【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年10月〜12月期のJR日豊本線 (中津駅～宗太郎駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.3万円/坪(4.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -5.8％( -0.9万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 126 件(１年前(2023年)に比べて -7.4％( -10件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 103.6 坪 (昨年 138.1 坪から -25.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 14 駅に対して、値下がりした駅数は 12 駅。ほとんどの駅において下落した。天津駅、豊前善光寺駅、杵築駅、別府大学駅、牧駅、熊崎駅、佐伯駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは上岡駅で昨年に比べ +298.6 ％、坪単価は 3.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(上岡駅、西大分駅)は +295.2 ％(坪単価 +15.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(津久見駅、下ノ江駅)は -73.3 ％(坪単価 -8.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.2 ％ → 2024年 4.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 26.0 分 → 2024年 31.5 分、+21.2 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大分駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.5万円/坪(14.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -31.3％( -22.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -10.0％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった天津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.3万円/坪(0.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +34.9％( +0.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| JR日豊本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 中津駅 | 9.2万/坪 (116坪) | 12.1万/坪 (156坪) | 5.8万/坪 (152坪) |
| 東中津駅 | 2.8万/坪 (103坪) | 3.5万/坪 (156坪) | 3.7万/坪 (158坪) |
| 今津駅 | 3.3万/坪 (484坪) | - | - |
| 天津駅 | 1.3万/坪 (69.6坪) | 1.0万/坪 (454坪) | - |
| 豊前善光寺駅 | 5.1万/坪 (87.7坪) | 4.2万/坪 (200坪) | 6.2万/坪 (72.6坪) |
| 柳ケ浦駅 | 3.7万/坪 (117坪) | 4.4万/坪 (109坪) | 2.5万/坪 (154坪) |
| 豊前長洲駅 | 2.3万/坪 (115坪) | 0.7万/坪 (424坪) | 2.2万/坪 (62.0坪) |
| 宇佐駅 | 1.9万/坪 (158坪) | 5.5万/坪 (140坪) | 1.5万/坪 (66.6坪) |
| 立石駅 | - | - | - |
| 中山香駅 | - | - | - |
| 杵築駅 | 4.5万/坪 (59.0坪) | 2.9万/坪 (88.1坪) | 2.9万/坪 (128坪) |
| 大神駅 | - | 3.9万/坪 (154坪) | 2.4万/坪 (121坪) |
| 日出駅 | - | 9.6万/坪 (58.7坪) | 7.4万/坪 (286坪) |
| 暘谷駅 | 6.3万/坪 (71.7坪) | 12.0万/坪 (244坪) | 11.7万/坪 (122坪) |
| 豊後豊岡駅 | - | 7.5万/坪 (253坪) | 11.1万/坪 (82.8坪) |
| 亀川駅 | - | 1.9万/坪 (52.9坪) | 9.2万/坪 (76.2坪) |
| 別府大学駅 | 21.1万/坪 (128坪) | 12.1万/坪 (175坪) | 10.9万/坪 (78.2坪) |
| 別府駅 | 18.6万/坪 (95.7坪) | 23.8万/坪 (94.2坪) | 18.9万/坪 (65.4坪) |
| 東別府駅 | 6.5万/坪 (28.2坪) | 11.4万/坪 (39.3坪) | 4.7万/坪 (21.2坪) |
| 西大分駅 | 39.2万/坪 (96.8坪) | 10.0万/坪 (130坪) | 36.5万/坪 (57.5坪) |
| 大分駅 | 48.5万/坪 (55.6坪) | 70.6万/坪 (89.7坪) | 38.9万/坪 (132坪) |
| 牧駅 | 45.1万/坪 (33.3坪) | 28.3万/坪 (119坪) | 29.0万/坪 (67.5坪) |
| 高城駅 | 25.6万/坪 (94.6坪) | 21.7万/坪 (111坪) | 25.5万/坪 (74.4坪) |
| 鶴崎駅 | 14.3万/坪 (97.7坪) | 17.3万/坪 (177坪) | 14.5万/坪 (132坪) |
| 大在駅 | 15.8万/坪 (129坪) | 13.8万/坪 (168坪) | 12.0万/坪 (160坪) |
| 坂ノ市駅 | 9.8万/坪 (132坪) | 9.1万/坪 (141坪) | 7.3万/坪 (220坪) |
| 幸崎駅 | 3.3万/坪 (56.0坪) | 5.1万/坪 (123坪) | 11.0万/坪 (18.2坪) |
| 佐志生駅 | - | - | - |
| 下ノ江駅 | 1.6万/坪 (51.4坪) | 4.6万/坪 (103坪) | - |
| 熊崎駅 | 12.5万/坪 (66.6坪) | 8.8万/坪 (296坪) | 8.8万/坪 (124坪) |
| 上臼杵駅 | 14.3万/坪 (90.8坪) | 4.5万/坪 (167坪) | 6.6万/坪 (163坪) |
| 臼杵駅 | - | 16.1万/坪 (21.2坪) | 6.0万/坪 (295坪) |
| 津久見駅 | 3.5万/坪 (39.3坪) | 17.9万/坪 (64.5坪) | 7.0万/坪 (53.3坪) |
| 日代駅 | - | - | - |
| 浅海井駅 | - | - | - |
| 狩生駅 | - | - | - |
| 海崎駅 | - | - | - |
| 佐伯駅 | 11.3万/坪 (118坪) | 6.5万/坪 (44.6坪) | 5.6万/坪 (84.4坪) |
| 上岡駅 | 3.1万/坪 (78.7坪) | 0.8万/坪 (325坪) | 5.4万/坪 (154坪) |
| 直見駅 | - | - | - |
| 直川駅 | - | 4.0万/坪 (49.9坪) | - |
| 重岡駅 | - | - | - |
| 宗太郎駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上岡駅 3.1 万/坪(昨年同期比 +298.6 ％)
上岡駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.1万円/坪(0.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +298.6％( +2.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 325.2 坪から -75.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 45.0 分 → 2024年 30.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
西大分駅 39.2 万/坪(昨年同期比 +291.9 ％)
西大分駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.2万円/坪(11.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +291.9％( +29.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 130.1 坪から -25.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 24.0 分 → 2024年 18.7 分、-22.2 ％と大きく減少)
津久見駅 3.5 万/坪(昨年同期比 -80.7 ％)
津久見駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -80.7％( -14.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 64.5 坪から -39.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 27.7 分 → 2024年 30.7 分、+10.8 ％と増加)
下ノ江駅 1.6 万/坪(昨年同期比 -66.0 ％)
下ノ江駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -66.0％( -3.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 51.4 坪 (昨年 102.9 坪から -50.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 13.0 分 → 2024年 29.0 分、+123.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示