【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期の東武東上本線 (和光市駅～寄居駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.7万円/坪(6.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -34.6％( -10.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 145 件(１年前(2024年)に比べて -12.7％( -21件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 153.3 坪 (昨年 133.6 坪から +14.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 12 駅。ほとんどの駅において下落した。鶴瀬駅、ふじみ野駅、東松山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは川越駅で昨年に比べ +251.7 ％、坪単価は 56.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(川越駅、小川町駅)は +207.2 ％(坪単価 +22.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鉢形駅、和光市駅)は -90.9 ％(坪単価 -53.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 1.2 ％ → 2025年 1.4 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 4.2 ％ → 2025年 1.4 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった志木駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.6万円/坪(21.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -12.8％( -10.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鉢形駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.18万円/坪(0.05万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -96.4％( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 東武東上本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 和光市駅 | 17.6万/坪 (22.7坪) | 120万/坪 (112坪) | 81.0万/坪 (161坪) |
| 朝霞駅 | - | 99.7万/坪 (137坪) | 92.8万/坪 (32.3坪) |
| 朝霞台駅 | 37.8万/坪 (52.9坪) | 60.3万/坪 (71.5坪) | 59.6万/坪 (165坪) |
| 志木駅 | 70.6万/坪 (54.1坪) | 81.0万/坪 (38.8坪) | 79.0万/坪 (60.5坪) |
| 柳瀬川駅 | 116万/坪 (18.2坪) | - | 44.1万/坪 (18.2坪) |
| みずほ台駅 | 58.7万/坪 (99.4坪) | 99.0万/坪 (58.4坪) | 68.9万/坪 (110坪) |
| 鶴瀬駅 | 46.1万/坪 (190坪) | 34.2万/坪 (61.0坪) | 13.4万/坪 (138坪) |
| ふじみ野駅 | 60.3万/坪 (43.0坪) | 36.4万/坪 (70.4坪) | 85.9万/坪 (129坪) |
| 上福岡駅 | 54.7万/坪 (70.3坪) | 21.7万/坪 (58.0坪) | 50.4万/坪 (69.6坪) |
| 新河岸駅 | - | 88.2万/坪 (36.8坪) | 45.6万/坪 (26.9坪) |
| 川越駅 | 56.2万/坪 (225坪) | 16.0万/坪 (167坪) | 52.4万/坪 (140坪) |
| 川越市駅 | 35.7万/坪 (56.0坪) | 57.2万/坪 (137坪) | 88.2万/坪 (40.8坪) |
| 霞ケ関駅 | - | 45.7万/坪 (66.2坪) | 27.3万/坪 (84.4坪) |
| 鶴ケ島駅 | 24.2万/坪 (115坪) | 22.7万/坪 (99.2坪) | 24.4万/坪 (83.2坪) |
| 若葉駅 | 19.2万/坪 (68.4坪) | 37.1万/坪 (56.8坪) | 37.0万/坪 (82.6坪) |
| 坂戸駅 | 18.0万/坪 (77.1坪) | 7.3万/坪 (237坪) | 19.8万/坪 (75.6坪) |
| 北坂戸駅 | 18.8万/坪 (93.8坪) | 18.7万/坪 (94.2坪) | 26.1万/坪 (85.0坪) |
| 高坂駅 | 2.2万/坪 (203坪) | 2.3万/坪 (332坪) | 9.8万/坪 (168坪) |
| 東松山駅 | 11.5万/坪 (123坪) | 6.3万/坪 (126坪) | 13.0万/坪 (115坪) |
| 森林公園駅 | 8.7万/坪 (127坪) | 11.4万/坪 (153坪) | 17.6万/坪 (90.8坪) |
| つきのわ駅 | 5.1万/坪 (197坪) | 4.8万/坪 (230坪) | 14.5万/坪 (81.7坪) |
| 武蔵嵐山駅 | 2.8万/坪 (115坪) | 5.1万/坪 (190坪) | 15.0万/坪 (81.1坪) |
| 小川町駅 | 7.9万/坪 (201坪) | 3.0万/坪 (99.8坪) | 3.0万/坪 (169坪) |
| 東武竹沢駅 | - | - | - |
| みなみ寄居駅 | - | 3.4万/坪 (46.9坪) | - |
| 男衾駅 | 2.5万/坪 (114坪) | 6.3万/坪 (79.7坪) | - |
| 鉢形駅 | 0.18万/坪 (56.0坪) | 5.0万/坪 (151坪) | 4.0万/坪 (60.5坪) |
| 玉淀駅 | - | 7.6万/坪 (263坪) | - |
| 寄居駅 | 9.7万/坪 (257坪) | 10.4万/坪 (86.2坪) | 6.7万/坪 (71.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
川越駅 56.2 万/坪(昨年同期比 +251.7 ％)
川越駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.2万円/坪(17.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +251.7％( +40.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2024年)に比べて +12.5％( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 224.9 坪 (昨年 166.9 坪から +34.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 83.1 分 → 2025年 66.0 分、-20.6 ％と大きく減少)
小川町駅 7.9 万/坪(昨年同期比 +162.7 ％)
小川町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +162.7％( +4.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2024年)に比べて +400.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 201.5 坪 (昨年 99.8 坪から +101.8 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 21.0 分 → 2025年 37.2 分、+77.1 ％と大きく増加)
鉢形駅 0.2 万/坪(昨年同期比 -96.4 ％)
鉢形駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.18万円/坪(0.05万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -96.4％( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 151.3 坪から -63.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.0 分 → 2025年 12.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
和光市駅 17.6 万/坪(昨年同期比 -85.4 ％)
和光市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.6万円/坪(5.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -85.4％( -102.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 22.7 坪 (昨年 111.9 坪から -79.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 15.0 分 → 2025年 20.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示