【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2025年1月〜3月期の東武東上本線 (和光市駅～寄居駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.8万円/坪(7.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -14.2％( -4.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 197 件(１年前(2024年)に比べて +18.7％( +31件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 149.5 坪 (昨年 133.6 坪から +11.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が小幅増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 13 駅。ほとんどの駅において下落した。鶴瀬駅、ふじみ野駅、東松山駅、武蔵嵐山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは川越駅で昨年に比べ +223.7 ％、坪単価は 51.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(川越駅、小川町駅)は +194.1 ％(坪単価 +20.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(鉢形駅、新河岸駅)は -80.4 ％(坪単価 -30.7 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 4.2 ％ → 2025年 3.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった和光市駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.9万円/坪(27.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -25.4％( -30.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2024年)に比べて +100.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鉢形駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.18万円/坪(0.05万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -96.4％( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 東武東上本線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 和光市駅 | 89.9万/坪 (35.2坪) | 120万/坪 (112坪) | 81.0万/坪 (161坪) |
| 朝霞駅 | - | 99.7万/坪 (137坪) | 92.8万/坪 (32.3坪) |
| 朝霞台駅 | 24.3万/坪 (148坪) | 60.3万/坪 (71.5坪) | 59.6万/坪 (165坪) |
| 志木駅 | 58.3万/坪 (85.0坪) | 81.0万/坪 (38.8坪) | 79.0万/坪 (60.5坪) |
| 柳瀬川駅 | 58.0万/坪 (32.5坪) | - | 44.1万/坪 (18.2坪) |
| みずほ台駅 | 58.7万/坪 (99.4坪) | 99.0万/坪 (58.4坪) | 68.9万/坪 (110坪) |
| 鶴瀬駅 | 44.0万/坪 (235坪) | 34.2万/坪 (61.0坪) | 13.4万/坪 (138坪) |
| ふじみ野駅 | 69.6万/坪 (57.0坪) | 36.4万/坪 (70.4坪) | 85.9万/坪 (129坪) |
| 上福岡駅 | 55.8万/坪 (55.6坪) | 21.7万/坪 (58.0坪) | 50.4万/坪 (69.6坪) |
| 新河岸駅 | 31.5万/坪 (151坪) | 88.2万/坪 (36.8坪) | 45.6万/坪 (26.9坪) |
| 川越駅 | 51.8万/坪 (199坪) | 16.0万/坪 (167坪) | 52.4万/坪 (140坪) |
| 川越市駅 | 64.7万/坪 (58.6坪) | 57.2万/坪 (137坪) | 88.2万/坪 (40.8坪) |
| 霞ケ関駅 | 34.6万/坪 (65.5坪) | 45.7万/坪 (66.2坪) | 27.3万/坪 (84.4坪) |
| 鶴ケ島駅 | 24.1万/坪 (105坪) | 22.7万/坪 (99.2坪) | 24.4万/坪 (83.2坪) |
| 若葉駅 | 21.0万/坪 (103坪) | 37.1万/坪 (56.8坪) | 37.0万/坪 (82.6坪) |
| 坂戸駅 | 18.0万/坪 (77.1坪) | 7.3万/坪 (237坪) | 19.8万/坪 (75.6坪) |
| 北坂戸駅 | 18.6万/坪 (84.3坪) | 18.7万/坪 (94.2坪) | 26.1万/坪 (85.0坪) |
| 高坂駅 | 2.2万/坪 (206坪) | 2.3万/坪 (332坪) | 9.8万/坪 (168坪) |
| 東松山駅 | 9.4万/坪 (120坪) | 6.3万/坪 (126坪) | 13.0万/坪 (115坪) |
| 森林公園駅 | 8.8万/坪 (125坪) | 11.4万/坪 (153坪) | 17.6万/坪 (90.8坪) |
| つきのわ駅 | 5.1万/坪 (197坪) | 4.8万/坪 (230坪) | 14.5万/坪 (81.7坪) |
| 武蔵嵐山駅 | 6.9万/坪 (284坪) | 5.1万/坪 (190坪) | 15.0万/坪 (81.1坪) |
| 小川町駅 | 7.9万/坪 (216坪) | 3.0万/坪 (99.8坪) | 3.0万/坪 (169坪) |
| 東武竹沢駅 | - | - | - |
| みなみ寄居駅 | - | 3.4万/坪 (46.9坪) | - |
| 男衾駅 | 2.3万/坪 (135坪) | 6.3万/坪 (79.7坪) | - |
| 鉢形駅 | 0.18万/坪 (56.0坪) | 5.0万/坪 (151坪) | 4.0万/坪 (60.5坪) |
| 玉淀駅 | - | 7.6万/坪 (263坪) | - |
| 寄居駅 | 9.7万/坪 (257坪) | 10.4万/坪 (86.2坪) | 6.7万/坪 (71.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
川越駅 51.8 万/坪(昨年同期比 +223.7 ％)
川越駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.8万円/坪(15.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +223.7％( +35.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2024年)に比べて +112.5％( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 198.8 坪 (昨年 166.9 坪から +19.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 83.1 分 → 2025年 53.0 分、-36.2 ％と大きく減少)
小川町駅 7.9 万/坪(昨年同期比 +164.4 ％)
小川町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.9万円/坪(2.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて +164.4％( +4.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて +600.0％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 215.6 坪 (昨年 99.8 坪から +116.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 21.0 分 → 2025年 30.1 分、+43.5 ％と大きく増加)
鉢形駅 0.2 万/坪(昨年同期比 -96.4 ％)
鉢形駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.18万円/坪(0.05万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -96.4％( -4.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 56.0 坪 (昨年 151.3 坪から -63.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.0 分 → 2025年 12.0 分、+33.3 ％と大きく増加)
新河岸駅 31.5 万/坪(昨年同期比 -64.3 ％)
新河岸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.5万円/坪(9.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2024年)に比べて -64.3％( -56.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 36.8 坪から +311.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 9.0 分 → 2025年 17.5 分、+94.4 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示