【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年7月〜9月期のJR高崎線 (浦和駅～神保原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.4万円/坪(14.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +24.3％( +9.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 217 件(１年前(2023年)に比べて -25.2％( -73件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 88.0 坪 (昨年 111.7 坪から -21.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が減少。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。全体的に上昇基調。大宮駅、宮原駅、吹上駅、深谷駅、岡部駅、本庄駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは鴻巣駅で昨年に比べ +124.0 ％、坪単価は 31.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(鴻巣駅、岡部駅)は +109.1 ％(坪単価 +10.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(北鴻巣駅、桶川駅)は -28.4 ％(坪単価 -7.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 28.4 分 → 2024年 23.8 分、-16.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.8 ％ → 2024年 4.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 206万円/坪(62.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +6.0％( +11.7万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 16 件(１年前(2023年)に比べて +14.3％( +2件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった岡部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +94.1％( +3.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -46.7％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR高崎線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浦和駅 | 206万/坪 (60.4坪) | 194万/坪 (49.0坪) | 168万/坪 (57.7坪) |
| さいたま新都心駅 | - | 62.6万/坪 (71.1坪) | 67.9万/坪 (42.4坪) |
| 大宮駅 | 140万/坪 (51.1坪) | 115万/坪 (98.9坪) | 120万/坪 (68.6坪) |
| 宮原駅 | 74.4万/坪 (61.8坪) | 60.8万/坪 (58.6坪) | 70.1万/坪 (96.8坪) |
| 上尾駅 | 48.7万/坪 (63.7坪) | 47.4万/坪 (82.4坪) | 45.5万/坪 (81.9坪) |
| 北上尾駅 | 53.6万/坪 (55.3坪) | 52.0万/坪 (68.9坪) | 72.0万/坪 (49.2坪) |
| 桶川駅 | 30.7万/坪 (74.2坪) | 38.4万/坪 (74.5坪) | 33.2万/坪 (53.3坪) |
| 北本駅 | 24.9万/坪 (60.5坪) | 25.5万/坪 (97.7坪) | 26.2万/坪 (77.0坪) |
| 鴻巣駅 | 31.1万/坪 (74.1坪) | 13.9万/坪 (186坪) | 22.8万/坪 (101坪) |
| 北鴻巣駅 | 12.4万/坪 (53.7坪) | 19.6万/坪 (163坪) | 10.7万/坪 (172坪) |
| 吹上駅 | 13.1万/坪 (63.5坪) | 9.2万/坪 (114坪) | 8.6万/坪 (222坪) |
| 行田駅 | 18.3万/坪 (114坪) | 15.8万/坪 (154坪) | 18.2万/坪 (58.3坪) |
| 熊谷駅 | 13.9万/坪 (125坪) | 14.4万/坪 (117坪) | 18.0万/坪 (93.7坪) |
| 籠原駅 | 20.9万/坪 (87.4坪) | 17.9万/坪 (94.2坪) | 28.0万/坪 (127坪) |
| 深谷駅 | 15.3万/坪 (124坪) | 12.7万/坪 (114坪) | 11.1万/坪 (132坪) |
| 岡部駅 | 7.6万/坪 (96.8坪) | 3.9万/坪 (124坪) | 6.2万/坪 (158坪) |
| 本庄駅 | 18.5万/坪 (72.9坪) | 14.6万/坪 (83.2坪) | 10.4万/坪 (61.1坪) |
| 神保原駅 | 7.6万/坪 (197坪) | 8.2万/坪 (181坪) | 7.1万/坪 (160坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鴻巣駅 31.1 万/坪(昨年同期比 +124.0 ％)
鴻巣駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.1万円/坪(9.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +124.0％( +17.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて -84.4％( -54件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 74.1 坪 (昨年 185.6 坪から -60.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 39.2 分 → 2024年 16.5 分、-57.9 ％と大きく減少)
岡部駅 7.6 万/坪(昨年同期比 +94.1 ％)
岡部駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +94.1％( +3.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて -46.7％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 96.8 坪 (昨年 123.6 坪から -21.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 34.6 分 → 2024年 20.9 分、-39.7 ％と大きく減少)
北鴻巣駅 12.4 万/坪(昨年同期比 -36.6 ％)
北鴻巣駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.4万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -36.6％( -7.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 53.7 坪 (昨年 163.0 坪から -67.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 22.2 分 → 2024年 42.0 分、+89.5 ％と大きく増加)
桶川駅 30.7 万/坪(昨年同期比 -20.2 ％)
桶川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.7万円/坪(9.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -20.2％( -7.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 29 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 74.2 坪 (昨年 74.5 坪から -0.4 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 22.8 分 → 2024年 29.9 分、+31.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示