【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期のJR高崎線 (浦和駅～神保原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -0.3％( -0.1万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 687 件(１年前(2023年)に比べて -30.5％( -301件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 89.8 坪 (昨年 106.6 坪から -15.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 13 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。全体的に上昇基調。鴻巣駅、深谷駅、神保原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鴻巣駅で昨年に比べ +39.4 ％、坪単価は 21.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(鴻巣駅、深谷駅)は +36.9 ％(坪単価 +5.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(さいたま新都心駅、大宮駅)は -25.6 ％(坪単価 -27.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.6 ％ → 2024年 2.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 165万円/坪(49.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +5.6％( +8.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 32 件(１年前(2023年)に比べて -43.9％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岡部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.3万円/坪(1.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +4.8％( +0.3万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 30 件(１年前(2023年)に比べて -3.2％( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。
| JR高崎線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浦和駅 | 165万/坪 (61.3坪) | 156万/坪 (50.6坪) | 164万/坪 (47.9坪) |
| さいたま新都心駅 | 67.1万/坪 (33.3坪) | 91.7万/坪 (78.3坪) | 101万/坪 (72.1坪) |
| 大宮駅 | 97.4万/坪 (53.7坪) | 129万/坪 (73.3坪) | 121万/坪 (67.0坪) |
| 宮原駅 | 68.2万/坪 (60.4坪) | 63.2万/坪 (91.2坪) | 64.8万/坪 (57.5坪) |
| 上尾駅 | 51.4万/坪 (63.8坪) | 45.6万/坪 (90.8坪) | 44.3万/坪 (68.7坪) |
| 北上尾駅 | 48.5万/坪 (77.4坪) | 52.0万/坪 (86.7坪) | 57.5万/坪 (54.3坪) |
| 桶川駅 | 30.6万/坪 (81.6坪) | 33.6万/坪 (86.0坪) | 33.2万/坪 (60.5坪) |
| 北本駅 | 26.4万/坪 (67.7坪) | 28.5万/坪 (90.5坪) | 24.9万/坪 (88.8坪) |
| 鴻巣駅 | 21.4万/坪 (94.9坪) | 15.3万/坪 (140坪) | 18.3万/坪 (98.6坪) |
| 北鴻巣駅 | 16.7万/坪 (61.5坪) | 14.3万/坪 (159坪) | 8.0万/坪 (182坪) |
| 吹上駅 | 11.6万/坪 (120坪) | 11.3万/坪 (108坪) | 13.3万/坪 (115坪) |
| 行田駅 | 15.7万/坪 (99.0坪) | 15.3万/坪 (146坪) | 18.7万/坪 (85.7坪) |
| 熊谷駅 | 14.4万/坪 (102坪) | 12.3万/坪 (113坪) | 14.6万/坪 (95.2坪) |
| 籠原駅 | 17.8万/坪 (91.0坪) | 17.3万/坪 (94.4坪) | 16.7万/坪 (113坪) |
| 深谷駅 | 15.2万/坪 (106坪) | 11.3万/坪 (151坪) | 10.4万/坪 (129坪) |
| 岡部駅 | 6.3万/坪 (195坪) | 6.0万/坪 (152坪) | 6.3万/坪 (165坪) |
| 本庄駅 | 14.0万/坪 (127坪) | 12.0万/坪 (102坪) | 12.5万/坪 (90.1坪) |
| 神保原駅 | 8.5万/坪 (121坪) | 6.7万/坪 (152坪) | 5.9万/坪 (153坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鴻巣駅 21.4 万/坪(昨年同期比 +39.4 ％)
鴻巣駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.4万円/坪(6.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +39.4％( +6.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 53 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -53件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 94.9 坪 (昨年 139.8 坪から -32.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 35.9 分 → 2024年 21.9 分、-38.9 ％と大きく減少)
深谷駅 15.2 万/坪(昨年同期比 +34.5 ％)
深谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.2万円/坪(4.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +34.5％( +3.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 66 件(１年前(2023年)に比べて -5.7％( -4件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 106.3 坪 (昨年 151.4 坪から -29.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 29.0 分 → 2024年 22.5 分、-22.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.4 ％ → 2024年 1.5 ％)
さいたま新都心駅 67.1 万/坪(昨年同期比 -26.9 ％)
さいたま新都心駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.1万円/坪(20.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -26.9％( -24.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 78.3 坪から -57.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.8 分 → 2024年 21.0 分、+25.0 ％と大きく増加)
大宮駅 97.4 万/坪(昨年同期比 -24.2 ％)
大宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.4万円/坪(29.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -24.2％( -31.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 62 件(１年前(2023年)に比べて +5.1％( +3件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均土地面積は 53.7 坪 (昨年 73.3 坪から -26.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 21.0 分 → 2024年 23.8 分、+13.2 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示