【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜12月期の西武池袋線 (所沢駅～吾野駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.5万円/坪(11.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -13.9％( -6.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 201 件(１年前(2023年)に比べて -39.5％( -131件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.4 坪 (昨年 74.9 坪から +12.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。小手指駅、入間市駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは吾野駅で昨年に比べ +614.0 ％、坪単価は 3.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(吾野駅、入間市駅)は +321.6 ％(坪単価 +5.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(狭山ケ丘駅、仏子駅)は -28.1 ％(坪単価 -7.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.2 ％ → 2024年 4.5 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.4 ％ → 2024年 1.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった所沢駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.8万円/坪(25.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +18.1％( +13.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 13 件(１年前(2023年)に比べて -65.8％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった吾野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +614.0％( +3.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 西武池袋線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 所沢駅 | 85.8万/坪 (63.6坪) | 72.6万/坪 (52.1坪) | 78.7万/坪 (63.1坪) |
| 西所沢駅 | 54.4万/坪 (66.0坪) | 70.4万/坪 (89.6坪) | 57.5万/坪 (62.4坪) |
| 小手指駅 | 69.0万/坪 (96.3坪) | 57.5万/坪 (58.3坪) | 53.8万/坪 (77.5坪) |
| 狭山ケ丘駅 | 22.1万/坪 (92.3坪) | 32.0万/坪 (58.7坪) | 24.0万/坪 (101坪) |
| 武蔵藤沢駅 | 37.6万/坪 (122坪) | 42.0万/坪 (81.2坪) | 45.0万/坪 (106坪) |
| 稲荷山公園駅 | 35.9万/坪 (52.9坪) | 33.1万/坪 (36.3坪) | 30.2万/坪 (74.1坪) |
| 入間市駅 | 34.8万/坪 (81.2坪) | 27.0万/坪 (120坪) | 33.0万/坪 (76.5坪) |
| 仏子駅 | 15.4万/坪 (162坪) | 20.6万/坪 (93.2坪) | 11.1万/坪 (105坪) |
| 元加治駅 | 20.5万/坪 (58.5坪) | 27.0万/坪 (62.9坪) | 25.8万/坪 (83.3坪) |
| 飯能駅 | 25.7万/坪 (104坪) | 24.1万/坪 (94.1坪) | 26.5万/坪 (87.9坪) |
| 東飯能駅 | 36.1万/坪 (43.9坪) | 32.9万/坪 (124坪) | 32.5万/坪 (136坪) |
| 高麗駅 | - | 12.2万/坪 (72.9坪) | 14.7万/坪 (56.8坪) |
| 武蔵横手駅 | - | 6.6万/坪 (121坪) | - |
| 東吾野駅 | - | - | 6.2万/坪 (69.2坪) |
| 吾野駅 | 3.5万/坪 (82.4坪) | 0.5万/坪 (90.0坪) | 9.3万/坪 (78.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
吾野駅 3.5 万/坪(昨年同期比 +614.0 ％)
吾野駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +614.0％( +3.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 82.4 坪 (昨年 90.0 坪から -8.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 20.5 分 → 2024年 12.5 分、-39.0 ％と大きく減少)
入間市駅 34.8 万/坪(昨年同期比 +29.1 ％)
入間市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.8万円/坪(10.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +29.1％( +7.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(１年前(2023年)に比べて +21.7％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 81.2 坪 (昨年 120.1 坪から -32.4 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 25.5 分 → 2024年 18.8 分、-26.3 ％と大きく減少)
狭山ケ丘駅 22.1 万/坪(昨年同期比 -30.9 ％)
狭山ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.1万円/坪(6.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -30.9％( -9.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて -32.3％( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 92.3 坪 (昨年 58.7 坪から +57.2 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 18.9 分 → 2024年 23.0 分、+22.1 ％と大きく増加)
仏子駅 15.4 万/坪(昨年同期比 -25.3 ％)
仏子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.4万円/坪(4.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -25.3％( -5.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 162.0 坪 (昨年 93.2 坪から +73.9 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 21.7 分 → 2024年 37.6 分、+73.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示