【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期のJR大阪環状線 (大阪駅～天満駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 201万円/坪(60.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +49.5％( +66.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(１年前(2024年)に比べて -41.7％( -15件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 59.7 坪 (昨年 62.6 坪から -4.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。大正駅、芦原橋駅、寺田町駅、玉造駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは芦原橋駅で昨年に比べ +95.5 ％、坪単価は 380 万円/坪となった。
上位 2 駅(芦原橋駅、大正駅)は +78.7 ％(坪単価 +115.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鶴橋駅、弁天町駅)は -28.6 ％(坪単価 -139.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 14.3 分 → 2025年 9.5 分、-33.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.6 ％ → 2025年 9.5 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 16.7 ％ → 2025年 14.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった玉造駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 391万円/坪(118万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +27.3％( +83.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった寺田町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.8万円/坪(24.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +23.0％( +15.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR大阪環状線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大阪駅 | - | - | - |
| 福島駅 | 379万/坪 (22.7坪) | 341万/坪 (34.8坪) | 122万/坪 (39.3坪) |
| 野田駅 | 136万/坪 (28.7坪) | - | - |
| 西九条駅 | 227万/坪 (31.8坪) | - | - |
| 弁天町駅 | 158万/坪 (54.5坪) | 144万/坪 (25.3坪) | 118万/坪 (21.2坪) |
| 大正駅 | 117万/坪 (103坪) | 72.0万/坪 (37.3坪) | 61.0万/坪 (35.4坪) |
| 芦原橋駅 | 380万/坪 (60.5坪) | 194万/坪 (514坪) | - |
| 今宮駅 | - | - | - |
| 新今宮駅 | - | - | - |
| 天王寺駅 | 345万/坪 (34.8坪) | - | - |
| 寺田町駅 | 81.8万/坪 (45.9坪) | 66.5万/坪 (120坪) | 73.7万/坪 (52.4坪) |
| 桃谷駅 | - | 50.9万/坪 (41.2坪) | - |
| 鶴橋駅 | 145万/坪 (25.0坪) | 439万/坪 (16.6坪) | 301万/坪 (49.9坪) |
| 玉造駅 | 391万/坪 (333坪) | 307万/坪 (63.5坪) | 221万/坪 (25.0坪) |
| 森ノ宮駅 | - | - | - |
| 大阪城公園駅 | - | - | - |
| 京橋駅 | 258万/坪 (41.8坪) | 229万/坪 (52.2坪) | - |
| 桜ノ宮駅 | - | - | - |
| 天満駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
芦原橋駅 380.2 万/坪(昨年同期比 +95.5 ％)
芦原橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 380万円/坪(115万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +95.5％( +185.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 514.3 坪から -88.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
大正駅 116.7 万/坪(昨年同期比 +62.0 ％)
大正駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 117万円/坪(35.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +62.0％( +44.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -92.9％( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 102.9 坪 (昨年 37.3 坪から +175.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 22.1 分 → 2025年 30.0 分、+35.9 ％と大きく増加)
鶴橋駅 145.1 万/坪(昨年同期比 -66.9 ％)
鶴橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 145万円/坪(43.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -66.9％( -293.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 25.0 坪 (昨年 16.6 坪から +50.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 8.0 分 → 2025年 9.5 分、+18.8 ％と増加)
弁天町駅 157.8 万/坪(昨年同期比 +9.7 ％)
弁天町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 158万円/坪(47.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +9.7％( +13.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 25.3 坪から +114.9 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示