【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期の東北新幹線 (白石蔵王駅～くりこま高原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.7万円/坪(9.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +81.5％( +13.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 116 件(１年前(2023年)に比べて -1.7％( -2件/坪)と僅かに減少しています。)。
平均土地面積は 129.7 坪 (昨年 156.2 坪から -17.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。仙台駅、くりこま高原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは仙台駅で昨年に比べ +81.3 ％、坪単価は 94.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(仙台駅)は +81.3 ％(坪単価 +42.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(古川駅)は -7.7 ％(坪単価 -0.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.8 ％ → 2024年 2.6 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 53.4 分 → 2024年 59.8 分、+11.9 ％と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった仙台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.6万円/坪(28.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +81.3％( +42.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(１年前(2023年)に比べて +19.2％( +5件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となったくりこま高原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +49.1％( +1.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 43 件(１年前(2023年)に比べて +59.3％( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 東北新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 白石蔵王駅 | - | - | 8.0万/坪 (239坪) |
| 仙台駅 | 94.6万/坪 (119坪) | 52.2万/坪 (150坪) | 92.5万/坪 (110坪) |
| 古川駅 | 8.1万/坪 (115坪) | 8.8万/坪 (150坪) | 7.8万/坪 (131坪) |
| くりこま高原駅 | 3.5万/坪 (154坪) | 2.3万/坪 (181坪) | 3.1万/坪 (206坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
仙台駅 94.6 万/坪(昨年同期比 +81.3 ％)
仙台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.6万円/坪(28.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +81.3％( +42.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(１年前(2023年)に比べて +19.2％( +5件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 119.3 坪 (昨年 149.8 坪から -20.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 91.7 分 → 2024年 82.2 分、-10.3 ％と減少)
古川駅 8.1 万/坪(昨年同期比 -7.7 ％)
古川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.1万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -7.7％( -0.7万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 42 件(１年前(2023年)に比べて -35.4％( -23件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 114.7 坪 (昨年 149.7 坪から -23.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.5 ％ → 2024年 2.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 26.2 分 → 2024年 30.1 分、+15.0 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示