【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年10月〜12月期の東武東上本線 (和光市駅～寄居駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.8万円/坪(9.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -9.2％( -3.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 141 件(１年前(2023年)に比べて -25.4％( -48件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 125.1 坪 (昨年 99.4 坪から +25.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 16 駅。ほとんどの駅において下落した。和光市駅、朝霞駅、ふじみ野駅、高坂駅、東松山駅、つきのわ駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは男衾駅で昨年に比べ +378.5 ％、坪単価は 25.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(男衾駅、みずほ台駅)は +265.3 ％(坪単価 +36.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(小川町駅、坂戸駅)は -83.8 ％(坪単価 -13.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.2 ％ → 2024年 5.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 26.5 分 → 2024年 32.5 分、+23.0 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった朝霞駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 146万円/坪(44.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +55.9％( +52.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -40.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小川町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.03万円/坪(0.01万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -99.1％( -3.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東武東上本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 和光市駅 | 104万/坪 (191坪) | 77.1万/坪 (95.8坪) | 58.4万/坪 (167坪) |
| 朝霞駅 | 146万/坪 (85.0坪) | 93.8万/坪 (54.1坪) | 112万/坪 (32.9坪) |
| 朝霞台駅 | 50.0万/坪 (209坪) | 88.5万/坪 (69.1坪) | 105万/坪 (29.5坪) |
| 志木駅 | 48.0万/坪 (27.7坪) | 130万/坪 (98.3坪) | 121万/坪 (34.5坪) |
| 柳瀬川駅 | - | 64.3万/坪 (21.2坪) | 114万/坪 (33.3坪) |
| みずほ台駅 | 87.8万/坪 (154坪) | 34.8万/坪 (108坪) | 46.9万/坪 (105坪) |
| 鶴瀬駅 | 25.8万/坪 (188坪) | 27.8万/坪 (43.4坪) | 36.0万/坪 (119坪) |
| ふじみ野駅 | 67.2万/坪 (102坪) | 41.0万/坪 (92.6坪) | 46.7万/坪 (199坪) |
| 上福岡駅 | 51.8万/坪 (51.7坪) | 68.8万/坪 (83.6坪) | 33.7万/坪 (172坪) |
| 新河岸駅 | 35.4万/坪 (128坪) | 68.4万/坪 (39.3坪) | 62.8万/坪 (30.3坪) |
| 川越駅 | 18.8万/坪 (134坪) | 37.2万/坪 (99.3坪) | 49.2万/坪 (91.5坪) |
| 川越市駅 | 32.3万/坪 (165坪) | 70.8万/坪 (28.7坪) | 30.3万/坪 (55.2坪) |
| 霞ケ関駅 | - | 30.9万/坪 (56.3坪) | 38.6万/坪 (48.0坪) |
| 鶴ケ島駅 | 22.2万/坪 (51.7坪) | 23.9万/坪 (106坪) | 10.0万/坪 (131坪) |
| 若葉駅 | 10.8万/坪 (59.0坪) | 22.3万/坪 (109坪) | 26.1万/坪 (146坪) |
| 坂戸駅 | 11.0万/坪 (195坪) | 35.0万/坪 (63.0坪) | 27.8万/坪 (71.6坪) |
| 北坂戸駅 | 25.6万/坪 (154坪) | 28.1万/坪 (76.6坪) | 14.7万/坪 (102坪) |
| 高坂駅 | 3.1万/坪 (157坪) | 1.6万/坪 (274坪) | 4.9万/坪 (154坪) |
| 東松山駅 | 10.8万/坪 (80.3坪) | 8.0万/坪 (82.0坪) | 9.0万/坪 (105坪) |
| 森林公園駅 | 7.3万/坪 (178坪) | 12.8万/坪 (123坪) | 9.1万/坪 (147坪) |
| つきのわ駅 | 12.9万/坪 (170坪) | 9.8万/坪 (157坪) | 2.7万/坪 (95.3坪) |
| 武蔵嵐山駅 | 5.9万/坪 (120坪) | 13.2万/坪 (89.7坪) | 10.3万/坪 (175坪) |
| 小川町駅 | 0.03万/坪 (30.3坪) | 3.5万/坪 (157坪) | 5.4万/坪 (253坪) |
| 東武竹沢駅 | - | - | - |
| みなみ寄居駅 | - | - | - |
| 男衾駅 | 25.9万/坪 (154坪) | 5.4万/坪 (55.6坪) | 4.0万/坪 (163坪) |
| 鉢形駅 | - | 0.9万/坪 (45.4坪) | - |
| 玉淀駅 | 4.4万/坪 (63.5坪) | 11.8万/坪 (48.4坪) | - |
| 寄居駅 | 6.4万/坪 (45.4坪) | 10.7万/坪 (66.6坪) | 9.3万/坪 (35.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
男衾駅 25.9 万/坪(昨年同期比 +378.5 ％)
男衾駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.9万円/坪(7.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +378.5％( +20.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 154.3 坪 (昨年 55.6 坪から +177.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.8 分 → 2024年 30.0 分、+287.1 ％と大きく増加)
みずほ台駅 87.8 万/坪(昨年同期比 +152.1 ％)
みずほ台駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.8万円/坪(26.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +152.1％( +52.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 153.5 坪 (昨年 107.8 坪から +42.5 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 19.2 分 → 2024年 10.8 分、-44.2 ％と大きく減少)
小川町駅 0.0 万/坪(昨年同期比 -99.1 ％)
小川町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.03万円/坪(0.01万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -99.1％( -3.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 30.3 坪 (昨年 157.0 坪から -80.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 66.8 分 → 2024年 19.0 分、-71.6 ％と大きく減少)
坂戸駅 11.0 万/坪(昨年同期比 -68.5 ％)
坂戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -68.5％( -24.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(１年前(2023年)に比べて +233.3％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 195.1 坪 (昨年 63.0 坪から +209.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 18.0 分 → 2024年 43.4 分、+141.1 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示