【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年10月〜12月期のJR山陽本線 (三石駅～笠岡駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.0万円/坪(6.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +3.5％( +0.7万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 125 件(１年前(2023年)に比べて -30.2％( -54件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 94.4 坪 (昨年 111.1 坪から -15.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。東岡山駅、北長瀬駅、庭瀬駅、新倉敷駅、笠岡駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは里庄駅で昨年に比べ +255.4 ％、坪単価は 15.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(里庄駅、上道駅)は +232.1 ％(坪単価 +8.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(倉敷駅、和気駅)は -39.2 ％(坪単価 -8.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.2 ％ → 2024年 5.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった北長瀬駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.5万円/坪(12.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +26.3％( +8.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった和気駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -38.7％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
| JR山陽本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 三石駅 | - | 3.1万/坪 (78.7坪) | 1.2万/坪 (169坪) |
| 吉永駅 | 5.6万/坪 (19.7坪) | - | 6.9万/坪 (81.7坪) |
| 和気駅 | 4.7万/坪 (133坪) | 7.6万/坪 (151坪) | 0.7万/坪 (86.2坪) |
| 熊山駅 | - | - | 0.9万/坪 (90.8坪) |
| 万富駅 | - | 6.0万/坪 (79.7坪) | 5.0万/坪 (76.0坪) |
| 瀬戸駅 | 9.3万/坪 (81.3坪) | 13.4万/坪 (84.1坪) | 10.3万/坪 (119坪) |
| 上道駅 | 8.4万/坪 (131坪) | 2.7万/坪 (84.7坪) | 9.6万/坪 (139坪) |
| 東岡山駅 | 25.4万/坪 (59.0坪) | 17.1万/坪 (55.0坪) | 17.4万/坪 (230坪) |
| 高島駅 | 20.3万/坪 (78.4坪) | 32.0万/坪 (84.0坪) | 23.5万/坪 (90.9坪) |
| 西川原駅 | - | - | - |
| 岡山駅 | 38.0万/坪 (77.6坪) | 35.8万/坪 (73.2坪) | 28.0万/坪 (103坪) |
| 北長瀬駅 | 41.5万/坪 (74.1坪) | 32.9万/坪 (79.9坪) | 55.4万/坪 (62.8坪) |
| 庭瀬駅 | 22.5万/坪 (108坪) | 17.5万/坪 (156坪) | 24.6万/坪 (110坪) |
| 中庄駅 | 13.2万/坪 (86.2坪) | 13.7万/坪 (140坪) | 19.0万/坪 (129坪) |
| 倉敷駅 | 21.9万/坪 (120坪) | 36.2万/坪 (122坪) | 21.6万/坪 (86.3坪) |
| 西阿知駅 | 16.3万/坪 (159坪) | 18.0万/坪 (141坪) | 21.9万/坪 (130坪) |
| 新倉敷駅 | 16.4万/坪 (70.3坪) | 9.6万/坪 (98.0坪) | 10.5万/坪 (142坪) |
| 金光駅 | 6.4万/坪 (71.6坪) | 7.1万/坪 (148坪) | 5.2万/坪 (230坪) |
| 鴨方駅 | 7.3万/坪 (80.5坪) | 6.8万/坪 (147坪) | 9.7万/坪 (103坪) |
| 里庄駅 | 15.3万/坪 (65.5坪) | 4.3万/坪 (160坪) | 12.3万/坪 (128坪) |
| 笠岡駅 | 7.7万/坪 (149坪) | 5.3万/坪 (90.0坪) | 8.4万/坪 (74.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
里庄駅 15.3 万/坪(昨年同期比 +255.4 ％)
里庄駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.3万円/坪(4.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +255.4％( +11.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 65.5 坪 (昨年 159.7 坪から -59.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 24.4 分 → 2024年 14.0 分、-42.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 ％ → 2024年 50.0 ％)
上道駅 8.4 万/坪(昨年同期比 +208.8 ％)
上道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.4万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +208.8％( +5.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 130.8 坪 (昨年 84.7 坪から +54.5 ％増)。
倉敷駅 21.9 万/坪(昨年同期比 -39.7 ％)
倉敷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.9万円/坪(6.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -39.7％( -14.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 17 件(１年前(2023年)に比べて -34.6％( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 120.1 坪 (昨年 122.0 坪から -1.6 ％減)。
和気駅 4.7 万/坪(昨年同期比 -38.7 ％)
和気駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.7万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -38.7％( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 133.1 坪 (昨年 151.3 坪から -12.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 14.0 分 → 2024年 16.7 分、+19.0 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示