【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜6月期の西武池袋線 (所沢駅～吾野駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 35.4万円/坪(10.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -12.2％( -4.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 76 件(１年前(2024年)に比べて -72.8％( -203件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 71.7 坪 (昨年 83.6 坪から -14.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。武蔵藤沢駅、仏子駅、元加治駅、高麗駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは武蔵藤沢駅で昨年に比べ +50.1 ％、坪単価は 56.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(武蔵藤沢駅、元加治駅)は +40.8 ％(坪単価 +12.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(吾野駅、小手指駅)は -56.3 ％(坪単価 -14.6 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 19.8 分 → 2025年 23.5 分、+18.6 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 6.5 ％ → 2025年 5.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった所沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.7万円/坪(23.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -4.1％( -3.4万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -78.3％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった吾野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.9万円/坪(0.28万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -73.0％( -2.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 西武池袋線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 所沢駅 | 78.7万/坪 (56.0坪) | 82.1万/坪 (66.4坪) | 72.6万/坪 (52.1坪) |
| 西所沢駅 | 64.1万/坪 (61.5坪) | 61.9万/坪 (76.0坪) | 70.4万/坪 (89.6坪) |
| 小手指駅 | 40.4万/坪 (77.6坪) | 67.0万/坪 (90.2坪) | 53.0万/坪 (95.4坪) |
| 狭山ケ丘駅 | 17.1万/坪 (81.2坪) | 24.7万/坪 (85.9坪) | 32.0万/坪 (58.7坪) |
| 武蔵藤沢駅 | 56.4万/坪 (50.5坪) | 37.6万/坪 (108坪) | 42.0万/坪 (81.2坪) |
| 稲荷山公園駅 | - | 27.9万/坪 (43.1坪) | 33.1万/坪 (36.3坪) |
| 入間市駅 | 26.1万/坪 (97.7坪) | 33.8万/坪 (79.5坪) | 27.0万/坪 (120坪) |
| 仏子駅 | 21.8万/坪 (54.8坪) | 17.7万/坪 (165坪) | 20.6万/坪 (93.2坪) |
| 元加治駅 | 28.7万/坪 (59.0坪) | 21.8万/坪 (57.6坪) | 27.0万/坪 (62.9坪) |
| 飯能駅 | 21.3万/坪 (98.3坪) | 26.2万/坪 (96.6坪) | 24.1万/坪 (94.1坪) |
| 東飯能駅 | 26.4万/坪 (64.8坪) | 26.5万/坪 (88.7坪) | 32.9万/坪 (124坪) |
| 高麗駅 | 18.8万/坪 (45.4坪) | 14.9万/坪 (74.1坪) | 12.2万/坪 (72.9坪) |
| 武蔵横手駅 | - | - | 6.6万/坪 (121坪) |
| 東吾野駅 | - | - | - |
| 吾野駅 | 0.9万/坪 (31.8坪) | 3.5万/坪 (82.4坪) | 0.5万/坪 (90.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武蔵藤沢駅 56.4 万/坪(昨年同期比 +50.1 ％)
武蔵藤沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.4万円/坪(17.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +50.1％( +18.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて -76.2％( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 50.5 坪 (昨年 107.9 坪から -53.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 16.9 分 → 2025年 14.0 分、-16.9 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 ％ → 2025年 20.0 ％)
元加治駅 28.7 万/坪(昨年同期比 +31.6 ％)
元加治駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.7万円/坪(8.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +31.6％( +6.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -85.7％( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 57.6 坪から +2.4 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 14.2 分 → 2025年 8.0 分、-43.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 ％ → 2025年 33.3 ％)
吾野駅 0.9 万/坪(昨年同期比 -73.0 ％)
吾野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.9万円/坪(0.28万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -73.0％( -2.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 82.4 坪から -61.5 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 12.5 分 → 2025年 30.0 分、+140.0 ％と大きく増加)
小手指駅 40.4 万/坪(昨年同期比 -39.7 ％)
小手指駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.4万円/坪(12.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -39.7％( -26.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -90.0％( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 77.6 坪 (昨年 90.2 坪から -14.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 15.4 分 → 2025年 17.3 分、+12.6 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示