ → 2024年 2.4 ％)
二戸駅 9.3 万/坪(昨年同期比 +34.0 ％)
二戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 9.3万円/坪(2.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +34.0％( +2.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(１年前(2023年)に比べて +91.7％( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 128.9 坪 (昨年 211.3 坪から -39.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 43.3 分 → 2024年 30.4 分、-29.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 ％ → 2024年 13.0 ％)
新花巻駅 3.6 万/坪(昨年同期比 -43.0 ％)
新花巻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.6万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -43.0％( -2.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +150.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 105.9 坪から +17.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 10.0 分、+66.7 ％と大きく増加)
盛岡駅 21.9 万/坪(昨年同期比 +1.1 ％)
盛岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.9万円/坪(6.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +1.1％( +0.2万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 99 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 84.5 坪から -14.1 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示