【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期の富山地方鉄道本線 (電鉄富山駅～宇奈月温泉駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.0万円/坪(2.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -8.1％( -0.6万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 75 件(１年前(2023年)に比べて -47.6％( -68件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 102.7 坪 (昨年 100.0 坪から +2.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 9 駅。ほとんどの駅において下落した。越中舟橋駅、中滑川駅、電鉄黒部駅、東三日市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは新相ノ木駅で昨年に比べ +196.2 ％、坪単価は 4.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(新相ノ木駅、電鉄黒部駅)は +134.6 ％(坪単価 +3.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(浜加積駅、越中三郷駅)は -84.7 ％(坪単価 -5.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 ％ → 2024年 12.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東新庄駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.6万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -2.0％( -0.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -64.0％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浜加積駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.10万円/坪(0.03万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -99.0％( -9.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 富山地方鉄道本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 電鉄富山駅 | - | - | - |
| 稲荷町駅 | 11.8万/坪 (127坪) | - | 1.7万/坪 (151坪) |
| 新庄田中駅 | 12.5万/坪 (104坪) | 16.1万/坪 (57.8坪) | 13.8万/坪 (80.9坪) |
| 東新庄駅 | 12.6万/坪 (144坪) | 12.8万/坪 (80.0坪) | 11.8万/坪 (112坪) |
| 越中荏原駅 | 10.0万/坪 (117坪) | 10.8万/坪 (85.4坪) | 10.3万/坪 (107坪) |
| 越中三郷駅 | 1.2万/坪 (303坪) | 4.0万/坪 (185坪) | 7.1万/坪 (184坪) |
| 越中舟橋駅 | 10.5万/坪 (78.7坪) | 8.4万/坪 (57.2坪) | 7.5万/坪 (101坪) |
| 寺田駅 | 5.1万/坪 (87.7坪) | - | - |
| 越中泉駅 | - | - | - |
| 相ノ木駅 | - | - | 6.3万/坪 (72.6坪) |
| 新相ノ木駅 | 4.6万/坪 (114坪) | 1.6万/坪 (21.2坪) | 3.5万/坪 (31.8坪) |
| 上市駅 | 4.4万/坪 (64.8坪) | 4.4万/坪 (97.3坪) | 4.3万/坪 (52.6坪) |
| 新宮川駅 | - | 3.2万/坪 (116坪) | - |
| 中加積駅 | - | 2.1万/坪 (187坪) | 6.9万/坪 (93.8坪) |
| 西加積駅 | 4.9万/坪 (41.6坪) | 8.8万/坪 (514坪) | 3.5万/坪 (146坪) |
| 西滑川駅 | 5.3万/坪 (236坪) | 5.9万/坪 (71.8坪) | 8.7万/坪 (82.2坪) |
| 中滑川駅 | 7.3万/坪 (130坪) | 4.3万/坪 (87.1坪) | 5.7万/坪 (115坪) |
| 滑川駅 | 6.3万/坪 (96.8坪) | 6.1万/坪 (113坪) | 5.1万/坪 (121坪) |
| 浜加積駅 | 0.10万/坪 (136坪) | 9.2万/坪 (68.1坪) | 3.5万/坪 (234坪) |
| 早月加積駅 | - | 1.5万/坪 (31.8坪) | 2.6万/坪 (84.7坪) |
| 越中中村駅 | - | - | - |
| 西魚津駅 | 2.2万/坪 (49.4坪) | 6.7万/坪 (43.9坪) | 9.6万/坪 (62.0坪) |
| 電鉄魚津駅 | 7.9万/坪 (42.9坪) | 7.5万/坪 (96.8坪) | 6.6万/坪 (54.3坪) |
| 新魚津駅 | - | - | - |
| 経田駅 | - | - | 3.6万/坪 (69.6坪) |
| 電鉄石田駅 | 3.1万/坪 (93.8坪) | 5.0万/坪 (115坪) | 1.5万/坪 (42.4坪) |
| 電鉄黒部駅 | 10.3万/坪 (84.7坪) | 6.0万/坪 (43.1坪) | 9.4万/坪 (98.0坪) |
| 東三日市駅 | 9.9万/坪 (72.6坪) | 5.9万/坪 (145坪) | 7.8万/坪 (78.8坪) |
| 荻生駅 | 4.5万/坪 (72.6坪) | 4.4万/坪 (202坪) | 4.4万/坪 (114坪) |
| 長屋駅 | - | 8.5万/坪 (60.5坪) | 8.1万/坪 (64.1坪) |
| 新黒部駅 | 1.0万/坪 (115坪) | - | - |
| 舌山駅 | - | - | - |
| 若栗駅 | - | 0.8万/坪 (363坪) | 3.2万/坪 (46.9坪) |
| 栃屋駅 | - | 0.8万/坪 (104坪) | 7.3万/坪 (83.2坪) |
| 浦山駅 | - | - | 3.0万/坪 (266坪) |
| 下立口駅 | - | - | - |
| 下立駅 | - | 1.0万/坪 (25.7坪) | - |
| 愛本駅 | - | 1.0万/坪 (21.2坪) | - |
| 内山駅 | - | - | - |
| 音沢駅 | - | - | 0.4万/坪 (58.2坪) |
| 宇奈月温泉駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
新相ノ木駅 4.6 万/坪(昨年同期比 +196.2 ％)
新相ノ木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.6万円/坪(1.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +196.2％( +3.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +300.0％( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 113.9 坪 (昨年 21.2 坪から +438.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 16.0 分 → 2024年 9.8 分、-39.1 ％と大きく減少)
電鉄黒部駅 10.3 万/坪(昨年同期比 +73.1 ％)
電鉄黒部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.3万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +73.1％( +4.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 43.1 坪から +96.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.2 分 → 2024年 14.5 分、+29.5 ％と大きく増加)
浜加積駅 0.1 万/坪(昨年同期比 -99.0 ％)
浜加積駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.10万円/坪(0.03万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -99.0％( -9.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 136.1 坪 (昨年 68.1 坪から +100.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.5 分 → 2024年 30.0 分、+106.9 ％と大きく増加)
越中三郷駅 1.2 万/坪(昨年同期比 -70.4 ％)
越中三郷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.2万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -70.4％( -2.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 302.5 坪 (昨年 185.4 坪から +63.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 17.2 分 → 2024年 7.0 分、-59.2 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示